本がたくさんあって、何を読んだらいいのか分からない……。
子どもたちのそんな声に応えて、学校図書館で働く「本のコンシェルジュ」司書と司書教諭が自信をもっておすすめする選りすぐりの本250冊を紹介!「日本十進分類法」の"0"「総記」から"9"「文学」まで分類順に掲載。「面白い」「感動する」「ためになる」1冊がきっと見つかります。『学校図書館の司書が選ぶ小中高生におすすめの本300』(2017)『もっとある! 学校図書館の司書が選ぶ小中高生におすすめの本220』(2020)につづく好評第3弾!
★近年刊行された本から選書しています。
★類書では少ない0〜8類の本を多数掲載しています。
★掲載するすべての本に一目でわかる「キャッチコピー」がついています。
また、読みどころも解説しています。
★掲載するすべての本の表紙を掲載しています。
●目次●
はじめに
このブックガイドの使い方
“0”で始まる本 総記 ( 14冊)
“1”で始まる本 哲学 ( 14冊)
“2”で始まる本 歴史 ( 16冊)
“3”で始まる本 社会科学 ( 46冊)
“4”で始まる本 自然科学 ( 38冊)
“5”で始まる本 技術・工学 ( 18冊)
“6”で始まる本 産業 ( 16冊)
“7”で始まる本 芸術・美術 ( 22冊)
“8”で始まる本 言語 ( 18冊)
“9”で始まる本 文学 ( 48冊)
書名索引
はじめに
このブックガイドの使い方
“0”で始まる本 総記 ( 14冊)
“1”で始まる本 哲学 ( 14冊)
“2”で始まる本 歴史 ( 16冊)
“3”で始まる本 社会科学 ( 46冊)
“4”で始まる本 自然科学 ( 38冊)
“5”で始まる本 技術・工学 ( 18冊)
“6”で始まる本 産業 ( 16冊)
“7”で始まる本 芸術・美術 ( 22冊)
“8”で始まる本 言語 ( 18冊)
“9”で始まる本 文学 ( 48冊)
書名索引
「東京・学校図書館スタンプラリー」に参加しよう!
本を愛する者たちが一堂に会する”福書典祭”。この祭りで一冊の書を仕上げ、出品すること。それは見習い司書にとっての恒例行事であり、集大成でもある。それぞれが秘めた才能を発揮し、ついに福書典祭が開催される! 累計160万部突破のビブリオファンタジー、第10巻!
東京子ども図書館では、これまで、その時々の必要に応じて、さまざまなブックリストを刊行してきました。一番古い、『私たちの選んだ子どもの本』は、刊行時点で入手可能な本の中から、絵本や物語を中心に幼児から中学生までを対象にした本を収載し、版を重ねつつ、保護者をはじめ、幅広い方々に、ご活用いただいて参りました。
その後、刊行した、『新・この一冊から』『よみきかせのきほん』などは、子どもと本をつなぐ仕事や活動についたばかりの初心者の方に向けたもの、『絵本の庭へ』『物語の森へ』『知識の海へ』は、図書館員等の方々を対象に、本の入手の可・不可に関わらず、図書館に備えてほしい基本蔵書を示すものでした。
このたび刊行するリストは、ご家庭での本選びに役立つようにということが主眼で、赤ちゃんから小学校卒業まで、成長に沿って出会ってほしいお薦めの本を、6段の“本棚”に並べるイメージで、ご紹介することにしました。
【リストの特徴】
・子どもたちとたくさんの本を読んできた図書館スタッフが、経験をもとに選びました。
・絵本、物語、詩、昔話、ノンフィクションなど、2026年3月時点で購入できるものから、約320冊をピックアップ。
・6段の“本棚”の上に進むにつれて、対象年齢が段々上がるイメージです。あくまで目安ですが、1段目0〜2歳、2段目2〜4歳、3段目4〜6歳、4段目小学1・2年生、5段目小学3・4年生、6段目小学5・6年生。
・各段の本の配列は、タイトル順で、書誌事項とともに、表紙のカラー写真も掲載。ゆったり見やすい紙面づくりを心がけました。
・紹介文は、親しみやすく、語りかけるような柔らかい文章を心がけました。また1冊1冊の紹介文の冒頭に、その本にぴったりのキャッチコピーがついているのも特徴です。
・随所にコラムも配しています。「はじめのいっぽは、わらべうた」「絵本からやさしい読み物へ」「“シリーズ”の魅力、ロングセラーの底力」「お気に入りは、何度だって読みたい!」「子どもは昔話が好き」等、保護者の皆さんのお悩みにこたえられるように工夫しました。
・大きさはB6判(18.2cm×12.8cm)。松岡享子名誉理事長が生み出したキャラクター「うれしいさん」と「かなしいさん」が、リストの各所に登場し、ナビゲーター役を務めます。
・新しい試みとして、それぞれの本にQRコードをつけ、各出版社のホームページを参照できるようにしましたので、気に入った本は気軽に購入しやすくなっています。
どうぞ、お子さんやお孫さんのために、お求めください。プレゼントにもどうぞ!
