あの料理教室の生徒たちは、それをいうならまさに「家庭料理をこじらせて」る人ばかりで、実はほんとにまったく料理したことない人ばかりではない。 そんで、家庭料理は女の仕事とされてきた歴史があるので、女のほうがそういう人が多くなるのは現実。 でもこの本は、技術と知識の習得で選択の幅が広がれば生活は変わるか、という視点があって、それは性別に関係ないことなのよね。 だから、「女性」を過剰に打ち出すような演出は、この本にはそぐわないように思う。