二〇二二年七月八日、選挙演説中に凶弾に撃たれ、非業の死を遂げた安倍晋三元首相の肉声。なぜ、憲政史上最長の政権は実現したのか。一次政権のあっけない崩壊の後に確信したこと、米中露との駆け引き、政権を倒しに来る霞が関、党内外の反対勢力との暗闘…。乱高下する支持率と対峙し、孤独な戦いの中で、逆風を恐れず、解散して勝負に出る。この繰り返しで形勢を逆転し、回し続けた舞台裏のすべてを自ら総括した歴史的資料。オバマ、トランプ、プーチン、習近平、メルケルら各国要人との秘話も載録。あまりに機微に触れるーとして一度は安倍元首相が刊行を見送った36時間にわたる未公開インタビューの全記録。
最も食い込んだ記者による「安倍評伝」の決定版!「回顧録」で明かされなかった肉声。暗殺前夜の電話まで、20年の秘話。
首相退任後、安倍晋三さんが財務省を非難した、ほんとうの理由を徹底的に明らかにする!ベストセラー『安倍晋三回顧録』で国民に衝撃を与えた、安倍さんの“財務省不信発言”。日本経済の分岐点を何度も世界各地の現場で体験してきた経済記者と、安倍総理に最も近いところにいた政治記者が、安倍さんの真意と財務省の実態を包み隠さず語り明かす全国民必読の書!
アベノミクス、安保法制、「モリ・カケ・桜」-憲政史上最長政権の大罪を徹底検証する。これが「歴史法廷」の最終報告書!アベノミクス失敗の結果、庶民は低賃金に苦しみ、日本経済は歪められた。「安保法制」「集団的自衛権の行使容認」「解釈改憲」で、いよいよ軍事大国へ。「モリ・カケ・桜」、文書改ざん、強行採決。まさに民主主義の破壊者だ。かつての「懐の深い」自民党をも劣化させた。安倍氏は本当に保守なのか?今も岸田政権に影響を与え続ける「幻影」の正体を明らかにする!
朝日新聞の大々的報道は「まったくのでっち上げ」。97年から慰安婦問題についてこう書籍に記し、主張し続けた安倍氏。同志を集め、組織を作り、体制を整え、官僚を変え、談話を上書きし、タイミングを見極め…匍匐前進で戦い続けた。「謝罪の宿命」を断ち切り、「反論しない国」から「反論する国」へと日本を変えた安倍氏の戦略を同志二人が証言する。
二〇二二年七月八日、安倍晋三元首相が銃撃され、駆けつけた昭恵夫人に見守られる中で息を引き取った。生前の安倍氏は、「日本を、取り戻す。」「アベノミクス」「地球儀を俯瞰する外交」「改憲」などを掲げて支持を集め、安倍政権は憲政史上最長(三一八八日)の長期政権となった。一方で、モリカケサクラ問題をはじめとする、様々な疑惑が曖昧なまま決定された国葬の是非をめぐる議論に、彼が遺した分断の深さが見てとれる。本書では、大衆社会の病理を観察し続ける著者が、検証可能な事実を基に安倍晋三という政治家、ひいては人間の本質を明らかにする。そこから見えてくるのは、安倍氏を支持し続けた私たちの社会の病だったー。
これが私たちの約束だ。神々と英雄たち、安倍総理の意思を読む。完全収録「言論テレビ」の安倍語録。
史実をごまかし、陛下まで貶め、「特定の人」には忖度ー。倫理観も定見もない「大メディア」が世の真実を語れるわけもない。「週刊新潮」連載中の超辛口コラム「変見自在」。堂々のシリーズ第17弾!!
永久保存版豪華写真集。「最も大切な国益とは何か。日本には世界に誇るべき国柄があります。息を呑むほど美しい田園風景。日本には、朝早く起きて汗を流して田畑を耕し、水を分かち合いながら五穀豊穣を祈る伝統があります」安倍晋三、67年の軌跡。
世界的に評価される不世出の政治家の功績が、自国メディアに無視される奇妙。
安倍総理は若い日本人に“希望”をもたらす目標を立て、経済・外交の全政策を集中させた。アベノミクスも社会保障も、日米同盟も五輪招致も、すべてが一体だったと、国民は退陣後に気づくことになる。官邸4階で総理を支えた著者だけが知る、宰相・安倍晋三論。
父・安倍晋太郎氏の秘書官時代から40年。安倍晋三・昭恵夫妻をいちばん数多く取材してきた作家・大下英治が初めて明かす人間安倍晋三と人間安倍昭恵。『安倍晋三回顧録』がふれなかった愛と真実の物語!
明確な理念と果断な実行力で日本改造に着手した第一次安倍内閣は、なぜ一年で崩壊したのかー。戦後最年少の五十二歳で首相に上り詰めた安倍晋三の無念と決意。約束の日とは何か。十一月二十五日、同じ日に首を刎ねられた吉田松陰、三島由紀夫になぞらえながら、文学とは対極にある政治家を、文藝評論の対象にしたスリリングな試み。
A級戦犯容疑から総理大臣に上りつめた父親は、「安保」に殉じた。新聞記者から政界に転じた夫は、総理を目前に病に斃れた。父親の遺志を継いだ息子は、二度、総理の座に就いた。三代にわたる政治家について、娘、妻、母の立場から語るー。
凶弾に倒れた安倍晋三。存在感の大きさと比例して毀誉褒貶が膨らむのは政界の常。しかし、権力者の光と影をまとう前の若き安倍晋三の姿はちょっと違う。昭和の妖怪と称された岸信介が孫には相好を崩す。父晋太郎は不器用ながらも懐の深い愛を示す。慈しみ深い眼差しを送る母洋子。そして伴侶として常に寄り添い支える妻昭恵。日本の政治ど真ん中、安倍家三代のファミリー・ヒストリー!首相就任以後の姿しか知らない人必読!
本書には、軍事・情報の専門家から小説家・漫画家に至るまで、各界のトップランナーたちとの対談が収録されています。いずれも、既成の価値観や常識を疑い、柔軟な発想で道を切り拓いてきた方々。「時代を覆う空気」に挑み続ける皆さんと交わした言葉は、私の背中を強く押してくれました。今後も、危機の時代の道標となるでしょう。
日本を取り巻く環境は日増しに悪化している。長引く景気低迷、押し寄せる外交・安全保障の危機、さらには少子高齢社会の訪れによる社会保障の拡充。この国のリーダーは今なにをすべきなのか?大ベストセラー『美しい国へ』に、新たな政権構想を附した完全版。
コロナ禍によって、日本は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故以来の国家的危機に直面している。この歴史的国難に対して、当時首相であった安倍晋三と菅直人はどのように対処したのだろうか。危機に際して国民に何を語り、国民をどう守るかは政治家の最優先事項であり、時の政府の姿勢は、国民に対する本音を浮き彫りにする。安倍晋三と菅直人の危機の認識、言葉、権力の使い方、補償…などを比較・記録し、あるべきリーダーシップを検証する。