魔王討伐のため、女王の命令で勇者パーティに参加をすることになったスカウト(斥候)のヒドゥンとその幼馴染であり恋仲のティアナ。
しかし、勇者であるアシュラムを筆頭にパーティメンバーは文字通り“理想的”な勇者パーティで、パーティの資金や魔王国によるスパイ、女王に反目する勢力による刺客・暗殺者などの“現実的”な問題に疎かった。
そこでパーティの暗部を担うことに決めたヒドゥンは、仲間の目を盗み汚れ仕事を実行してきた。
だが、ある日、彼の貢献を知らない勇者たちから「魔王討伐で人々を助ける僕たちが、逆に人々を傷つけてどうする!」と追放宣告を受けてしまう…。
さらにはティアナにまで見限られてしまい、ヒドゥンはパーティを離脱することを決意した。
そして新たな人生を始めるため、ヒドゥンが向かった先は闇ギルドである『ギフティア』だったー。
勧善懲悪では語れないダークヒーローが、悪を以って悪を制す“邪道”ファンタジー開幕!!
「御水家中御屋敷帳 弘化二年写」(茨城県立歴史館所蔵)の翻刻・復元を通じて、水戸城下及びその周辺の歴史に思いをめぐらせ、水戸藩の成り立ちや家臣団の形成、そして家臣たち銘々が自分の役割をどのような思いで果たしていったのかを考察する。付録には、日本の幼児教育の先駆者・豊田芙雄の聞き取り書きを収録。
序〔宮田正彦〕
第一章 水戸徳川家の成り立ち
第二章 藩主徳川頼房・光圀父子
第三章 水戸藩家臣団の構成
第四章 水戸城下の構築
第五章 水戸学の興り
第六章 水戸城下「屋敷割圖」に藩士を追う
第七章 水戸藩家臣団の抗争
附 豊田芙雄聞き取り書き
縁日から屋台が消える。
暴走する暴排条例。反社でないのに排除されているーー。
テキヤ経験者の研究者が祭りを支える人々の実態を取材・調査!
テキヤ社会と裏社会の隠語集も掲載。
ソースせんべい、わた菓子、ヨーヨー釣りなど、
薄利の品を祭りで売る、縁日を支える人たちはどのように商売をし、どう生活しているのか?
世話人(出店を取り仕切る幹部)を務めた男に帳元(親分)の娘、2人のテキヤのオーラルヒストリーを通じ、戦後から現在までの縁日の裏面史が明らかとなる!
■ヤクザとテキヤは祀神が違う
■酉の市の熊手の商売は助け合い
■昔は刑事さんもお客さん
■祭りの混雑をさばくのも世話人の仕事
■テキヤ稼業は闇市から始まった
■テキヤの葬式じゃあ、ちらしちゃダメ
■前金も契約書もない、ご縁による商売
【テキヤ隠語使用例】
・バイはマブテン、サンタクヨロクした(商売は上首尾で沢山儲かった)
・アニコウからタイガリくっちまった(兄貴からひどく怒られた)
・ヒンはヤリモカマラん(銭は一文も無い)
・今日はジンがナイスクだった(今日は人出が少なかった)
・スイがバレないうちにハヤバにゴイしょうぜ(雨が降って来ないうちに早く帰ろう)
・あいつにヤクマチ切られちゃったよ(あいつに悪口言われた)
【目次】
まえがき
序章 テキヤ稼業とはなにか
第一部 テキヤの世界
第一章 テキヤ稼業の実態ーー元世話人の回想
第二章 戦後縁日史ーー帳元の娘の回想
第三章 彼らはどこから来て、どこに行くのか
第二部 テキヤ社会と裏社会の隠語
はじめに
テキヤ用語一覧
概説/数字/テキヤ用語使用例
あ〜わ行
裏社会用語一覧
あ〜や行
あとがき
参考・引用文献
スカウト(斥候)として、勇者パーティの汚れ役を担ってきたヒドゥン。
仲間の目を盗み、魔王国によるスパイ活動の阻止、刺客・暗殺者の始末を実行してきた。
ある日、彼の貢献を知らない勇者たちから「魔王討伐で人々を助ける僕たちが、逆に人々を傷つけてどうする!」と追放宣告を受ける。
さらに恋仲だった幼なじみにまで見限られ、ヒドゥンは新たな人生を始めるため王都へ向かう。
たどり着いた裏組織「ギフティア」本部には、かつて仕事を共にした華奢な美少女・ルナの姿が。
やがて、ボスとして組織を統率する彼女と恋人として結ばれ、仕事で血に染まりながらも幸せな私生活を過ごしていく。
一方、新スカウトを迎え入れた勇者パーティは詐欺被害や資金難に直面し、身売りにまで手を出すが……?
