it-tells「本」の総合コミュニティ【歴史・地理】への 2016/04/23 22:03 の投稿より再掲。
「蔵書から”日本古代史入門キット”として五冊勧めるとしたら?」というの
をこのところ考えていたのですが、なかなか選べないので、むしろ三冊だ
けに絞ってみました。
・伊勢田哲治『疑似科学と科学の哲学』
歴史に直接関係ないようですが、残念ながら古代史は非常にアヤしいギ
ョーカイでもあるので、変なものに引っかからないためにこういう考え方
が役に立ちます。
・宮崎市定『アジア史概説』
古代から近代に至るアジア史の概説書です。日本の古代史はつかみにく
い所が多いので、前後の時代も含めてまずは「外堀から埋めていこう」と
いう意味でこういった本をお勧めします。
・吉田孝『日本の誕生』
日本古代史の概説書です。詳細にはわたりませんが、大まかな見通しを
つけ、主な問題点を把握するのに手頃な本です。