このリストを手に取ってくださった方へ/このリストの使いかた/0〜2さい/2〜4さい/4〜6さい/小学1・2年/小学3・4年/小学5・6年/索引の見かた/書名索引/人名索引
「どの図書館もそれぞれの存在意義を持ち、人類社会で図書館が果たす役割と重要性をよく表しています。」
ナンシー・パール(司書・作家・文学評論家)--序文より
世界各地のユニークな50の図書館を紹介し、それぞれの図書館について、その目的、地域住民との関わり、常駐している図書館員の体験談、美しい写真を多数掲載している。
本にとっても人にとっても、図書館は安らげる場所だ。しかし、図書館の規模を決めるルールなどない。どのような人が利用するか、図書館がどのような状況に置かれているかにより、その規模は千差万別である。地の果てであっても、狭い路地であっても、特定の本が禁じられている地域であっても、図書館は本を残し、活用し続けるために奮闘しているのである。
《目次》
序文 ナンシー・パール
◆北アメリカ
カリフォルニア 刑務所図書館プロジェクト
コネチカット レストラン「トラベラー」
アイダホ ポプラの木のリトル・フリー・ライブラリー
イリノイ ストーニー・アイランド・アーツバンク
ニューヨーク 反格差社会デモの路上図書館(閉館)
ニューヨーク K.I.D.S. の「まちかど文庫」(閉館)
オレゴン ストリート・ブックス
バーモントおよびケベック ハスケル図書館およびオペラハウス
ワシントン ブローティガン・ライブラリー
メキシコ マヤ文明とアステカ文明の図書館
◆南アメリカ
アルゼンチン 大衆教育の武器
コロンビア 移動図書館(ビーブリオブルロ)
コロンビア 言葉の力
◆アフリカ
ブルンジ ムインガ図書館
エジプト 聖カタリナ修道院図書館
エチオピア 馬の移動図書館
ケニア ラクダの移動図書館(閉館)
マリ トンブクトゥ写本
モーリタニア シンゲッティ図書館群
◆アジアおよび中東
アゼルバイジャン ヘイダル・アリエフ国際空港図書館
中国 莫高窟
中国 自動販売機型図書館
中国 孤独な図書館
中国 サキャ寺図書館
インド バダリヤ寺院地下書庫
イスラエル レビンスキー・ガーデン・ライブラリー
日本 クルックフィールズ地中図書館
フィリピン 読書クラブ2000
◆ヨーロッパ
ブルガリア ビーチの図書館
ブルガリア ストリートライブラリー「ラパナ」(閉館)
オランダ テイラー博物館図書館
英国 ベスナル・グリーン地下図書館(閉館)
英国 セント・ブライド基金図書館
英国 電話ボックス図書館
英国 アルカディアン図書館
フランス フランス国立公文書館
ドイツ マクデブルク屋外図書館
ドイツ ブルーノ・シュローダーの個人蔵書
イタリア ビブリオ・モトカーロ
ノルウェー 未来図書館
ノルウェー ロングイェールビーン公共図書館
ロシア ツァーリの失われた図書館(閉館)
英国 イアス・モルの森図書館
英国 ヘブリディーズ諸島の移動図書館
スペイン アルース公共図書館
バチカン市国 バチカン使徒文書館
◆オセアニア他
南極 南極点の“まちかど”文庫
ニュージーランド 考え方を変えるための交換コーナー
宇宙 国際宇宙ステーション図書コーナー
オンライン 禁書ライブラリー
出典一覧
図書館で働く人、日々利用している人が普段は気にしない、でも聞かれると「どうして?」と思う疑問をピックアップ。その疑問をデータ/事実/エビデンスに基づいて考える視点や道筋を、柔らかな筆致でレクチャーする図書館情報学の入門書。