≪本誌の特長≫
●次代を担う臨床検査技師のための総合臨床情報誌。
●臨床検査業務に即応した最新情報を、より幅広くより豊かにビジュアルな誌面で提供し、わかりやすく解説・紹介。定評ある基本技術の解説とともに、診療支援の強化やチーム医療への参加といった時代のニーズに応える知識・情報を豊富に掲載!
≪特集テーマの紹介≫
●病理解剖(剖検)は、病死した患者さんのご遺体と向き合い真実を追求する重要な病理診断業務の一つです。死亡原因を探るため、治療効果を判定するためだけでなく、各病院で行われている臨床病理検討会(clinicopathological conference;CPC)を通じた医学教育にも貢献しています。
●臨床検査技師は病理解剖において大きな役割を担っており、実際の現場では剖検医と以心伝心できる高度な技術や知識が要求されます。本特集では、病理解剖の歴史的背景から現状についてふれながら、各工程における臨床検査技師の役割、死後画像診断(autopsy imaging;Ai)がもたらす医療・社会的意義についても踏み込んでいきます。
●画像診断技術の進歩によって剖検率が減少している今だからこそ、若手からベテランの臨床検査技師まで、この機会に再考していただく良い機会になることを切に願っています。
【目次】
1.病理解剖の歴史的背景と現状
2.病理解剖の実際
1)病理解剖の心構え・準備・手順
2)剖検室の環境改善とバイオハザード対策
3)臓器の取り出し(Virchow法、Rokitansky法)
4)開頭と脊髄の取り出し
5)妊産婦・胎児・新生児の病理解剖
6)感染症例の病理解剖
3.死後画像診断(autopsy imaging;Ai)の現状
Editorial-今月のことば
憧れから始まることも
クライテリア確立のための細胞所見ー鑑別疾患と重要所見
4.乳腺領域
基礎講座
心エコー図検査におけるasynergy評価とSimpson法トレース
薬剤感受性検査データ(MIC)の読み方と耐性菌検査
グラム陰性菌編
6.Neisseria gonorrhoeae
FOCUS
シリーズ 臨床検査とAIの活用
3.生理検査部門
感染対策連携共通プラットフォームJ-SIPHEの活用法
From LABO
ドクターカー業務で活躍する臨床検査技師
MT Seminar
微生物検査を外部委託する場合のピットフォール
国家試験
第71回臨床検査技師国家試験問題・解答・解説
足利義教時代の清算として期待された青年将軍足利義政、その政治は、今参局らからの口入を体質としたため、波乱の幕開けとなる。日野重子の死後、日野富子は義政の正室として政治や文化の舞台に登場し、応仁の乱中・乱後の混乱期に義政と役割を分担しつつ政権を担う。将軍家から民衆まで、猿楽能に熱中するという、混沌としつつ活気あふれる義政と富子の時代を、天皇家から民衆に至るさまざまな視点から描き出す。
戦艦「大和」から小艦艇にいたるまで、かずかずの艦艇に乗り組み、死闘の海原に出撃した歴戦の下士官の艦隊ぐらし。そびえ立つ水柱の間隙を縫い、爆撃をかわし、魚雷を回避して決戦海面を縦横に疾駆した操舵員アラカルト。ハワイ、ミッドウェー海戦、マリアナ沖海戦、レイテ海戦で戦った「愛宕」「大和」操舵員の青春。
・麻酔科学の進歩は近年めざましい。全身麻酔薬や局所麻酔薬の改良はもちろん、麻酔科医の診療範囲がますます広がり、周術期管理全体の質を高める重要な役割を担っている。
・特に、高齢者や小児といった脆弱な集団に対する麻酔管理が、医療の質と患者アウトカムを左右する大きな要素となっており、基礎研究と臨床経験のさらなる発展が期待される。一方で、多職種連携によるチーム医療の重要性や、AIやVRなどの最先端技術の導入によるさまざまな可能性が示されている。
