増え続ける花粉症、小麦アレルギー、喘息、アトピー…
2030年には2人に1人がアレルギー患者に!
「犬や猫が人間に対してアレルギーを起こす」
「アレルギー患者がかかりにくい『がん』がある」
「ダニに刺されて肉アレルギーになることがある」
ーー気鋭の医療人類学者だから書けたアレルギー研究の最前線
新しいワクチン、新薬も続々登場!
現代社会を生き抜くための最重要知識を一冊に凝縮した決定版
・アレルギーはどれほど昔からあるのか?
・アレルギーはひどくなっているのか? もしそうなら、その原因は何か?
・アレルギーは遺伝によるもの、環境によるもの、あるいは人間が生み出したものなのだろうか?
・アレルギーについて私たちができることは何か? 私たちは自分のアレルギーを「治せる」のか?
「深い調査に基づいて書かれた重要な一冊。……夢中になれる読書体験をもたらしてくれる」
ーー『ウォール・ストリート・ジャーナル』
はしがき 私たちを掻き乱すもの全て
プロローグ
第1部 診断
第1章 アレルギーとは何かーー似て非なるものとの区別
第2章 アレルギー診断のしくみーーできることと、できないこと
第3章 アレルギーで溢れたこの世界ーーアレルギー性疾患の増加を測定する
第2部 理論
第4章 アレルギー体質ーー「正常な」免疫反応としてのアレルギー
第5章 自然のしくみ、絶不調
第6章 自業自得? 現代のライフスタイルとアレルギー
第3部 治療
第7章 苛立ちにつける薬ーー過去、現在、そして未来のアレルギー治療
第8章 急成長するアレルギー療法ビジネス
第9章 効果のある治療法とは? ベネフィットとリスクを秤に掛ける
第10章 アレルギーは社会問題でもある
エピローグ
謝辞
読書案内
原注
索引
原因や症状が多岐にわたるため理解しづらく、臨床現場での対応がむずかしいアレルギーを、ユーモラスな例えと四コママンガを交えてわかりやすく解説する。日本人の約1/3が罹患しているアレルギーに興味がある医療者にとって最適な1冊。
【自然科学/自然科学総記】キャンプに参加していたキュー監督は、自然の中でアレルギー患者を治療するというドキュメンタリーの撮影を続けるが、子どもたちには次々と危険が迫る。さらに急な嵐に見舞われ、ジオたちはキャンプから離れてしまう。ペンションを見つけたが、妖しい雰囲気に圧倒され……。
【血液検査で陽性!どうなる?どうする?】
近年、アレルギー全体の患者数が増えています。それとともに、食物アレルギーとアナフィラキシーも大きく増えています。アレルゲンも大きく変化し、クルミ、カシューナッツなどの木の実類が激増しています。鶏卵や牛乳、小麦は成長とともに食べられるようになる(耐性を獲得する)ことが多いのですが、ピーナッツや木の実類は耐性を獲得できることが少なく、大人にも移行していきます。
本書では、食物アレルギーの基礎知識からアナフィラキシーへの緊急対応まで徹底解説。とくにアナフィラキシーへの緊急対応は、本人や保護者はもちろんのこと、園や学校の先生方も、ぜひ身につけてほしいことのひとつです。食物アレルギーから子どもたちを守るのは、周囲にいるすべての大人たちです。子ども自身もある程度の年齢になったら、自己管理できるよう知識をもたせましょう。本書は正しい知識を得るために役立つ一冊です。
【本書の内容構成】
第1章 5つのタイプ。どれにあてはまるか知っておこう
第2章 何にどう反応してアレルギーを発症するのか
第3章 血液検査だけでは不十分。専門の検査で診断を
第4章 食べる楽しさを大切にした食事管理と対応を
第5章 給食だけではない。園・学校の注意と対策
かゆみ、せきだけでなく、命にかかわる症状も。
原因と対策、治療法を最新知識で徹底解説!