「かもじま図書館」にいる、不思議な存在「NDC男子」。本を分類するNDCコードに宿る、精霊のような彼らの元に、今日も悩みを抱えた利用者が図書館を訪れる。
ーーーーー
徳島県吉野川市の鴨島町にある「吉野川市立鴨島図書館」でうまれた「NDC男子」。
利用者、特に若い世代に、図書館の分類について知ってもらいたい、図書館に親しみを持ってもらいたい!という鴨島図書館スタッフの想いから生まれたNDC(日本十進分類法)を擬人化したのが、NDC男子です。
このNDC男子たちのお話が本になりました。
かもじま図書館には、NDC男子と呼ばれる不思議な存在がいます。
彼らは「本の分類」に宿る精霊のような存在。普段は本の中にいて、その姿は人には見えていません。
そんなかもじま図書館には、日々、密かな悩みを抱えている利用者が訪れます。
進路についての悩み、恋の悩み、仕事の悩み……NDC男子達は、様々な悩みを持つ利用者が訪れるとその姿をあらわして話を聞き、寄り添いながら悩みを解決していきます。
1巻に登場するメインNDC男子は、0類さん(総記)、1類さん(哲学・宗教)、3類さん(社会科学)、5類さん(技術・工業)、6類さん(産業)の5男子。
利用者と一緒に悩み、迷いながらも、NDC男子たちは真摯に悩みに向き合います。
お話は『もしも明日、ぼくの足がなかったら』(学研)、『犬と戦争 がれきの町に取り残されたサーシャ』(KADOKAWA)、「Vチューバー探偵団」シリーズ(朝日新聞出版)のほか、アニメや映画・TVのシナリオも手掛ける舟崎泉美さん。
イラストはNDC男子の生みの親で、鴨島図書館の現役司書でもあるえんさんが担当します。
〈もくじ〉
第1話:図書館に住む、ナゾ多き男子たち!?
第2話:僕には恋はわからない
第3話:ぬいぐるみはもう卒業?
第4話:新人司書のおおきなおおきな悩み
第1話:図書館に住む、ナゾ多き男子たち!?
第2話:僕には恋はわからない
第3話:ぬいぐるみはもう卒業?
第4話:新人司書のおおきなおおきな悩み
【大きな環境変化の中にある公共図書館。創造、共創を経てどのような改革がなされ「成功事例」が生み出されたのか、具体的なエピソードと共に明らかにする】
この図書館がなぜ『賑わいのある図書館』の旗を掲げて
動き出して行ったのかをできる限り、
そのプロセスとともに書いたつもりである。(略)
公共図書館は大きな環境変化の中にいる。
非正規雇用職員の増加や指定管理者への委託も目立つ。
中央図書館から始まった改革が
図書館を含めた複合文化施設全体にまで浸透し、
メディアコスモスが、まちや人々との関係性にどのような影響や
イメージを与え続けて来たのかについても後半で述べる。
中心市街地の賑わいにどのような役割を図書館が果たせるかは、
これからも全国各地の市町村の大きな課題であり期待でもあるので、
私たちの取り組みが、何かの励ましや役に
立つことができればということは私の願いでもある。(略)
では、今も年間130万人もの来館者を数える
賑やかで楽しい図書館は、どうやって生み出されて来たのか。
ものがたりを語り始めて行こう。
(本書「はじめに」より)
第1章 岐阜をめざして
東京を離れて岩手へ
震災のあとで
手渡された一冊の本
SNSで流れてきた館長公募 ほか
第2章 今やれることはすべてやる。開館前の意識改革
暗中模索の日々の始まり
図書館の第一印象
初めての職員朝礼
朝礼を変えるための秘策
何を目指すのか。それがない
開館を駆け抜けるための秘策
全員でワークショップ ほか
第3章 やらされごとからジブンゴトへ
コミュニケートするための武器をつくる
本棚を創るのは司書だけじゃない
展示グローブ
