認知リハビリテーション研究会の機関誌的なものとしてムック形式の「認知リハビリテーション」を年1冊刊行していくことになりました。その第1号が本書「認知リハビリテーション2000」です。本書では、第9回認知リハビリテーション研究会の発表演題のプロシーディング、および第1回から第8回までの発表演題名と発表者の一覧を掲載しています。
整形医学に長年かかわる著者が、歳をとっても自立した生活を送るための方法や、スポーツの効果とケガのリスクをわかりやすく伝える。長寿者の人口増加がもたらす食糧・水不足問題、社会保障問題などへの影響にも触れ、広い見地から「不老長寿」にまつわる想いを語る。
女性・男性労働を取り巻く社会的環境や法律など、最新のデータを駆使してわかりやすく解説。
ちょっとがんばる医師のため総合診療を楽しむ雑誌【特集】
健診などの,いわゆる救急じゃないセッティングで,
自分の診断と自動解析の結果が異なるときの考え方や,
見落としがちな注目すべき心電図の異常所見など,
プライマリ・ケア医が気になるポイントをまとめました!
しらないと困る心電図の読み方を,
手軽にマスターしたい人にオススメの特集です.
【主な項目】
(特 集)
■総 論
心電図の正しい読み方とは?(杉山裕章)
紹介を迷う心電図─どんなときに紹介すべきか? しないでよいか?─(村上 学,他)
詳しい心電図:ホルター心電図─いつどんな人が必要になるのか?─(長谷部雄飛,他)
詳しい心電図:運動負荷心電図─いつどんな人が必要になるのか?─(加藤祐子)
詳しい心電図:携帯型心電図(ループレコーダー含む)─いつどんな人が必要になるのか?─(鈴木健也)
健康診断の心電図─そもそも必要なのか?─(香坂 俊)
健康診断の心電図─見逃してはいけないのは?─(築島直紀)
心電図の自動解析─どこまで信用すべきか?─(片岡直也,他)
学校心臓健診の心電図─注意すべき心電図と学校生活管理指導表の書き方は?─(住友直方)
■各論:この心電図をどうする?
心室肥大(関口幸夫)
心室内伝導障害(右脚ブロック,左脚ブロック,左脚分枝ブロック)(宮内靖史)
電解質異常:高 K 血症(臼田圭佑,他)
電解質異常:低 K 血症(臼田圭佑,他)
電解質異常:高 Ca 血症(原田将英,他)
電解質異常:低 Ca 血症(原田将英,他)
心房期外収縮(多発)(赤尾昌治)
心室期外収縮(阿部芳久)
WPW 症候群(林 英守)
Brugada 症候群(高木雅彦)
QT 延長・短縮症候群(石田明彦)
早期再分極症候群(福田浩二)
■忘れ得ぬ心電図
自然発生心室細動の12 誘導心電図(松本万夫)
ER で研修医が大慌てとなった頻拍発作(築島直紀)
スクリーニングの心電図検査により
二度の緊急入院をしいられた70 歳,女性(伊賀幹二)
「居眠り運転」で追突し,罰せられた67歳,男性(沢山俊民)
(連 載)
今月のお薬ランキング(36)
下部尿路機能障害治療薬(浜田康次)
映画で読み解く医療─シネメデュケーション(映画医療教育)─(3)
高齢者のケアを効果的に行うために知っておくこと(宇井千穂) ほか
男であれという強迫を斥け、セクシズム文明に最後の一撃を!
基礎知識を紹介し、学ぶよろこびと専門的知へ誘うジェンダー入門書決定版。さまざまな分野で先端的にジェンダー研究に取り組む執筆者陣が、身近なテーマから、言語、芸術、文化、制度・構造、グローバル社会にかかわる問題まで、わかりやすく解説する。
うつ治療はどこから来て、どこへ行くのか。世界的な流行をみせるうつ病ー増える患者、揺れる臨床現場のなかで日本のうつ病理解がもつ可能性を探る。
現代中国のジェンダー構造は、伝統中国や社会主義中国から如何に変化し、経済格差はどのように性別と関連し、消費社会はセクシャリティのあり方にどのような変化をもたらしたのか。また、近年の中国の民族主義は「慰安婦」問題をどのように捉えているのか。中国ジェンダー研究における第一線の研究者による最新成果。
共用試験、臨床実習、医師国家試験に対応。卒後の臨床研修や研究現場でも使える。300点超のフルカラー顕微鏡写真。携帯できる組織学!
臨床経験の豊富な各専門分野の著者陣が、わかりやすく解説。過去問題+予想問題で学び方と解き方がバッチリ!頻出問題をピックアップ。国試本番を想定した問題。基礎知識をていねいにおさらい。
わが国はすでに超高齢化社会へ突入しており、認知症者数のさらなる急増が見込まれています。今や、高齢化に伴う認知症問題は世界各国でも共有され、認知症に対するさまざまな取組みが国際的規模で精力的に進められています。今回の本特集では、「認知症予防と治療の進歩」というテーマで、新オレンジプラン、予防、早期診断、薬剤開発、および非薬物療法を取り上げ、これらについてご解説いだきました。
認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)
新美 芳樹
認知症予防対策の効果とこれからの方向性
朝田 隆
早期診断
古川 勝敏・他
抗認知症薬剤開発の現状と展望
西村 正樹
非薬物療法
田中 尚文
>>> 「今月のハイライト」は こちら(PDFファイル)
特集の各論文の概要をご紹介しています
●ひと
第53回日本リハビリテーション医学会学術集会会長になられた
京都府立医科大学副学長 久保俊一氏
三上 靖夫
●入門講座 二分脊椎ー就学・就労・二次障害まで
就学にまつわる問題点と対処
奈良間 美保
●実践講座 神経心理学的検査の実際
MMSE、HDS-R
中島 恵子
●研究と報告
運動器疾患のない高齢男性患者の歩幅と下肢筋力の関係
-歩幅の著しい短縮をもたらす下肢筋力水準
大森 圭貢・他
●短報
高齢者の転倒とその関連要因の相互関連性
-構造方程式モデリングによる検討
小林 薫・他
●集中講座 臨床研究倫理ことはじめ
申請編ー研究計画書(3)
神山 圭介
●集中講座 研究入門
研究に必要なものと研究プロセス
近藤 克則
●連載 身体障害者診断書Q&A
脳性麻痺の診断書(3歳未満例)
笛木 昇
●連載 リハビリテーション関連学会の紹介
日本高次脳機能障害学会
西尾 慶之
●Sweet Spot 文学に見るリハビリテーション
夏目漱石の『吾輩は猫である』-心身相関論の先駆者
高橋 正雄
●Sweet Spot 映画に見るリハビリテーション
「ラブ&マーシー 終わらないメロディ」-精神疾患と格闘した
ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンの半生を描く
二通 諭
◆第23回 『総合リハビリテーション』賞 発表
マンガをはじめとする現代日本の大衆文化のなかに、あるいは、内観系サークル運動や宗教的なポップ・カルチャー、そして、大衆消費社会のなかのナルシシズムのなかに、もうひとつの男性性の可能性を見い出す。