今ふりかえれば、昭和19年から十数年余の、農家の嫁としての暮らしはなんと貴重な歳月であったことか。-あの日々、姑をはじめ村の女たちは、きつい農作業に励み、しきたりや行事を守り、気の遠くなるような労働を、寡黙に、確実にやり遂げていた。町育ちの著者の、村の暮らしへのとまどいは、やがて静かな感動となり、さらに歓びへと変わっていく。時と共に失われつつある日本人の「生」にむけるひたむきさを、四季の香りと共に瑞々しく映し出した、胸にせまる名エッセイ。
“暦の正しい知識”と“吉凶判断の手引書”。
暦は天文学の諸分野の中でも長い歴史をもち、人間の日常社会生活に深くかかわってきた。この本はその暦を含めて実地天文学で扱う広い範囲の情報・地識を、それぞれ使いやすい数表の形にした“永久保存版”基礎データ集成である。
本書では、自然環境を汚さず、健康と安全を第一に考えながら作物を育てようとする。農薬と化学肥料は用いず、有機農法と自然農法による環境にやさしい野菜づくりを、作物の生長過程を写真で追いながら解説。とりわけ、野菜づくりの大きなネックであった病虫害の発生を自然に抑える、その育て方のポイントを種別ごとに具体的に記す。家庭菜園で初めて栽培する人から、経験のある人まで、誰でもできる野菜づくり。
天気のなぜ?なに?がわかる!春夏秋冬の美しい写真とともに、人気の気象予報士がズバリ解説!各地、各月の晴れ、雨の回数がわかる気象データを一挙掲載。
新しい暦が,地球と人類を救う。古代マヤ人がもっていたとされる『時間の宇宙論』が現代に甦った。新しい暦として、静かなブームとなっている『13の月の暦』の全貌と魅力を、実際の使い方を含めて徹底解説。
明日の日の出は何時だろうか、地球儀は球でよいのだろうか、東京タワーから物を落とすと真下に落ちるだろうか等々、ひごろ話題にされることの多い問題に、自分の力で答を出してみることは、正しい態度だし、天文学の理解におおいに役立つ。しかもその過程では読書だけでは得られなかった思いもよらない新事実を発見して、うれしくなったりするものである。本書には、比較的興味ある天文現象をできるだけ多く集めたものである。
人類は正確な一年をどう決めてきたか。人間だけが暦を持ち、暦によって生き、死んでゆく唯一の動物である-暦の謎に挑んだ人たちの熱いドラマを描いた、スリリングなノンフィクション。2000年問題の根底にある全人類的な時間の区切りを解き明かした今世紀最後の必読書。
韓国語約3600語を品詞・テーマ別に分類し収録した単語集。巻末に、日本語、ことがら索引を付す。
知っているとちょっと楽しい知識を満載!ミレニアムの意外な秘密がわかる。暦の歴史をたどり、ルーツを探る。いまに生きる旧暦の数々がわかる。さまざまな時計の歴史と科学を紹介。身近な暦の話題から歳時記まで暦の蘊蓄が盛りだくさん。
21世紀(2001年1月1日から2100年12月31日まで)の100年間、36,524日の暦を収録しています。その年の二十四節気と雑節は暦表の右欄に掲載しました。またその年がどんな年に当たるかを、著名人の生誕・年忌や歴史上の出来事を中心にして各年の先頭頁に掲載しています。
整数25974の正体は?「整数」の森の奥は深い。そこには、未だ見も知らぬ不思議な世界が広がる。
本書は、ツツジの仲間の栽培、管理について、1月から12月まで月ごとに紹介したものです。月ごとの生育状況、主な作業、管理のポイントを、庭植え、鉢植え、アザレアに分けて説明しています。栽培の解説は、一般家庭で主に栽培されているツツジ属の仲間のうち、サツキ、シャクナゲを除いたものを対象にしています。
離婚を戦いとり、一人息子と妹を抱えた生活は窮迫するが、嫩は書くことに生きる光明を見出していく。そんな折り、かつて幼い嫩を捨てて駆け落ちした母を捜して引きとった。こんどは母のわがままと気紛れに翻弄され、執筆時間を奪われる日々が始まるー。凄絶な苦闘の半生を毅然と描き切った自伝的長篇三部作「蕁麻の家」「閉ざされた庭」につづく完結篇である。
本書は一年三百六十六日(閏年を考慮して)の毎日に、その季節にふさわしい話題をとりあげて、短い文章で解説したものである。