両腕をベッドの支柱に縛りつけられ、風変わりなブローチをつけて殺された若者。ブローチが服喪用装身具だと気づいた刑事は、大学で教鞭をとるスウィーニーに助力を求めた。だが、死亡した若者が彼女のゼミの生徒で、名門パトナム家の一員であることが判明。スウィーニーは、被害者の兄に心惹かれつつ調査をはじめる。死と象徴に彩られた、芸術史家スウィーニー・シリーズ第二弾。
GDPが増えても幸せは増えない日本ー。ミクロ・データ分析により、日本人の幸せの姿を描き出す。
ある日アンバーのもとに、思いがけず元夫から電話がかかってきた。元夫のバロンは銀幕の世界で活躍する人気俳優で、二人は数年前、彼がアンバーの住む町に撮影に来たことで出会った。バロンがハリウッドの世界によくいがちな、女好きのプレイボーイだと気づいたのは、結婚後のことだ。離婚してからはいっさい連絡を取り合わず、アンバーは若さゆえに情熱に走ったことを悔やんで生きてきた。もう彼とはかかわりたくない…いいえ、かかわるわけにはいかない。その一心で電話を切ろうとするアンバーに、バロンは冷ややかに言った。「なぜ君がぼくを避けるか、理由はわかっている」離婚後に妊娠がわかり、一人でこっそり子供を産んだアンバー。ワイルドなヒーローとの情熱的な恋。
突如、柳生ノ庄を襲った謎の集団。彼らの目的は、始祖・石舟斎の遺骸を奪い、新陰流断絶のための妖術を完成させることだった!謹慎中の十兵衛は自らの剣を恃みに朝鮮妖術に挑むが、いつしか将軍家をも揺るがす陰謀に巻き込まれ…。波瀾万丈の伝奇時代小説。