・本特集では、新規静脈麻酔薬・局所麻酔薬の開発動向、高齢者や小児に対する麻酔管理の最新知見、周術期せん妄の予防と対策、AIやVRを活用した新技術の展望、多職種連携によるチーム医療の実践など、幅広い話題を網羅する。
■麻酔科学の進歩ーーより効果的で安全な全身管理のために
・はじめに
・新しい全身麻酔薬/鎮静薬レミマゾラムの特徴と使用上の注意
〔key word〕レミマゾラム、ベンゾジアゼピン、全身麻酔薬、鎮静薬、フルマゼニル
・新しい局所麻酔薬ーーより長い鎮痛効果を目指して
〔key word〕局所麻酔薬、ブピバカイン徐放剤、リドカイン誘導体、選択的Naチャネル遮断薬、スゼトリジン
・高齢者における術後せん妄を予防するための周術期管理と手術室運営
〔key word〕高齢者、術後せん妄(POD)、多職種、包括的介入、手術室運営
・小児と高齢者に対する麻酔管理の最近の話題
〔key word〕神経発達、術後せん妄(POD)、フレイル
・麻酔科医を支援するAIやVRなどの最新技術
〔key word〕AI(人工知能)、機械学習、VR(仮想現実)、麻酔科学
・自動麻酔
〔key word〕ロボット麻酔システム、自動制御、自動麻酔記録器、リテラシー
・周術期管理における多職種医療従事者との連携
〔key word〕周術期管理、多職種連携、特定看護師、周麻酔期看護師、麻酔アシスタント
●TOPICS 糖尿病・内分泌代謝学
・下垂体神経内分泌腫瘍(PitNET)とは
●TOPICS 免疫学
・IL-7とγδT17細胞によるグルコース代謝の制御
●連載 ケースから学ぶ臨床倫理推論(16)
・善行を果たせるか
〔key word〕認知症の患者、身よりのない患者、患者の権利、尊厳、最善の利益
●連載 イチから学び直す医療統計(8)
・検定:P値とは
〔key word〕検定、P値、誤用、ASA声明
●連載 司法精神医学への招待ーー精神医学と法律の接点(11)
・薬物規制法と地域精神保健福祉的支援ーー司法と地域を結ぶ架け橋「Voice Bridges Project」の試み
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
息子を「売った」母、豆兵士をつくった女教師…「戦争協力者」としての戦時下の女性の姿を、数多くの丁寧な取材を通して書き上げた名ノンフィクションの復刊。平和とは何かを問い直す、いまこそ読むべき1冊。
2025 APRIL
春服を着て出かけよう。
私たちの好きな、東京!
広瀬すず、杉咲 花、清原果耶
切なく、強く、儚いランデヴー
ここが私の東京
日高由起刀/瀧波ユカリ/栗山愛以/堺 小春
artistic breeze
ふんわりエアリーに春爛漫
海外クリエイターに聞いた東京の楽しみ方
銀座を駆けるジャケット
フレッシュなスタイリスト4人が選んだ
いま欲しい東京ブランド
東東(イーストひがし)東京でミニミニ散歩
當真あみと巡るSSS(Special Small Shop)
GINZA CHARMING BUSTERS
Tokyo Independent Book Store
本屋で過ごす私だけの時間
フーディたちは幡ヶ谷に集う
GINZA早耳調査隊が行く!
ウ・ワ・サのニューオープン
撮影でおじゃましました!
注目! SPRING TOKYO GUIDE
街の文化を担った”あの場所”へ
FASHION
BALENCIAGA
a tribute to fashion
LOEWE
クラフトから生まれる
アートとファッションの交差点
穂志もえか in FENDI
フラジャイルな白昼夢
MIU MIU
PURE PLEASURE
無印良品
理想のチノパンの条件
〈茉莉花〉と、ごきげんな春
BEAUTY
では、ビューティの時間です!
