JR北海道室蘭本線北吉原駅
北海道で初の橋上駅舎でしたが、築半世紀を超えて老朽化が激しく、建て替えのために9月から解体工事が始まる\( 'ω')/ウオアアア! ということで最期の勇姿を撮影してきました。
北吉原駅は、国道36号線に面し、日本製紙北海道工場白老事業所を背後にしています。国道沿い苫小牧側からの遠景、後方に製紙工場が確認できます。
国道沿い、室蘭側から撮ります。最小限の設備だけの駅なので、跨線橋の上に駅舎を載せた形態がよく判るでしょう。工場を守る番犬のようにも見え、四本足の戦闘メカのようでもあります。独特の愛嬌ある駅舎です。
正面から敷地に入っていきます。右手前に別棟でカワヤがあります。
正面から駅舎に臨みます。有人駅だった頃には、右側の階段を上って駅舎に入り、改札を通って、左側の階段を下りてホームに入ったのでしょう。現在は左側の階段は閉鎖されていて、ホームには駅舎を通らずに出入りできるのです。駅舎は要らないとも言える状況です。
注意書きは味が出すぎて溶けそうですが、文字はまだ明確です。きっと腕の良い看板屋が手がけたのでしょう。
駅舎内は天井の表面が剥がれてきていたり、窓のヒビがガムテープで補修されていたりと、なかなか散々な状態です。
案内板やゴミ箱はもはや出がらしと言っても過言ではないでしょう。廃墟と言っても信じられるかもしれませんが、まだ現役の駅舎であることを申し添えておきます。
かつては窓口だった所と見えますが、現在は無人駅なので塞がれています。監視カメラだけが目を光らせているのです。
運賃表によると、東室蘭から苫小牧までのほぼ中間に在ることが分かります。国道に面していることもあり、立地は悪くないのです。
現在の時刻表をご覧ください。列車を待つより一駅か二駅か三駅くらい歩いた方が早いこともあるのです。ただし疲れます。
裏手。前後対称の形状です。こちらの駅前には気持ちの良い芝生が広がっています。
ホームに入ってみましょう。苫小牧方面。
室蘭方面。向かいにはクリッパー(北海道の超一流回転寿司)が見えます。
穴越しに眺める製紙工場敷地。