ドイツの行進曲というと「双頭の鷲の下に」と「錨を上げて」、それと「旧友」だけだと思ったら大間違い。なんと、この史上空前の「ドイツ行進曲大全集」には、のべ800曲のドイツ・マーチが収録されている。ドイツを代表するレコード会社テレフンケン社(戦前はテルデック社)が戦前戦後50年間に録音したドイツ・マーチの集大成だ。CD40枚に及ぶこの大全集はCD-1からCD-5までが戦前、戦中のモノーラル(SP)録音だがCD-6からはステレオ録音だ。16世紀以降のファンファーレや歴史的な行進曲も収められており、これは、単なる行進曲のコレクションという以上に、半世紀にわたるドイツ音楽文化史の資料としても大きな価値をもつものだ。
若手演歌の実力派、島津亜矢の「日本のうた」カヴァー・アルバム。藤山一郎「影を慕いて」や美空ひばり「川の流れのように」、北島三郎「北の漁場」などの名曲を貫禄たっぷりに歌い上げる。
若手男性演歌の期待株、山内惠介の初めてのベスト・アルバムは、オリジナル曲に昭和の名曲も加えた全16曲。若い甘さを感じさせる声は、正統派の演歌系歌謡曲にピッタリと言える。そのぶんだけ(15)では哀愁の色が若さに負けてしまった感があって、惜しい。
関学、同志社、早稲田、慶應の4大学の男声合唱団(東西四大学合唱連盟というらしい)によるアルバム。編曲自体に「?」と感じる曲がないではないが、演奏水準はたいへん高く、グリークラブの歴史の重みすら感じる。録音は1976年のもの。
東宝特撮の印象が強い伊福部作品だが、大映にも大量の音楽を提供していた。『座頭市』シリーズのリリカルなギター・アレンジは意外に聞こえるが、『眠狂四郎』の不安感そそるピアノとオーケストラのコンビはまさに伊福部節。ブックレット資料も充実している豪華盤。
愛するセレニアに会うために、地下の国ミニモイに戻ったものの、小さな体のまま閉じ込められてしまったアーサー。一方、闇の帝王マルタザールは、まんまと地上に這い出し、念願の大きな体を手に入れた。恐るべき容貌をあらわにし、いよいよ世界征服を開始する!崩壊の危機が訪れた人間界に、アーサーは戻ってくることができるのかー?興奮のクライマックスを迎える第四弾。
ヒロシマ、ナガサキの原爆詩の朗読に続く吉永小百合の沖縄編で、野坂昭如作「ウミガメと少年」を朗読。音楽は大島保克(三線、歌)。悲惨な沖縄戦を少年・哲夫の目から見ている。浜辺でウミガメの卵をすする少年。ウミガメはまた浜辺に産卵にやって来る。
正統派百合アニメの話題作『ストロベリー・パニック』のサントラ盤。『遥かなる時空の中で〜八葉抄』などを手がけた平野義久が音楽を担当している。ボーナス・トラックとして、静馬のモノローグにのせた愛のささやきメッセージも聴ける。
アニメ『愛を歌うより俺に溺れろ!』のドラマCD。書き下ろし物語&ドラマCDオリジナル・ストーリーに加えて、原作者である新條まゆが声優として登場するおまけストーリーも収録する。
脳科学と心理学や教育との関連を紹介し、解釈の危険性や研究の妥当性を測る基準を提供しようとするのがこの本の主旨である。
コナミの人気恋愛シミュレーション・ゲームを原作とするTVアニメのキャラクター・シングル・シリーズ。本編に登場のヒロインによるキャラクター・ソング2曲と、書き下ろしミニ・ドラマを収録する。
本書は京都府立総合資料館が所蔵する東寺百合文書を翻刻出版するものである。ほかに、東京大学史料編纂所架蔵の影写本に納められている文書をも補遺として収録する。
ベルギーでは賛美歌となった「荒城の月」、ゴスペルの父ドーシーが作詞・作曲した「プレシァス・ロード」、ドーシーの師ディンドレイの「ナッシング・ビトウィーン」、世界的大ヒット曲の「オー・ハッピー・デイ!」はイギリスの牧師ドッドリッジの作、イ・ミンソプ作の韓国生まれのゴスペル「きみは愛されるために生まれた」、など…。心の糧となる楽曲の成り立ちと数々の逸話を満載。