暦は天文学の諸分野の中でも長い歴史をもち、人間の日常社会生活に深くかかわってきた。この本はその暦を含めて実地天文学で扱う広い範囲の情報・地識を、それぞれ使いやすい数表の形にした“永久保存版”基礎データ集成である。
コペルニクス体系の基礎を解明し、同時に新しい科学方法論を確立した不朽の名著。地動説論証のためにガリレイが直面しなければならなかったさまざまなスコラ学体系の難関・障壁と、それがいかにして突破されたかが如実に示されている。近代科学の黎明を告げる大著であり、科学革命の宣言書である。
本書は、これから物理学を学び研究を志そうという人や、物理に興味をもつ一般の文系・理系の人びとを対象に書かれている。必ずしも物理を専門としていない、いろいろな分野やレベルの人に、量子の世界の研究をわかってもらうために、かなり簡略に書いてある。さらに詳しく知りたい読者のために各章の終わりにいくつかの参考文献がのせてある。
太古の時代から人は無限の宇宙に魅せられてきた。惑星探査機や有人月面探査は、太陽系天体の真の姿を日々刻々と伝えてくれる。しかし、人工衛星をめぐらせ、月面に足跡を印す科学の成果の陰には、その時代、時代に宇宙に取り組んだ人たちの「夢」と「希望」と「計算」の蓄積がある。
明日の日の出は何時だろうか、地球儀は球でよいのだろうか、東京タワーから物を落とすと真下に落ちるだろうか等々、ひごろ話題にされることの多い問題に、自分の力で答を出してみることは、正しい態度だし、天文学の理解におおいに役立つ。しかもその過程では読書だけでは得られなかった思いもよらない新事実を発見して、うれしくなったりするものである。本書には、比較的興味ある天文現象をできるだけ多く集めたものである。
星空の初心者でもかならず探し出せる45個の星雲星団を厳選。星雲星団の位置を示した「見出し星図」と、探し方が一目でわかる「見つけ方星図」を左右セットで掲載。さらに空の環境別シミュレーション画像で実際の見え方を再現。星雲星団を見つける楽しみ、見る楽しみのエッセンスがいっぱい詰まった一冊です。
星は、人びとの暮らしにとって、どのような意味を持ってきたのであろうか。人びとは、どの程度、星を見てきたのであろうか。人びとの生活のなかで、星は、山や海と同様、日常的な景観であり、生活及び生業と密着した自然環境のひとつであったと考えることはできないのであろうか。星と暮らした人びとの「ことば」「歌」の力はものすごい。そこには、自然認識の力、生きる力、そして豊かな表現力…と、私たちが失ってしまったすばらしいものがいっぱいある。だからこそ、星と暮らした人びとが伝えてきた伝承を、今では役に立たないもの、非科学的なものとして捉えるのではなく、あるいは、ふるさと的なもの、ロマンを感じさせてくれるものとして捉える段階にとどまるのではなく、21世紀、人間の生き方を考えるにあたって多くのことを示唆してくれるものとして捉えていきたい。
本書には1980年代の十年間に撮った鹿児島・天文館の写真を収録した。
おまたせ!大好評「星になったチロ」の続編。チロのほのぼのばなし15話。
日本の面積は増えている。日の出の時刻は変わっている…。平成16年版。火山・地震データ全面改訂。110番元素ダルムスタチウム。生命科学「プロテオミクス」「DNAチップ」ほか。