女はなぜ背の高い男に弱く、男はなぜ子供っぽい女に弱いのか…。大胆な仮説で男女の謎に迫る真面目で楽しい読み物。
どうして男性は闘い好きで、どうして暴力的で、どうして不安定なのか。男性にまつわるすべての疑問はひとつの結末にたどりつく!?-きっかけは一本の電話だった。著者サイクスが自分と同じ姓をもつ赤の他人のDNAを調べてみると、父方の遠い祖先でつながっていた。この事実から著者は、男性遺伝子に興味を持つようになり、研究を深めていくことに。すると、Y遺伝子にかくされた、生命の壮大なトリックがあきらかになったのである。世界じゅうに衝撃をあたえたベストセラー・ノンフィクション、待望の文庫化。
愛国心、家族、人生、仕事…「価値観」という指標に立てば日本人は世界で何位にあり、それは何を意味するか。異色の日本人論。各国横断の共通調査を爼上にのせ、その結果をランキング表形式で紹介しながら、日本人の見方や考え方の独自性について分析する。
薬指の長い男は才能とお金に恵まれている!世界中で薬指の長さの研究が大流行!数学的才能、起業家精神、運動能力、音楽的才能がわかる!
どうして男性は闘い好きで、どうして暴力的で、どうして不安定なのか。男性にまつわるすべての疑問はひとつの結末にたどりつく!?-きっかけは一本の電話だった。著者サイクスが自分と同じ姓をもつ赤の他人のDNAを調べてみると、父方の遠い祖先でつながっていた。この事実から著者は、男性遺伝子に興味を持つようになり、研究を深めていくことに。すると、Y遺伝子にかくされた、生命の壮大なトリックがあきらかになったのである。世界じゅうに衝撃をあたえたベストセラー・ノンフィクション、待望の文庫化。
ネズミから学ぶ「正しい性」の知識
脳が決める♂♀
実験データに基づくネズミの「雄性学」からヒトの「男性学」へ
生物はそれぞれの種の寿命に応じて、個体としての生物は必ず死に至ります。
しかし、個体の死を超えてその個体の生物としての「生」を継承しています。
これこそが正に生殖です。生殖とは、生物が同一の新個体(子孫)を作る現象です。
男性の生殖機能に関わる問題を扱う分野には、男性ホルモンである。
第1章 生殖機能
性の誕生
無性生殖から有性生殖への進化
性の決定
1 染色体による性分化・2 生殖器の性分化・3 脳の性分化
同性愛男性とエイズ
1 性的二型核とストレス・2 同性愛男性の脳と手指・3 エイズの伝播
ネズミの誕生
1 受精、着床、妊娠・2 分娩・3 後分娩発情
性の判別
性成熟
性周期
生殖器の形態と機能
精子形成とその完成
1 精子の成熟・分化・2 精子の形態・性行動パターン
受精
1 受精前の卵子と精子・2 精子の卵子への接近・3 精子の透明帯の通過・4 雌雄前核の融合
生殖機能とアンドロゲン
第2章 生殖行動
交尾行動の発現
1 アンドロゲン情報伝達経路・2 嗅覚情報伝達経路
交尾行動における性反応
1 心拍数・2 血圧・3 カテコールアミン
性行動の観察
1 発情メスの準備・2 ロードシス商・3 ラットの交尾行動パターン・4 超音波発声
交尾行動の測定
1 交尾行動の指標・2 オス動物の交尾行動の特徴・3 ラットの射精シリーズの特徴・4 クーリッジ効果
交尾行動パターンに影響する因子
1 観察ケージの形態と大きさ・2 加齢性変化・3 薬物・4 糖尿病・5 高プロラクチン血症
陰茎反射(反射勃起)
1 ラットの系統差・2 ラットの加齢性変化
非接触性勃起
薬物誘発射精
1 PCA自発射精と内側視索前野の神経活性・2 PCA自発射精と超音波発声
生殖行動と脳
資本主義の成立と発展のなかで、過去の経済学者たちは女性や家族をどのように描いてきたのか。本書では、18世紀末から20世紀初頭の経済学者たちの思想をたどり、家事やケア労働の価値にも光をあてながら、これまで見過ごされてきたジェンダーの視点で経済思想を問い直す。
序章 経済学者の女性論に見るジェンダー思想史
ーー近代社会と「ジェンダー秩序」 柳田芳伸、原伸子
第1部 産業革命期における女性解放の主導者たち
第1章 商業社会と女性
ーーヒュームからトンプソンまで 山尾忠弘
第2章 イギリス産業革命期の結婚と女性
ーーマルサスの所論 柳田芳伸
第3章 ベンサムにおける性的快楽主義と女性
ーー同性愛行為・宗教批判・結婚制度 板井広明
第4章 J. S.ミルの『経済学原理』における女性
ーー男女の平等から労働者の境遇改善へ 小沢佳史
第5章 ハリエット・マーティノゥの経済学
ーーヴィクトリア時代の異端派エコノミスト 船木恵子
第2部 福祉国家黎明期におけるフェミニズム運動の展開
第6章 ミリセント・フォーセットの賃金論
ーー賃金基金説から同一労働同一賃金の提唱へ 松山直樹
第7章 「性の貴族制」から条件付き競争へ
ーーエッジワースにおける女性労働論の思想的変容 上宮智之
第8章 母性手当から家族手当へ
ーーエレノア・ラスボーンによる貧困調査とその解釈を中心に 赤木 誠
第9章 「革新主義時代」のフェミニズムと家政学
ーー無償労働の「発見」とジェンダー平等 原 伸子
第3部 20世紀初頭の日本における女性平等思想
第10章 河田嗣郎の家族崩壊論の特徴
ーー高田保馬による批評を手がかりに 吉野浩司
第11章 永井享の婦人論
ーー社会が求める女性像をめぐって 杉田菜穂
第12章 石橋湛山の消費論と女性
ーー婦人経済会との関係を中心に 牧野邦昭