オブジェづくり
メッセージをPOPに込める
子どもの声は未来の声 ほか
第4章 開館。興奮と狂騒の中で
オープンの日
司書たちの苦悩
館長の50選と開館までの歩み展示
心の叫びを聞け!掲示板 事始め
余波続く日々
本と人をつなぐトークの場に
みんなのおたからマップ
張り紙の憂鬱 ほか
第5章 図書館がメディアコスモス全館を包み込んだ
シビックプライドを掲げて
メディコス全職員に訴える
若手プロジェクトチームの結成
アートでつなぐ市民協働
全館をつなぐ広報メディアを創ろう
シビックプライドプレイスを構想する
編集する力を身につける
どこコレ!展示の力 ほか
第6章 プロデューサーの仕事を終えて図書館から「本のまちづくり」へ
伊東豊雄さんとの対話
これからの図書館にまちづくり視点は外せない
おしゃべりできる図書館への転換を
図書館をまちにひらく
市民参画、市民活動とどう交わるのか
本のまちづくりは始まっている ほか
図書館計画、本のある場づくり、公共空間設計のプロが集まり探究した、新たな視点で図書館を見るためのガイドであり、自分の街の図書館をつくるヒント集。国内外の図書館を旅しながら、本を読む体験や空間を分析し、図書館の使い方を拡張するデザイン手法を解説。多彩な事例から、街の未来を照らす「本と空間」を解剖する。
はじめにーなぜ、都市のような図書館をつくろうと思ったのか
Chapter 1 これからの図書館を考える
1 多様化する本との出会い
2 多ベクトル化する図書館
3 読書体験と本のある空間の効能
4 やがて図書館は都市になる
Chapter 2 新しい図書館を旅する
1 産業を育む
1-1 札幌市図書・情報館
1-2 紫波町図書館
1-3 Thailand Creative & Design Center
2 既存を活かす
2-1 牧之原市立図書交流館 いこっと
2-2 ボローニャ市立サラボルサ図書館
3 デジタルで出会いをつなぐ
3-1 ニューヨーク公共図書館
3-2 小千谷市ひと・まち・文化共創拠点 ホントカ。
4 市民が参加する
4-1 みんなの森 ぎふメディアコスモス
4-2 瀬戸内市民図書館
4-3 天童市立図書館
5 未来の街を表現する
5-1 都城市立図書館
5-2 ジェイトエル
6 本が居場所をつくる
6-1 箱根本箱
6-2 文喫
6-3 和多屋別荘BOOKS&TEA 三服
6-4 Powell’s City of Books
Chapter 3 都市のような図書館をつくる
1 OS編ー図書館を計画する
1 図書館整備の全体像と進め方
2 都市のような図書館の運営モデル
2 ハード編ー図書館をデザインする
1 街を図書館化する
2 図書館は外に持ち出せるか?
3 既存を活かす
4 十進分類法で空間を読み解く
5 音と光の分布をデザインする
6 床の素材でモードをつくる
7 本密度について考える
8 本棚は進化する
9 本棚を編集する
10 司書が図書館を拡張する
3 アプリ編ー図書館を拡張する
・TOSHOP
・Library Book Circus
・BPM Reading
・シビックプライドプレイス
・VIVITA BOOKS
・ほん と であうこと
・&BOOKS
児童書を扱う図書館では「ページがはずれた、背表紙が壊れた」といった壊れた本の修理が大きな課題です。この本では、傷むことの多い児童書の本の修理に焦点を当てて、本の修理の現場で培われてきた、身近な道具で手早くできる簡単な本の修理法を、写真とイラストでやさしく紹介します!
実は全国で続々と図書館が誕生しているのをご存知ですか?
