社会は絶えず変化しているにもかかわらず、日本のジェンダー格差は、世界的にみていまだ大きい。本書はその原因である「男女」についての思いこみ、すなわち「ジェンダー・ステレオタイプ」について、社会心理学の様々な領域からアプローチする。それはどのようにつくられ、人々の心の中でどのように働くのか。ジェンダー・ステレオタイプの変容に向けて、私たちに何ができるのかを考える。
日経サイエンスとサイエンティフィック・アメリカンの掲載記事からSDGs(持続可能な開発目標)のテーマに関連した内容をピックアップ!研究者やジャーナリストが書いた英語を日本語と読み比べながら私たちを取り巻く課題を理解し、考えるヒントをつかみます。
かつて永遠の友情を誓った親友同士、そして今は最愛の恋人同士でもある悠宇と日葵。夢と恋、両方を追い求めた文化祭の初日は、二人の間に大きなわだかまりを残して幕を閉じた。その翌日。「運命共同体はーわたしがもらうね?」日葵へのそんな宣言とともに“you”へ復帰した凛音が、即席ながらも自身の経験を活かした的確なサポートでアクセ販売会を大成功に導く。そんな凛音と悠宇の“輝く瞳”を目の当たりにした日葵は、悠宇の一番の理解者であり続けるために“you”を抜けることを決め…。やがて訪れるクリスマス。期待に胸を膨らませる恋人二人を待つ未来とはー。
古代の人々は、年齢・性別・身分に応じて多様な生業に関わり生活を営んできた。幼いころから年老いるまで働き、精一杯生きたであろう姿を、いかにして再現できるか。ジェンダーの視点を意識し、歴史学、考古学、文学研究の成果を精緻に分析することで、これまで見えてこなかったいにしえ人の想いや生きざまを描き出す。
進化の環境と現代との「ずれ」を可視化する。社会は変わる。技術も変わる。暮らしも変わる。変わっていくのが常だとしても、ヒトという動物にとって基準となるような参照点はないのだろうか?私はあると思う。-自然人類学の視点から、国内と国外のさまざまな事象をやわらかく読み解く、驚きと納得の科学コラム集!
フェミニズムという病を徹底的に分析する。
明治期から現在までの図書館は女性にどのようなサービスや資料提供を行ったかをジェンダーの観点から文献により検証・考察した一冊。戦前に存在した婦人閲覧室や戦後に設立された男女共同参画センター・女性情報ライブラリーについて取り上げ、その存在意義を再確認できる。日本の図書館におけるジェンダー問題を可視化し、関連資料提供の際のヒントに。「索引」付き。