生まれて間もなく湿疹が出て、かゆみを伴い慢性的に経過する子どもは、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、ぜんそく、鼻炎になりやすい傾向があります。ひとつよくなっても、どうしてまた別のアレルギーになるのか、そしていつまで続くのかと、親は心を痛めます。子どもに、なにを食べさせたらいいか、どんな行動を止めないといけないか、迷うこともたくさんあります。
子どものアレルギー対策では、成長とともに合併や移行もあるため、個々のアレルギー疾患に対してだけでなく、アレルギー全体を理解して管理していくことが大切です。また、アレルギーとのつきあいは長丁場になるので、親だけでなく、子ども本人も、正しい知識を持つことが自分の身を守るため必要になります。
本書は、『子どものアレルギーのすべてがわかる本』(2009年刊行)に、最新の知見や治療方法を加えて、新版化。保護者だけでなく、保育園・幼稚園、学校などにも必携、子どものアレルギー対策の決定版です。
■おもな内容
*アレルギーは異物を排除しようとする免疫反応の一種
*小児科をベースにしたアレルギー専門医を受診しよう
*年齢とともに症状が変化。治ることもある
*ダニ対策でアレルゲンを減らして症状の悪化を防ぐ
*「花粉・食物アレルギー症候群」が増えている
*皮膚バリア機能を守るスキンケアを習慣づけて
*吸入ステロイド薬を長期に使用したら副作用は?
*アレルギー性鼻炎とまぎらわしい病気
【自然科学/自然科学総記】キャンプに参加したジオ。集合した子どもたちの中に、日光に当たると肌にブツブツが出たり、水に入るとせきが止まらなくなったり……というアレルギー症状が表れる子が続出し、現場はパニックに! 近くに病院はない。ジオや子どもたちは、無事に家に帰ることができるか。
「とにかくわかりやすい!」「こんなに詳しい本はなかった!」とママたちにご好評いただいた本の改訂新版・最新の食物アレルギー診察ガイドライン&授乳・離乳支援ガイドに準拠しています。正しい知識をもって進めれば、赤ちゃんの離乳食でのアレルギーは怖がりすぎることはありません! むやみに怖がって、食べ物を制限してしまい、栄養不足にならないため、また、知識なくアレルギー食材を大量に摂取して事故にならないために必要な基礎知識を、はじめの1さじからの進め方を写真つきで丁寧に解説しています。卵、乳製品、肉、魚介類などの気になる食品については、「食べていい・悪い」を細かに解説。下ごしらえのコツや、かんたんで取り入れやすい離乳食レシピもあり、これがあれば安心の一冊です!卵を食べるから食物アレルギーになると思うのはカン違い」「「アレルギーを悪化させないために湿疹を治すことが大切」など、アドバイス満載。
2色刷!
イラストと資料で分かりやすく!
場所別に対策を紹介!
具体的かつ実践的!
◎正しい「ダニ知識」がアレルギーを改善させる
●ダニを増やさないためには、まず「乾燥」。
●ダニは多くのアレルギーの症状に関係あり。
●殺すより減らす。生きていなくてもすべてアレルギーの原因に。
●ふとんは湿度が高くなる午後3 時までに取り込む。
◎ダニ知識を正しく理解して、対策を立てる
たこ焼き粉、たった1gの中に、
チリダニが1万5772匹いたことも!
生きているダニだけでなく、
ダニの死体やフン、切片も
すべてアレルゲン(アレルギーの原因)に!
ダニを減らせば、 多くのアレルギー症状は改善する可能性があります。
アレルギーの原因・きっかけとなるダニをいかに減らして、
アレルギー疾患を改善していくか!
お子さんのアレルギーに悩むお父さん、お母さん、
さらにはご自身がアレルギーで悩む方に
ダニの生態についての正確な知識から、
対策の基本、場所別の対応ポイントまで。
ダニ研究50年の知見をもとに
具体的、かつ実践的にお答えします。
40年治らなかったアレルギーがわずか3年で治った食事=ディフェンシブフードを解説。アレルギー体質は、雑穀・小麦・大豆・野菜・果物で悪化する!
