おしいれのすみっこから、さくらいろのけいとだまがころりとでてきたよ。ベレーぼうをあもうと、チイばあちゃんはかぎばりをさがしはじめますが…。4〜5歳から。
-「私は何人にも云わぬ。胸ひとつにおさめて黙る。しかしこのことは百年ののちに明らかにされていいことだ」-湯浅芳子がこう書き遺した百合子との友愛の真実とは何か。戦後史の正史のなかで抹殺された二人の女の新しい愛の試みと挫折の全過程がよみがえる。
東京都の公立中学と高校で社会科教師を三十余年。教えと学びの道を生徒とともに歩んだ元教師が、隣国への愛と敬いを支えに挑んだ三〇〇〇年の歴史。たくさんの物語と人物に当てたその光の向こうに朝鮮の美しく豊かな文化が、人びとの誠実と剛毅が、そして、この日本の明暗が見えてくる。きっと。
アメリカ的なスクール・ライブラリアンシップの考え方を日本に導入し、司書教諭のリカレント教育に生かそうという本。その際に、インターネット導入に向けての学校図書館司書教諭の役割に焦点を絞り、司書教諭がもつべき専門的知識と技術がどのような範囲のものであるかを明らかにする。情報リテラシーの概念からはじまって、情報ネットワークの概念、インターネットの導入における学校図書館の位置づけおよび管理方法、情報源の評価、情報検索の技術と検索結果の評価、インターネット利用における著作権の問題など多岐にわたる内容を記述。
フランスの美しい田舎町での、ある穏やかな夏休みの一日。祖母と愛犬アルフレッドに祝福され、10歳の誕生日を迎えたアーサーは、屋根裏部屋で4年前に姿を消してしまった祖父が残した不思議なメッセージを見つけ出す。そこには、ミニモイという、体長2ミリほどの小さな種族の棲む地下世界への行きかたが記されていた。祖父の後を追い、宝物が眠るというその国へ、アーサーの冒険の旅が始まる。
もしも、自分がわからなくなったら、もしも、人生がいやになったら、この本を開いてみてください。心がスーッと軽くなって、きっと、自分を好きになれるから。愛のメッセージブック。
本書は、金香百合さんの「自尊感情栄養理論」「暴力理論」「経済至上主義複合汚染理論」について詳しく学びたい方、ファシリテーターとして参加者の力を引き出す学びの場をどう組み立てるかについて考えている方、社会教育施設や女性センター、職場や地域の研修などで日夜、ジェンダーについての学びの方法、学びの場の作り方、学びを活性化させる手法を試行錯誤されている方がたに手にとっていただければ、と考えている。
「ドイツの対ソ開戦必至」「対米開戦反対」「ヤルタ密約」-冷静的確な情報はなぜ中央からことごとく無視されたのか。第二次大戦下のスウェーデンに展開された一陸軍武官によるたぐいまれな情報活動とそれを支えた妻の奮闘を描いた名作。阿川弘之氏エッセイ「バルト海再び」を収録。
子どものピアノ小品集「海の日記帳」は、ききての心を、あたたかく豊かにしてくれる。作曲家、三善晃が、自然の法則や命の大きな循環をみつめるとともに、海からの恵みへの感謝を音で描いた小品の数々を、北川暁子がこまやかな愛情をそそぎながら描出。
原田甲斐が藩の分割を狙う伊達兵部と、それを口実に伊達藩の取り潰しを図る幕府の陰謀を、兵部の与党になったとみせて敵の内部からそれを防ごうとするが…。幕府・藩内に渦巻く人々の情念を描く。
『私が棄てた女』の名匠・浦山桐郎監督のデビュー作であり、ヒロインの吉永小百合が18歳という若さで史上最年少のブルーリボン賞主演女優賞に輝いた名作。
『NHK新ラジオ歌謡』に21世紀初のアーティストに選ばれるなど、癒しブームに乗り再び脚光を浴びるデュオのベスト・コレクション。往年のヒット曲から話題の「よこはま詩集」まで。
キリスト教式の結婚式で必ず歌う「いつくしみふかき」や、教会の日曜学校などでおなじみの賛美歌を集めたアルバム。深い味わいが感じられるメロディをオーケストラが荘重に奏でる。