ラウド・ロック、ハードコア、ヘヴィ・メタルなどの最もコアな部分だけで出来ているような(1)や、ブルーハーツの別ものなカヴァー(4)など、コンパクトなフォーマットに質量ともにかなり濃い一枚。そして、ブラックなユーモア・センスと悪ノリの奥には辛辣なメッセージが。
デンオンのカタログにはふたつの“ピアノ作品全集”がある。ひとつは指のトラブル克服後のベロフ盤、それに先立つ80年代に録音されたのがルヴィエ盤だ。どちらもフランスの“エスプリ”ではひけをとらないが、見事なほどに異なった演奏を聴かせてくれる。作曲家が“ピアノと自分の対話”との言葉を添えた「映像」が象徴するような、ピアニストのインティメイトな会話の数々を堪能する、そうした流れにルヴィエのアプローチはきわめて自然に溶け込んでいく。初出時1枚分の出費ですべてが揃う。これはお買い得。
アニメ・ジャンル発の廉価シリーズ“ANIMEX1200”。懐かしのアニメや特撮ソングが、完全デジタルマスタリングの高音質で甦る。初回リリース時のジャケットデザインも嬉しい。
3社合同企画によるベスト・ヒット集の第2期。「チャンピオン」「冬の稲妻」「君のひとみは〜」ほか、どれを聴いても名曲ばかりのアリス・ナンバーを2枚組で。デジタル・リマスタリング盤。
1981年、満を持してのデビュー作。本作に収録された(3)「崩れ落ちる前に」(6)「ツー・パンクス」の2曲は、メンタイ・ビートと、ある意味ではGSにも通じる下世話さを持った森山達也のメロディーで、その後のモッズの定番となった。
中国拳法で一世を風靡したこの作品の、シリーズを通して初のオリジナル・ソング集。テレビと劇場版からオープニング・テーマ&挿入歌を網羅しただけあって、初代のクリスタルキングから、TOM★CATなど豪華顔合せのCDが実現した。
日本のハードロック・シーンの黎明期に、このバンドが果たした役割は大きかった。カルメン・マキの圧倒的なヴォーカル・パワーと迫力あるサウンドは、日本でもこれだけのロックができるのだ、という自信らしきものを持たせてくれた。今こそ、聴くべき1枚!
スピルバーグが監督し、巨匠ジョン・ウィリアムスの音楽も素晴らしい社会派映画のサントラの低価格再発盤。シリアスな内容ながら日本でも大ヒットとなった93年作品。アカデミー作曲賞も受賞。
微妙なバランスで異邦人を装いつつ、東京レディのしたたかさを垣間見せたりするユーミンなのです。越路吹雪ラインで安定するかと見えた一時期を過ぎ、映像的なリアリティ以降に逆流パワーで作ったのが“関係のスタイル”で見せる虚実の世界です。
本当に聴きたい曲に的を絞って制作された、全シングルAB面コンプリート・コレクション・シリーズ。日本のブルース、ロック・シーンに燦然と輝くレイニーウッドの魅力が凝縮された感涙のベスト。
榊原広子さんの歌声は、いつ聴いてもきれいです。童謡集持ってますけど素直で好きです。(4)は名曲ですよね。でも、あの透き通った声には幸せな歌がよく似合うと思うので、ドラマ「山下清放浪記」でおなじみの(1)、が、一番いいですね。やっぱり。
87年にリリースされたBUCK-TICKのメジャー・デビュー・アルバムが、デジタル・リマスターで再登場。当時流行っていたビート・バンド的な音作りだが、その中にもキラリと光るセンスの片鱗がうかがえる。
日本テレビで放映していたドラマの主題歌のなかからバップ音源のみをセレクトし、年代順に並べたコンピレーション。海援隊のヒット曲(1)は、ドラマ『続・思えば遠くへ来たもんだ』に主演した古谷一行がカヴァー。(7)(8)(9)を歌ったJACの高木淳也は今何処?
[1]は81年のファースト・アルバムを不動のメンバーにより2006年に録音したもので、(11)はLP初回分封入のソノシートの曲。不変のロマンティシズムに年食ってパワー増したエナジー注ぎ込んで聴きごたえ十二分だ。[2]は82年6月の豪雨の日比谷野音ライヴ。
ゼロから始める英会話の本です。例文にはカタカナ発音をつけました。英会話をマスターするいちばんの近道は、英文法をただ知っているだけでなく、しっかり使いこなせるようになるまで例文を音読する、という方法です。本書には、著者の厳選した例文が効果的・効率的に配列されています。
右手の故障から立ち直って、デンオン・レーベルに新たにドビュッシーのピアノ曲集を再録音したときのもの。ドビュッシーの本質を穿った名演として、完全復活を印象付けた一枚だ。