2016年以来の改訂となる『食物アレルギー診療ガイドライン2021』が、第58回日本小児アレルギー学会学術大会で発表されました。
わが国の食物アレルギー診療のレベルは、食物経口負荷試験の保険収載やガイドラインの普及、さらに、国民皆保険制度により世界で最も進んでいるといわれています。
本ガイドラインは、国内外の臨床・研究をもとに内容を大幅に拡充するとともに、作成の手法をMindsに準拠し、「経口免疫療法」と「食物経口負荷試験」に関するクリニカルクエスチョン(CQ)を設定し、システマティックレビュー(SR)に基づいて推奨が作成されました。また、『食物アレルギーの診療の手引き2020』など、すでに公表されている食物アレルギー関連の医療従事者向けの指針と齟齬がないように構成されています。
主な改訂ポイントは以下のとおりです。
◆ガイドラインを大きく1EBM、2総論、3各論、4社会生活支援の4部構成にして、3各論では食品ごとの特徴や診断、食事指導などを詳述しました。
◆Mindsに準拠して、他科の診療を担う医師(内科、耳鼻咽喉科、皮膚科)や患者団体などの外部委員を加え、作成過程を明確にしました。
◆食物アレルギーの確定診断に欠かせない「経口免疫療法」と「食物経口負荷試験」に関するCQを4つ設定し、SRに基づいて推奨を作成しました。
◆食物アレルギー研究会が作成し2021年3月に公開した『食物アレルギーの診療の手引き2020』や『食物経口負荷試験の手引き2020』、2017年改訂の『食物アレルギーの栄養食事指導の手引き2017』など、公表されている食物アレルギー関連の医療従事者向けの指針と齟齬がないように構成しました。
◆小児における食物アレルギーの主なリスク因子(家族歴、遺伝子、皮膚のバリア機能、環境因子)に関する記載を多くの論文に基づいて、大幅にアップデートしました。
◆皮膚症状を欠くアナフィラキシーの診断を明確にするため、2020年にWAO(世界アレルギー機構)がアナフィラキシーの定義や診断基準の改定を提案したことに伴い、本書でも「アナフィラキシーでは重症度によらず適切にアドレナリン自己注射を行う」ことを示しました。
◆受診患者が増えている「アニサキスアレルギー」や「獣肉アレルギー」「納豆アレルギー」など、遅発型アレルギーに分類される「成人期発症アレルギー」について新たに組み込みました。
*:日本医療機能評価機構EBM 医療情報部による診療ガイドライン作成支援事業
花粉症などのアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどアレルギーに悩み苦しむ人は増え続けています。そもそもアレルギーとは免疫細胞たちの異常な攻撃によって起こる炎症のことです。この免疫システムを支える腸と腸内細菌に、大きな問題を抱えているからこそ、現代人はアレルギーに悩み苦しんでいるのです。腸内細菌研究の第一人者である著者が、アレルギーと腸内細菌の密接な関係とその改善法を解説します。
第1章 アレルギーは、あなたのなかの「腸内細菌」しだい
第2章 「腸もれ」がアレルギーを悪化させる
第3章 アレルギーを悪化させる食べもの、改善させる食べもの
第4章 アレルギー症状を軽くする生活術
天丼を食べたら唇が腫れた,バスケの試合中に倒れてしまった中学生・・・何が原因でどうして起こったのか?食物アレルギーの診療は詳細な病歴聴取をベースとした推論と検証である.さまざまな場面の43症例を通して,「問診内容で重要なものは?」「診断に最も有用な検査は?」などの問題を解きながら,成人食物アレルギーの知識や診療スキルを深めることができる画期的テキスト!コラムや食物アレルギー・アレルゲンに関する資料も充実.
【内科?皮膚科?どっちも!ケースを解きながら学ぶ 成人アレルギー診療の極意!!】
好評を博した「解いて学ぶ!「おとな」の食物アレルギー」に続く成人アレルギー解説書の第2弾!
今回は,「内科×皮膚科 魂のクロストーク」をサブテーマに,
環境・職業アレルギーや皮膚科・呼吸器科領域の成人アレルギー疾患を主に取り上げた.
そのアナフィラキシーの原因は本当に食物なのだろうか??……
ケースを解きながら,アレルギー診療の極意を学ぶことのできる魂の一冊.
≪主要目次≫
Part 1 職業性皮膚・粘膜アレルギー/アナフィラキシー
CASE 1 怪奇!グリーンハウスアレルギー
CASE 2 うどん屋のアナフィラキシー Take1-一歩踏み込んだ小麦アレルギーの考え方〜小児と成人の違い〜
CASE 3 実験中に苦しくなるのは動物の祟り?アレルギー?
CASE 4 恐怖!Fromペット飼育Bound for食物アレルギー
CASE 5 アレルゲンのダークホースは文字通りウマだった?
CASE 6 うどん屋のアナフィラキシー Take2-うどん屋に潜む脅威〜ゆで釜に注意〜
CASE 7 性交後に生じた蕁麻疹呼吸困難嘔吐
CASE 8 外科系ほど知るべきラテックスアレルギー〜麻酔中のアナフィラキシーの原因第2位〜
CASE 9 風邪をひくと,なぜいつも同じところに皮疹がでるの?
CASE 10 「私は局所麻酔薬は使えないんです」「きちんと診断されていますか! 」
CASE 11 うどん屋のアナフィラキシー Take3-うどん屋に潜む刺客〜背後からそろり〜
CASE 12 山に行った2日後から皮疹が出た!何が原因!?
CASE 13 検査が終わった2日後から背中が赤くなってきました!?
