前作からの延長線上にあるといっていい作品。闇と光、純粋なものと邪悪なもの、暖かさとクールさ、透明感と深み、表裏一体になった事象を巧みにすくい上げ、毅然とした音で表現する。心地よさと共に怖さも感じさせるあたり、タダ者ではない。
大山百合香の1stアルバム。アイランド・フレイヴァーが満載のエヴァーグリーンな1枚で、彼女ならではの歌がストレートに表現されている。古内東子、五島良子ほか、作家陣も豪華だ。
2000年に沖縄の高校同級生で結成されたトリオの2作目。NHKのキャンペーン・ソングなどに起用されそうな適度に優しげなミドル・テンポのナンバーよりも沖縄っぽさ、レゲエ調などを取り入れたナンバーの方が個性的で長く聴けるような印象。素直に成長していってほしい。