しかも、サードプレイスとしての図書館や有名建築家の手掛けた図書館
図書館以外の施設も含まれた複合型の図書館など
ユニークな取り組みをしている図書館が増えています。
本書では東は北海道から西は沖縄まで
2000年以降に建てられた図書館のなかから
ぜったいに行ってほしい45の図書館を厳選して紹介しています。
旅の目的地にしたい美しく、居心地のよい図書館ばかり。
いつまでもいたくなる本に囲まれた、素敵な空間を堪能ください。
【もくじ】
東日本
荒川区立中央図書館(ゆいの森あらかわ)/本の森ちゅうおう(中央区立京橋図書館)
杉並区立中央図書館/武蔵野市立ひと・まち・情報 創造館 武蔵野プレイス
小平市立仲町図書館(なかまちテラス)/多摩市立中央図書館/神奈川県立図書館 本館
大和市立図書館(大和市文化創造拠点シリウス)/さいたま市立大宮図書館/茨城県立図書館
那須塩原市図書館みるる/太田市美術館・図書館/小布施町立図書館 まちとしょテラソ
ターントクルこども館(やいづ えほんと)/須賀川市中央図書館(須賀川市民交流センターtette)
南三陸町図書館(南三陸町生涯学習センター)/こども本の森 遠野/市立米沢図書館(ナセBA)
由利本荘市中央図書館(由利本荘市文化交流館カダーレ)/札幌市図書・情報館(さっぽろ創世スクエア)
column 新しい文学館
早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)/魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)
西日本
富山市立図書館本館(TOYAMA キラリ)/砺波市立砺波図書館/石川県立図書館
金沢海みらい図書館/野々市市立図書館(学びの杜ののいち カレード)
岐阜市立中央図書館(みんなの森 ぎふメディアコスモス)/小牧市中央図書館
守山市立図書館/こども本の森 中之島/読書の森 松原市民松原図書館
和歌山市民図書館/神戸市立西図書館(なでしこ芸術文化センター)
瀬戸内市民図書館 もみわ広場/まなびの森 新見図書館(新見市立中央図書館)
福山市中央図書館/周南市立徳山駅前図書館/土佐市立市民図書館(土佐市複合文化施設つなーで)
ゆすはら雲の上の図書館(梼原町立図書館)/北九州市立子ども図書館
ミライ on 図書館(長崎県立・大村市立一体型図書館)/五島市立図書館
竹田市立図書館/天草市立中央図書館(天草市複合施設ここらす)
都城市立図書館/宮古島市立図書館(宮古島市未来創造センター)
column 図書館の新しい試み
可児市立カニミライブ図書館/高知こどもの図書館
column 民間の新しい図書館
地中図書館/角川武蔵野ミュージアム
熊本県北部に位置する荒尾市。かつては日本有数の鉱工業都市であったが、人口減少が続き、現在は5万人台である。そこで荒尾市では2017年に就任した浅田敏彦市長の下、コンパクトシティに対応したまちづくりの施策を打ち出している。その1つが、荒尾市図書館の移転・開館である。2022年4月に荒尾市は、紀伊國屋書店、荒尾シティプランと連携し、同市の商業施設内に書店併設型の図書館を開館した。1000坪の床面積、10万冊を超える蔵書、デジタルライブラリーを採用した新しい図書館は、海外の建築事務所が設計の下、地域の歴史や風土が体感できるようになっている。イベントも盛んに行われ、市民の新たな拠点となっている。図書館の質的向上、コストの抑制、商業施設の活性化という三方良しをめざしたこのプロジェクトは、全国から注目が集まっている。本書は、このプロジェクトの中心人物である高井氏を中心に、同プロジェクトの全貌、および日本各地でも起こっている知の拠点の危機に対する「本の力」を中心にしたまちづくりを提言する。
第1章 変わりつつある荒尾市
第2章 紀伊國屋書店が図書館をプロデュース
第3章 図書館プロジェクトを進めた人たち
第4章 「図書館+書店」で街はこんなに変わった!
