時々磯野カツオのせいでひどい目に遭うという夢を見るのです。
ああいう「ちゃっかり」でかわいがられる人の「ちゃっかり」が「ちゃっかり」と解釈されるのはせいぜい中2くらいまでで、その後は「図々しい」と言われるようになってしまう。でも「図々しい」は言葉としてきついので、「お前図々しいな、自重しろよ」なんて誰も注意してくれないのです。
といわけで幼少期、「ちゃっかりしてんな〜」とかわいがられて得をした磯野カツオのような人は自分で生存戦略をちょこまか変えていかない限りは最終的に「なんかやなやつ」とまわりから遠ざけられることになってしまう。しかし元々は「ちゃっかりしてんな〜」とかわいがったおっさんおばさんの責任である。カツオの場合はたらちゃんのお父さんが人生の要所要所で奴の面倒をみなければならない。そして必ずや、貴様が甘やかすからいけないのだぞと言われるだろう。
おわり
雨子のことを語る