東京ビューティバイブス
やっぱり行動することが愛だと思う 加藤シゲアキ
Jun. K(2PM) next stage awaits
近代の出発点となった明治維新において、変革の主体となった旧長州藩士にとっても、新時代への対応は戸惑いと試行錯誤の連続であった。やがて彼らの中から地域振興の経済主体となる地方企業家(ローカル・アントレプレナー)があらわれ、振興の核となる近代企業を創成していった。「東京の渋沢の如し」と呼ばれた豊永長吉、士族授産の「サムライカンパニー」を大企業へと導いた笠井順八。長州・山口をフィールドに、近代産業の担い手となった地方企業家の実像に迫り、明治期における産業化の過程を検証する。
東国を背負った二人のリーダー、時政と政子。「鎌倉」の時代を創るために父と娘は中世という時代にどのように向き合ったのか?伊豆・京都・鎌倉、それぞれの地域で彼らは新しい時代とどのようにかかわったのか?東国の自己主張を時政と政子の生き様から汲み上げる。頼朝が、義経が、そして後白河院・後鳥羽院が、それぞれの場で顔をのぞかせる。緊張の公武関係を新しい視点からひもとく。
半世紀たった今、甦る日中国交回復の舞台裏
建国後孤立していた中国の現代化に、日本人や日本企業はどう関わってきたのか。日本企業による奮闘の痕跡を、聞き取り調査した第一級の資料。中国ビジネス担当者、中国研究者必読。
*『覚醒中国 秘められた日本企業史』2012年刊改訂保存版
はじめに
第1章 中国を眠りから覚ました日本人
第2章 長崎国旗事件と稲山嘉寛の訪中
第3章 友好貿易の始まり
第4章 高碕達之助とLT貿易
第5章 プラント輸出と吉田書簡
第6章 文革と友好商社
第7章 周四条件と三菱グループ
第8章 伊藤忠・住商・丸紅の中国復帰工作
第9章 三菱重工の方針転換
第10章 国交正常化という「儀式」
第11章 江南造船と日本の技術
あとがき
跋文(宮内雄史)
日中間の経済・企業関係史年表
人本来の姿にたち返る時が来た!役割から解放されたルシエルの数々の詩、雅歌。30年前から語り継がれた幻の名著、遂に刊行!
月刊「商店建築」は、レストラン、ホテル、ファッションストアなど最新のストアデザインを、豊富な写真で紹介する専門誌です。
デザインコンセプトや図面、仕上げ材料など、インテリアデザイナーや建築家、店舗開発に携わるすべての方に有益な情報が満載です。
1956年の創刊以来、日本の商空間、店舗デザインを記録し、国内外に発信し続けています。■特集/カルチャーを発信する複合拠点
東京に新たにオープンした三つの複合施設を掲載します。「銀座ソニーパーク」は、「余白」のような空間(ヴォイド)を活かし、さまざまな活動の受け皿となる現代的な商業施設です。「V.A.」(表参道)は、カフェカルチャーの歴史を引き継ぎつつ、ショップなどを融合した複合型施設としてリノベーションされました。「SKAC」(亀有)は、デザイナー自らが運営に関わり、ブックショップやギャラリーなどを通して高架下の空間に新たな文化的価値を与えています。これらは、それぞれ異なる特徴を持ちながらも、共通して文化創造の拠点としての役割を担っています。
■大特集/ファッションストア
ファッション系ショップの特集です。アパレルショップからバッグ、スニーカー、レザーグッズの専門店まで幅広く掲載します。「Chapter 1」では、銀座にオープンした海外ブランドの旗艦店や、京都の町家を改装したジーンズ店、名古屋・松坂屋の大規模リニューアルなどを取材。また、東京の注目ビンテージショップをファッションエディターと共に巡りまw)「靴拭・尸・宙瘰・髷甥ぢ」では、「ボッテガ・ヴェネタ」「エンダースキーマ」など、個性豊かな専門店に焦点を当てます。さらに「VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)入門」として専門家にインタビューし、商品演出の工夫を探っていきます。
長らく秘匿され未だ解明されていない点が多い本法寺蔵「法華経曼荼羅」(重文)。本来ここに描かれることのない『法華経』以外の要素を手がかりに、文学・美術・歴史・宗教、さまざまな視点から曼荼羅に織り込まれた制作者の意図を詳らかにする画期的研究。
なぜ、ナイチンゲールはすごいのか。医師、病理学者、看護師たち…さまざまな人びとの手によって育てられてきた医学の歴史を公衆衛生研究の第一人者が医学への感謝の気持ちを込めて多くの引用と挿話で綴る。誰が医学を作ったか。医療従事者、看護学生必携!!
近代日本の出発点となった明治維新そして明治国家を、政治・思想、経済・技術、文化・教育から総合的に捉え直すシリーズ全三巻。第三巻では、直線的な「文明開化」ではなく、さまざまな「文明開化」と「江戸の残像」が描かれる。武士のエトス、病院、新聞等のメディア、辞書、「北海道」、公園、華族制度、「御用絵師」をテーマにして、それらがどのように変化したのか、あるいは変化しなかったものは何であるか、「明治維新」とは我々の歴史の上で、どのような社会変革だったのか、それらを考えるきっかけになれば幸いである。