第5章 「本の力」が地域と文化を救う
石川県立図書館は22年の移転新規オープン以来、特色あるイベントで多くの来館者を集める。開館・運営とイベント企画の貴重な記録。
美しい円形閲覧空間をもつ石川県立図書館は、多様な学習・滞在スペース、テーマ別配架、閲覧室での会話OKといったユニークなコンセプトで運営されている。魅力的なイベント・展示は年間200以上行われ、都道府県立図書館の中で23年度来館者数は全国1位を記録。同館の開館・運営の特色とイベント企画のノウハウを記録した一冊。
はじめに[田村俊作]
第一章 図書館の現状を考える
1 利用者も貸出冊数も減少傾向の図書館
2 読書が習慣になるきっかけ作りは大変
3 読書習慣がない人が図書館に来るだろうか
◆Coffee Break1◆ 石川県立図書館で働くのは大変?
第二章 新しい図書館の構想を練る
1 新石川県立図書館基本構想の策定
2 二〇〇の図書館の視察
◆Coffee Break2◆ 本の並べ方は図書館の運営として正しいの?
第三章 新しい図書館を作る
1 検討体制
2 仕事内容の全体像
3 配架計画・一二テーマの決定
4 資料管理
5 本の引っ越し
6 資料の特別収集
7 統計の整理
8 条例・規則・要綱策定
9 開館気運の醸成に向けた各種イベントの開催
◆Coffee Break3◆ おしゃべり自由は大丈夫なの?
第四章 新しい図書館を運営する
1 立地条件
2 外構・配置計画
3 建物の特徴
4 組織体制
5 経営目標と実績
◆Coffee Break4◆ 飲み物飲んでOKのルールは大丈夫なの?
第五章 イベントを開催する意義を整理する
1 本で読んだ知識を深められる
2 来館するきっかけ、本を読むきっかけになる
3 図書館をPRするチャンスができる
4 職員数や予算に左右されない
5 職員の能力が向上する
◆Coffee Break5◆ 自習してもよいって図書館としてどうなの?
第六章 イベントを企画する
1 自治体の施策に合致している
2 図書館らしくない
3 学校と連携している
4 来館者が主人公である
5 ニュースになりやすい
6 委託任せではない
7 何度も開催する
◆Coffee Break6◆ 石川県立図書館は複合施設?
第七章 イベントを開催する
1 図書館らしくないイベント開催事例
2 学校と連携したイベント開催事例
3 イベント場所が不要だったイベント開催事例
4 展示に重きを置いたイベント開催事例
5 手ごたえがなかったイベント開催事例
◆Coffee Break7◆ 司書と行政職が上手く連携するには?
第八章 イベントの効果を高める
1 当館が利用している広報ツール
2 イベント開催が決定したら
3 ウェブ中心の広報の補完
4 自前の広報ツールを確立する
5 これからの課題
◆Coffee Break8◆ 来館者数にこだわる必要はあるの?
おわりに[宮原佑介]
参考文献
索引
執筆者紹介
「本への想いが、夢への扉を開く。」
第13回ネット小説大賞グランプリ受賞作!
世界最高峰の司書へ歩み行く青年のビブリオバトル・ファンタジー開幕!
秋田禎信先生絶賛!
秋田禎信先生
(『魔術士オーフェン』(TOブックス))
想定外づくしの王道ファンタジー!
「そんなものありはしない」と笑われる夢を掴むために少年は王都で進路を切り開く。
にぎやかに激しく、休む間もなく大真面目に、物語のはじまりです。
書き下ろし番外編収録!
