救助や救援の鍵を握っていた人物の内面では何が起きていたのか?語られざる空白部分を解き明かし、“震災とは何か”を問いなおす渾身のドキュメンタリー。
灼熱のアフリカのドラムが甦らせた江戸木遣り、姉に長唄をさらう母の声、寡黙な父の後ろ姿…。江戸東京の地下水脈のうちにたどる文化人類学者の自分史。
企業は生き物だ。人と同じように生まれ、成長し、発展し、成熟し、そしていつかは老衰する。その各局面において企業がとるべき戦略は異なる。自社や事業が成長過程のどのステージに位置するかを見極め、適切な戦略をとれるかどうかが、企業の明暗を分けるのだ。企業ライフサイクルに潜む7つの「断層」を切り口に、ビジネスパーソン必修の戦略理論とフレームワークを豊富なケースで解説。
2017年9月でデビュー10周年を迎える風男塾。
待望の初のオールタイムベストアルバムを発売。デビューシングル「男坂」〜最新シングル「証ーsoul mate-」までの
全シングル曲と、ボーナストラックを収録予定。これぞ風男塾完全盤!!
往年の名曲をスーパープライスで!
若くして離婚、パリに出たサンドは男の名前、男の恰好で作家としてデビューした。彼女の多彩な恋愛と交友関係を通して、その生涯を綴る。
アトランタに住む主婦メリットは、アルツハイマーの義母や仕事に没頭して家庭に無関心な夫、拒食症の娘の世話で疲れはてていた。夫との口論で張り詰めていた糸はついに切れ、家族の崩壊が始まる。家出した娘を追って、妹の住むカリフォルニアに来たメリットの前に広がる未知の世界ーきらびやかなハリウッドの虚飾、太古を思わせるサンタクルーズの森、夫とまったく違った次元での愛の交歓…。不安と歓喜の中で自分のための人生を模索するメリットの足元では、サンアンドレアス大断層が百年の眠りから目覚めようとしていた。アメリカ中の女性を熱く沸かせるベストセラー作家、待望の邦訳第2弾。
俄と附祭、若衆と陰間、稚児と女装、女形と理想の女性像、浮世絵に描かれた男性らしさ・女性らしさ…性の境界を自由に横断する「異性装」、その艶やかな世界を浮世絵に読み解く。
女たちはなぜ男装してきたのか?男装を選んだ女たちの生に、人類学、フェミニズム、レズビアニズムなどの多彩な光をあて、そこに顕現する〈女性性・男性性〉の社会的意味の変遷を捉える。
阪神・淡路大震災の原因となった「活断層」とはいったい何か、地震とどんな関係があるのか、またどのように危険なのか。正確にわかりやすく解説。
環境問題から経済、社会システムまで、混迷を極める世紀末日本。こんな時代だからこそ、慌てず、騒がず、自分自身と真正面から向かい合うべき時なのではないのか。この混迷を打ち砕き、新しい時代の根本的突破口を示す、高橋佳子の最新作。経済界、教育界をはじめ、各界にまたまた衝撃的な新しい価値観を巻き起こす。
西暦二〇〇〇年は、「アメリカ・ルネサンス」を代表する作家の一人、ナサニエル・ホーソーンの『緋文字』一五〇周年に当たり、この名作が読みつがれてきたわが国でも、それを記念する様々な企画が試みられている。わが国のホーソーン研究者たちを擁する日本ナサニエル・ホーソーン協会でも、その全国大会で『緋文字』を読み直すシンポジウムが開かれ、また、その会員たちの総力を結集した記念論文集の出版にむけて、刊行委員会が設立され、『緋文字』を多角的に論ずる論文の投稿を会員たちに呼びかけ、この記念すべき年までにわが国における『緋文字』研究の到達し得たレベルを内外に示すことにした。そのようにして寄稿された論文は、刊行委員会の委員たちの間で慎重に査読され、その査読をふまえた討議を重ねて、選びぬかれた九篇の論文を集めたものが本書、記念論文集である。