国家の役割や主権が議論されるとき、必ずといっていいほど取り上げられる政治学の名著『リヴァイアサン』。しかし、日本では「万人の万人に対する闘争」の部分のみが広く有名になり、ステレオタイプ化されている。専門家によって近年飛躍的に解明されてきた作品後半の宗教論・教会論と政治哲学の関係をふまえて全体の要点を読み直し、従来の作品像を刷新。近代政治を学び平和と秩序を捉え直す、解説書の決定版!
武田百合子が夫・泰淳と過ごした富士山麓での十三年間。友人や編集者と交流し、愛犬の死に悲しみ、四季の移ろいを澄明な目で見つめる。日々の生活の美しさと陰を克明に描いた『富士日記』のほか、ユーモラスな交遊録や、娘と過ごした晩年期など、天衣無縫ながらも丹念に綴られた名文を川上弘美が厳選した一冊。
維新の激動に飲み込まれた江戸。諸大名の一斉帰国で人口は一挙に激減し、百万都市は瞬く間に衰退した。横行する浮浪士のテロ、荒廃する屋敷地、流動化する身分。江戸の秩序が解体してゆく東京で、人びとは時代の変化に食らいつき、生き延びる道を求めて必死にもがきつづけた。歴史に名を残さぬ人びとの明治維新史。
猟区管理官ジョー・ピケットの義父が風力発電の事業に乗り出した途端、何者かによって殺害されタービンに吊るされた。逮捕されたのは折り合いの悪い義母のミッシー。妻に懇願されてジョーが真犯人を探っていると、鷹匠の盟友ネイトの隠れ家がロケット弾で爆破される。全米ベストセラー作家の冒険サスペンス!
エネルギー・環境問題についての教育は、人々の行動にどう影響するのか?環境行動を促す効果的な教育・政策を社会心理学的アプローチにより探究した貴重な成果。
パパは決心しました。一家で島にうつりすもうと。地図の上でみると、はえのふんにしかみえないけれど、そこは、パパにとっては一大王国だったのです。
アメリカ的なスクール・ライブラリアンシップの考え方を日本に導入し、司書教諭のリカレント教育に生かそうという本。その際に、インターネット導入に向けての学校図書館司書教諭の役割に焦点を絞り、司書教諭がもつべき専門的知識と技術がどのような範囲のものであるかを明らかにする。情報リテラシーの概念からはじまって、情報ネットワークの概念、インターネットの導入における学校図書館の位置づけおよび管理方法、情報源の評価、情報検索の技術と検索結果の評価、インターネット利用における著作権の問題など多岐にわたる内容を記述。
猟区管理官ジョー・ピケットの危機をこれまで何度も救った盟友、ネイト。鷹匠になる前の隠された経歴が原因で、不都合な過去を隠蔽する謎の組織が次々と刺客を送ってきた。ジョーの家族にも危険が及び、二人は見えない敵に立ち向かう。ワイオミングの大自然で展開するスリリングな冒険サスペンスの最新作!
お昼休みの30分で一生困らない資産はつくれる!年収300万円から給料の10倍稼ぐ不動産投資術。「縁もゆかりもない場所に、物件を買って収益を上げる」その方法を紹介します。
明るく、楽しく、ゆかいなむかしばなしを、いきいきとした文と親しみやすい絵でおくります。
本書では、パート1ではあまり触れていない覚せい剤の恐さ、また、覚せい剤を使用することによって人間がどのように変わり、どのような行動をとるかなど、著者自身の体験を一つの例として、いかに覚せい剤が人間に害をなす恐しい薬物であるかを執筆。
近代国家の内側で機能する法は、宗教との関係を、どう取り結んできたのか。国家と宗教の関係、その地域秩序への統合は如何なるものであるべきか。歴史をひもとき、喫緊の課題に迫る。
ムーミンパパは、一家のあるじとしてのプライドと責任から、海をわたり、小さな島であたらしい生活をはじめることを思いたちます。灯台もりのいない灯台に、岩だらけの島。慣れない土地での生活は、思っていた以上にきびしくて、ムーミンパパは大奮闘!いっぽう、ムーミントロールは、モランやうみうまと出会い、友だちになろうとするけど…?森絵都先生の巻末エッセイ付き。小学中級から。