「場としての図書館」は,図書館の物理的な存在意義を説明するための鍵となる概念であり,さまざまな先行研究が蓄積されてきた一方で,その概念の捉え方の幅広さゆえに議論が学際化し複雑化してきた。本書では,公共図書館における「場としての図書館」が示す機能と役割の全体像を解明した上で体系的に提示することを目的としている。
序 章 「場としての図書館」とは何か
1 空間の物理的な存在意義と「場としての図書館」という概念
2 「場としての図書館」の多様性と複雑性
3 本書の目的と意義
4 「場」に関する用語の整理
第1章 「場としての図書館」の概念はどのように進化してきたか
1 「場としての図書館」の概念が誕生するまで
2 「電子図書館」vs.「場としての図書館」からハイブリッドライブラリーへ
3 コミュニティを構築する公共空間への期待
4 時代に応じて多機能化する民主主義的な場
5 日本における「場としての図書館」論
第2章 「場としての図書館」の概念モデルの構築──質的内容分析を用いて
1 概念モデル構築の手順
2 「場としての図書館」の概念モデル
3 コーディング数の変遷からみる機能・役割の傾向
第3章 「場としての図書館」の機能と役割──ノルウェーの事例から
1 事例分析の手順
2 ノルウェーとオスロ市公共図書館の概要
3 「場としての図書館」の機能と役割の実践
第4章 「場としての図書館」をいかに理解し実践するのか
1 「場としての図書館」概念モデルをいかに理解するか
2 「場」をいかに理解するか
3 ノルウェーの実践から考える現代の「場としての図書館」
終 章 「場としての図書館」のこれから
1 今後の発展に関わる要素
2 今後の展望
3 おわりに
謝 辞
付録 コーディングマニュアル
人名索引/事項索引
人々の苦境・多くの社会課題と,デジタル社会に向けた大きな変化のなかで,図書館に課せられた役割とは。社会基盤の1つとしての公共図書館の機能・課題を整理し,先進事例も多数紹介。新しい時代・社会における図書館の可能性を学び,考えるためのテキスト。
第1部 図書館の役割と機能
1章 社会のなかの図書館・図書館員(川戸理恵子/山田美幸)/2章 図書館の機能(田嶋知宏)/3章 知的自由と図書館(山口真也)/4章 情報の今日的意味(田中伸樹)/5章 図書館の情報組織化(竹之内禎)/6章 IT技術の社会普及を担う図書館(深水浩司)/7章 著作権ビジネスと図書館(石井大輔)
第2部 苦悩する市民社会と図書館──図書館は挑戦する
8章 格差に挑む図書館(坂本俊)/9章 マイノリティのための図書館(立花明彦)/10章 次世代市民の育成・教育を担う図書館(松戸宏予/渡辺志津子)
第3部 未来社会に貢献する図書館
11章 キャリア支援/ビジネスと図書館(家禰淳一)/12章 フィナンシャル・リテラシーと図書館(千錫烈)/13章 メディカル/ヘルス・リテラシーと図書館(中山愛理)/14章 イノベーションと図書館(望月道浩)/補章 アメリカと韓国の図書館政策(橋本麿美/ユン・ユラ)
【コラム】
1 グローバルに司書資格の学びを活かそう (増田和子)
2 図書館で働くということ:あるキャリアの記 (前川和子)
3 再びの惨事を回避するには,“知る”ことが先決 (西河内靖泰)
4 図書館が拓く,人とAIの未来のつながり (榎本裕希子)
5 半世紀前の大学図書館では膨大なカード目録の作業はプロしかできなかった (山中康行)
6 自由につながる図書館へ:AI時代のサービスとは (吉本龍司)
7 学会に予想もしなかったオカネが入った?! (山本順一)
8 非正規司書の声を聞いてほしい (糸川唯)
9 スマートなebook端末アプリがほしい (沖田克夫)
10 ユネスコの'メディア情報リテラシー'推進プログラム (村上郷子)
11 日本の図書館にもDX能力とUX重視が望まれる (橋本あかり)
12 広がるシェア型図書館 (山本慎一)
13 図書館がなくなる?! 図書館でお泊り会?! (中戸川陽子)
14 近未来の大学図書館:デジタル・ライブラリー (加藤信哉)
15 アメリカに見る市民による図書館づくり (豊田恭子)
哲学は新しい文体を探してきた。青木海青子さんはきわめて論じにくい哲学的主題を軽やかに深くかつ正直にたどることで新しい文体を創出した。
──内田樹(凱風館館長)
暗がりをひとり歩いてきた人の言葉は、私たちの足元も照らしてくれる。
──牟田都子(校正者)
好評の『不完全な司書』に続く、山奥にたたずむ図書館の司書エッセイ。
