今までのテクニカルライティングは、教育者や企業内文書専門家の指導で成長してきました。これらに学びつつ本書は、企業内で報告書作成を実践してきた技術者の立場から、あくまで現場に即してまとめたものです。この中には、読み手の気持ちになって書くというテクニカルライティングの思想と、業務の一環として実務との相互作用のなかでテクニカルライティング技術を活かす方法を述べています。また、わかりやすく・まぎれなく書く技術を、豊富な解説と例題によって説明します。
本書では、システムの伝達関数表現に基づきながら、従来の古典制御の基礎的内容を、近年のロバスト制御を視野に入れた現代的な観点から記述している。特に、制御において最も重要な概念である“フィードバック”の本質的利点が理解できることに重点をおいた。
内部の空間を考え、建築物の外形を考え、柱や梁や壁などの大きさや、それぞれの配置などを決めていくのが建築構造設計である。本書では、構造設計の基本をなす力学的な観点をやしなうことが主眼となっている。
この教科書では、基本的な事柄をくわしく説明している。特に振動のモード(基準振動とも基準モードともよばれる)という概念を中心に据えて、それを理解することを主眼にした。
この度の耐震設計に関する建築基準法の改正は、1981年における改正と軌を一にするもので、終局強度設計法の、より一般的な展開とみることができる。この機に及んで、本書の意図は性能設計法の真の発展を促すことにある。前書と比べて、本質的に変わりはないが、内容を理解しやすいように整理し、耐震設計の根幹に関わる記述に重点を置いて補強し、煩雑な細部の記述は後まわしにした。
天才的な科学者にして、霊界研究の巨人・スウェデンボルグが語る霊界の真相。新訳版。
本書では、アメリカと日本の関係を主軸として、いま世界が置かれている状況を分析し、アメリカ経済の危機の本質を明らかにしていく。そして、この日本の危機、世界の危機を回避する、すなわちアメリカの破綻を救うことのできる国は、世界中で日本しかないことを明らかにしたい。
本書は、機械振動学の基礎的な問題に重点を置き、これまでの授業経験から誤解されがちな事項についてはとくに詳細な説明を加えている。
たった0.06ミリグラムで巨象を打ち倒すバッカク。天武天皇系の皇位が天智天皇系に移る一年前、正倉院から密かに持ち出された毒草冶葛。絶望的な激痛から人類を救い出したケシ。高速道路のかたわらで、青酸カリより激しい毒草としての甦りを待つキョウチクトウなどなど、人間の生と死をあやつる毒草は私たちのすぐそばにいる。これは、そうした毒草を食べてしまった人たちの世にも怖ろしい44の物語である。
実験計画法は、「どのようにデータを取るか(実験を行うか)」「得られたデータをどのように解析するか」の両者を適切に取り扱うための方法論である。本書では伝統的な実験計画法の入門的な手法を一通り取り扱っており、その内容自体はオーソドックスである。データ採取の考え方と方法を例題ごとに具体的に明記し、プーリングや推定・予測の考え方など、従来のテキストではあいまいに記述されることの多かった内容についても具体的に解説、データの構造式を重要視した。