〇まず、はじめに勤務時間に縛られて即返信できないことについては何卒お察しの上、ご容赦ください。
〇「よほど単純化されている事柄でもない限り完全な理解は無理ではないか」
という指摘はおっしゃるとおりであると思います。
よく愚者は経験から学ぶといいますが、はてなハイクで得た経験から私は文章に関しては何割かは出発しています。おそらく書いたご本人の中では意味が通じてるのかもしれないけどなにを書いてるのかこちらが理解できなかった文章を呈示されたりとか、疑義を呈されたものに対応してるうちに「どうでもいいじゃないですか」的な返信を受けたりとかがあって、同じ日本語を使ってても他人の言葉がわからずどうしたらいいのか頭を抱えてしまって、文章による意思疎通に恐怖をいくらか覚えはじめ、文章が意思疎通のツールとして成り立つにはなにが必要なのだろうと、わりと考えさせられたことが過去にあります。以降、ずっと手探りです。なんべんか書いてますが、書く方と読むほうが同じレベルでないとちんぷんかんぷんになりますし、自分勝手な言葉を連ねたら他人は理解できないし、(ここらへん繰り返しになるのですが)相手にどう伝わるかということを考えないとおそらくこちらの書くことも理解してもらえないであろう、というところにたどり着いています。が、もちろん十全な人間ではありませんから、常に誰もが理解できる文章をかけて意思疎通ができているとは思っていません。
で、
「意思の疎通が成り立ってない・意思の疎通が成し遂げられない人のほうが多いのではないか」
ということについて、そうであろうなあと思うと同時に、おそらく私もそちらの人々に属すると思われます。が、しかしながらそれを放置したら、私が恐怖に思った人々と同じで意思疎通しようとしてる相手に対して恐怖を与えかねないわけで、同類になりたくないという一心で、なるべく意思疎通ができるようにというか他人に伝わるように書かなければ、とあがいています。
〇ちょっとだけむかし話におつきあいください。私がハイクに来た頃にガチホモカップルに(笑)という趣旨のマークを書いてらっしゃる方が記憶に間違えなければいて、ああLGBTというのはここでは笑いのネタみたいなものなのかな、と思ってて、ずっと空気を読んでセクシャリティに関しては一切書かずに黙ってた時期があります(私は同性と接触のあるバイセクシャルです)。しかし属性が笑われるものでありそれが繰り返し繰り返しだと定着するかもしれぬというのは、言葉を借りれば「社会的動物としては看過できない恐怖」で、もちろんそれだけが理由ではないのですが、ご指摘の
「なるべく現存している自己は現存しているように振る舞いたい」
という意識もあって、途中から(笑)がつかないようなLGBTもいるという点からもセクシャリティに関しては書くようになりました。「なるべく現存している自己は現存しているように振る舞いたい」という欲求はもしかしたら普遍的なものではないかな、とも個人的には思います。
〇それらのほか、推察なされてる点、指摘されてる点については、異論はさしてありません。
〇異論があるとすればご指摘の「こういう事柄(≒AmnesiaMiuraさんとの対話の議題になってるような意思疎通に関する事柄)」に関して私は思考から来てるのではなく経験と恐怖から出発してます。経験と恐怖から来てるので教養はあんまり関係ないです。
〇返信になってるかいまいち自信がないのですが、取り急ぎ、幾つかの示唆を含めての返信に御礼申し上げます。
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