CASE 14 お化粧してマスクをしてお洒落を楽しんでいたら両頰に皮疹が…
CASE 15 酸っぱいものを食べると手に水ぶくれが出ます!?
CASE 16 ヘアーサロンで勤務していると眼や喉に違和感が出現
CASE 17 夜間に繰り返すアナフィラキシーの原因とは!?
CASE 18 アナフィラキシーショック!?四肢に褐色斑褐色結節がみられるのはなぜ? ほか
Part 2 気道・肺のアレルギーとその周辺疾患
CASE 23 ゴマ油でうがいをしたら呼吸困難咳が・・・
CASE 24 楽しい女子会が苦しい思い出に・・・
CASE 25 可愛いアクセサリーを作り始めたら苦しくて苦しくて・・・
CASE 26 カキ(牡蠣)打ちをしていると咳が出てきた患者 ほか
Part 3 ニューカマー&リバイバル
CASE 31 抗菌薬の効かない腹膜炎〜原因は何?〜
CASE 32 蕁麻疹の治療をしたら、小麦が食べられるようになっちゃった! ほか
巻末資料
索引
〈53人のママの体験談がマンガで読める〉
お医者さんの見つけ方から食べ方・スキンケア・入園&入学ーー
アレルギーの子との生活が、今よりぐんとラクになる!
毎日の食事・掃除・お風呂・スキンケア、子どもの成長度合いによる対応、我が子に合った医師の見つけ方・入園入学・両親やママ友とのお付き合いまで。先輩ママが300以上のアレルギー家族の声を聴き、実例を満載した、アトピーをはじめとするアレルギーっ子の暮らしと心のアドバイス。
アレルギーについて気をつけなくてはならないことが、先輩ママ目線で語られ、マンガも多く掲載して、わかりやすく情報が得られます。
30年以上アレルギーの子供たちをみてきた専門医による監修つきで、エピペンなどの医療情報も掲載。
小麦、牛乳、卵…のアレルギーに悩む子どもや親が多くなっている。じつは、それら食物アレルギーの原因は、食物として口から入ることではなく、皮膚から感作することで起こっていたことが医学的に明らかになった。どのようにしたら食物アレルギーにならないか、また、アレルギーになったらどう対応したらいいか、そもそもアレルギーはどのように起こるのか。日本アレルギー学会の専門医が、最新の研究成果をもとに解説する一冊。食物アレルギーだけでなく、ぜんそくや花粉症など、広くアレルギー症状に悩む人にも参考になる本。
日本人の2人に1人がかかり、国民病とも言われるアレルギーは、乳幼児期(0〜6歳)に発症するケースが多い病気です。発症後、適切なケアをしないと、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーを始まりとして、気管支ぜんそく、花粉症など次々と異なる疾患が発症する「アレルギーマーチ」を起こすこともあります。アレルギーの子どもを持つ親は治療ですぐに治らないからこそ、「このまま同じ治療を続けてもいいの?」「薬の副作用は大丈夫?」「いつまでこの状態が続くの?」など、多くの不安や疑問を抱えています。なかには、医師から十分な説明を受けられず、誤った情報に振り回されたり、過度にストレスを抱えたりする方もいます。そこで本書では、専門医資格を持つ女性医師が自身の子育て経験を踏まえながら、エビデンスベースの正しい知識と最新情報、家庭でできるセルフケアを紹介します。
アレルゲン同定、免疫療法、ステロイド薬の使い方など必須知識から生物学的製剤の使い分け、生活指導のコツまで、現場で生きる技が満載。喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症、食物アレルギーなど主要疾患について小児と成人診療で必要となる情報をわかりやすく解説。
「このやり方で大丈夫?」「食事作りが大変」「子どもをあずけるのが心配」…。そんな日々の「困った」に寄り添う本です。食物アレルギーの最新の診断・治療から、代替食の作り方と栄養のコツ、買い物や外食で必要な食品表示の見方、保育園や祖父母に安心してあずける方法まで、専門医と管理栄養士が、くわしくやさしくこたえます。子どもを守る確かな情報が、この1冊に!家族いっしょにおいしいレシピも50品!
「どうして病気になるの?」という子どもたちの疑問に、やさしく答える絵本。子どもにとって身近な病気の症状や原因、予防法などをわかりやすく紹介します。病気について知り、自分の体への関心を深める入門書シリーズ。
アレルギーの症状は似ていても、その原因は様々です。花粉症・気管支ぜん息・食物アレルギー・アトピー性皮膚炎について解説します。