【ダ~料理教室】
すごくおもしろかったんだけど、久々に翻訳本特有のダメさを思い知らされる本でもあった。
原題はThe Kitchen Counter Cooking School: How a Few Simple Lessons Transformed Nine Culinary Novices into Fearless Home Cooks
ほらどこにも「ダメ」も「女」も「人生」も「奇跡」も入ってない。
おそらく本文も翻訳者か編集かあるいはその両方のバイアスあると思う。ていうか、ゴシック強調は原書でもされてるんだろうか。
読むならば、
目次をまず見て、プロローグ~chapter3、キッチン初訪問全部拾い読み(バラバラにされてるけどたぶんこれまとめて一ブロックだと思う)、chapter4~レシピ
のほうが読みやすいと思う。ていうか、こういう構成だったんじゃないかと思う。
そして、キッチン初訪問のところで各メンバーにつけられてるキャッチフレーズみたいなのと小タイトルは無視推奨(腹立つから)。
本文読めばわかるけど、メンバーが女ばっかりになっちゃったのは、一人いた男が辞退しちゃったせいで、結果そうなっただけだから! 家庭で料理する男も料理しない男も出てくるから。当たり前に。
ほんとにそういう点が気の毒な本です。わたしはこの本けっこうおもしろかったし、けっこう好きでした。