スル・ポンティチェッロが用いられた序曲ですでに期待度は大。各所にちりばめられたアジリタやフィオリトゥーラ(早口や装飾的な歌唱)の巧みさや、ハイ・トーン、声色などに興奮しているうちに一気に聴き通してしまう。第1幕最後の合唱や、有名な最後のアリアもとにかく最高。★
EMIに残されたマリア・カラスの激唱が最新リマスタリング技術で蘇るオペラ全曲シリーズ。まさにカラスの十八番。歌姫「トスカ」ほど、カラスにふさわしい役柄はないだろう。
SNSやYouTubeから火がついたスウェーデン出身のダンス・クリエイターのデビュー・アルバム。すでに英国ではシングルが何週もナンバー・ワンになる大出世を果たしたわけだが、日本では“空耳”な部分で注目されている。怒涛のテクノ・サウンドからあふれ出る空耳には驚き。
まだ30歳になったばかりのキアーラの声が瑞々しい。まさに旬の歌唱である。キングやプライ、そして指揮のパタネなど錚々たる演奏陣は今ではうらやむべき。キアーラの蝶々夫人は強靭だが温か味がありすこぶる魅惑的。オケもツボを心得た絶妙な表現で迫る。
2007年から本格的に活動をスタートさせた、スティールパンを自在に操る9人組音楽ユニットのアルバム。オリジナル曲やライヴで人気のカヴァー曲など、カリブの陽気なサウンドに癒しを加えた世界を届けてくれる。
「11th anniversary 2005」ツアーのファイナル、下北沢SHELTERでのライヴを収録。ドキュメント映像やライヴ・フォトなども盛り沢山で、ラヴィアンローズの魅力があますところなく詰め込まれている。