奈良県東吉野村に借りた古民家の自宅を「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」として開いて10年。この図書館を運営してきた司書が綴るエッセイ集。本という窓をとおして世界を見てきた著者が、「まどのそとのそのまたむこう」へ歩み始めた。
「山へ分け入る」とは、いまの社会的趨勢への抵抗の意。図書館は自由を守る砦となりうるという確信とともに、主宰する「生きるためのファンタジーの会」「戦争と社会を考える会」の活動、日々の図書館の出来事、障害当事者として感じる社会への違和感などが綴られる。
『バスラの図書館員』はじめ、収蔵する図書の読書案内にもなる、本の山へ分け入る旅の物語。
“薄暗い部屋の中で本を窓のように開き、本の中に広がる世界に想いを馳せていた子どもが、ある日、モーリス・センダックの絵本『まどのそとのそのまたむこう』の主人公の少女・アイダが、窓の外のそのまた向こうの世界に踏み出していったように、本の向こうの世界に背中から飛び出していくような旅の物語です。”(「まえがき」より)
まえがき
■I 山へ分け入る
図書館、山へ分け入る
掃除と人権
氷山の全体を思う
どうすれば、出会えるだろう
走れ、大切なものをその胸に抱えて
■II 生きるためのファンタジー
大きな活きのいい魚を運ぶ
不安との向き合い方
『クラバート』と魔法と、夜の闇
神様を待つように
眼鏡とスパーク
自らの内に響く波音
■III 戦争と社会を考える
「戦争状態」からの「撤退」
Social goodの危うさ
まどのそとのそのまたむこうへ
「剥き出しの生」から考え始める
戦争とファンタジー、心の病を貫く「たましいの現実」
■IV 自分で言葉を選ぶ
人を思う場
「あなたのために、あなたがあなたであることを手放しなさい」と言わないために
そういう人
ルールを書かないことは、グローバル化への小さな抵抗?
自分で選ぶ
あの日の台所に開いた窓
頼りなく揺れる言葉たち
私は私の身体を発見する
全体性を取り戻す
あとがき
現在、大学で図書館情報学の研究と教育に携わっている教員らが今から25年後の2050年の図書館を見据えて、各々の専門の見地から現状と課題、提言等をまとめた一冊。司書だけではなく図書館に関心のある学生・市民にもおすすめ。
第1章 座談会:過去から現在 25年間の変化・これから25年後の変化 野口武悟,新藤透,千錫烈,長谷川幸代,細川博史,青木竜馬
第2章 未来の図書館を考えるために、過去の図書館に学ぶ 新藤透
第3章 地域資料を活かして創る地域と図書館の新たな関係 野口武悟, 加藤重男
第4章 AI時代の情報サービス 長谷川幸代
第5章 韓国の図書館制度〜海外の図書館動向から考える日本の図書館の未来〜 千錫烈
第6章 「誰一人取り残さない」図書館の実現を目指して〜共生社会の図書館 野口武悟
第7章 公共図書館における利用者の問題行動・カスタマーハラスメントにどう対処するか 千錫烈
第8章 災害・パンデミックに備える〜これまでの 災害に学ぶ 新藤透, 千錫烈
第9章 これからの司書の専門性と司書養成 長谷川幸代
多様な都市国家の思惑が交差する海峡地域。
その盟主、一ノ谷には「高い塔の魔法使い」と呼ばれる老人タイキがいた。
歳のころ六、七である孫娘マツリカは、早くに両親をなくし祖父のもとに身を寄せている。
ある日、タイキを中心に密談が開かれた。
海を隔てた潜在的敵国・ニザマとの海戦に備えてのものだった。
一方、マツリカは好物の海老饅頭の味が落ちたことを疑問に思い、その理由を解き明かそうとする。
国家の大計と幼女の我が儘が並行し、交錯していく……。
困っている子どもの前に現れる「なんとかなる本」。
その本に「なんとかして!」と願ったら、一級コトバ使いのヨウヒが「コトバの力」を使ってなんとかしてくれる、はずが……?
賢くていい子な双子の姉と比べられ、自分自身が嫌になってしまったリクト。
ヨウヒはリクトが自信を持てるような術をかけるが、それでもリクトの悩みはつきない。
そんなリクトに近づいてきたのは、強い「コトバの術」をかけ無理やり解決しようとするミコトだった。
ミコトの術により、どんどん弱っていくリクトが心配な双子の姉のカイナ。
カイナはなんとかしてもらうためにヨウヒに会いに行くが、そこに乱入してきたのはまたもや問題児のミコトで……?
リクトとカイナは仲直りできるの? そして、ヨウヒとミコトの過去の思い出にせまる、あたたかい物語。