FRaU SDGs特集26冊目は、SDGsを推進する上でキーとなる「多様性」の特集。これまでは、自然や動植物の多様性である「ネイチャーポジティブ」と、人間の多様性である「ダイバーシティ」は、別の文脈で語られることが多かったように思います。また、絶滅する動物や、差別される人間がかわいそうだから改めよう、という側面だけで語られることも多かった。多様であることは、豊かさにも、しなやかで再生力のある強さにもつながります。ネイチャーポジティブとダイバーシティは別のものではなく、掛け算で考えるほうが、より「多様性」につながるのでは?という仮説から、この特集は生まれています。
記事はネイチャーポジティブからダイバーシティに、テーマはグラデーションのように展開します。全体として、「多様性」の本質に触れてもらうことで、自分には何ができるのかを考えたくなるような一冊に仕上げました。編集部としては、世界の断絶が進行してしまいそうな今こそ、1人でも多くの方に読んでいただきたいと願ってします。
従来の中小企業研究は大企業の存在を前提とした中小企業論だった。そうしたことは得てして大企業に対する弱者の救済としての中小企業論であることが多いが、本書は中小企業の役割を新しくとらえ直すための中小企業論である。
企業の多様性と持続可能性の視点から中小企業を分析しようとの試みであり、経済の仕組みだけではなく、多様性を包摂でき、変化に対応できる社会や個人の在り方が今後ますます問われてくるであろうから、その在り方に応えられる中小企業論となっている。
大学の国際化に伴い、留学生と日本人学生がともに学ぶ「国際共修授業」の制度化が日本の各大学で進められている。北海道大学での「多文化交流科目」の実践をもとに、授業設計についてまとめ、教育における多様性を問い直す、国際共修授業の入門書。
はじめに
第1章 多様性と教育ーー市民教育の視点から考える[永岡悦子]
はじめに
1.多様性とは何か
2.多様性と大学教育の事例
3.多様性と市民教育
おわりにーー多様性を活かした社会に向けて
第2章 国際教育交流と多様性[高橋彩]
はじめに
1.多様性を再考する
2.考え感じる教育空間
おわりに
第3章 多様な視点と表現から学ぶ科学技術コミュニケーション[奥本素子・朴ゲン貞]
はじめに
1.理論的背景
2.授業実践
おわりにーー本授業を振り返って
第4章 多様性を資源とする批判的思考の育成[小林由子]
はじめに
1.理論的背景
2.授業実践
おわりに
第5章 社会の多様性と言語バリエーション[鄭惠先]
はじめに
1.社会言語学から見る「ことばの多様性」
2.社会の多様化を支える「ことばの多様性」
3.教室活動を通して考える「ことばの多様性」
おわりに
第6章 フィールドワークにおける多様性[青木麻衣子]
はじめに
1.フィールドワークと多様性
2.多様性を活用した授業実践ーー「札幌をフィールドワークする」
おわりに
第7章 異文化コミュニケーションにおける多様性[式部絢子]
はじめに
1.多様性の捉え方
2.授業実践「多文化共生入門ゼミ」
おわりにーーこの実践の先にあるもの
第8章 これからの日本語教育・教師教育における多様性を考える[小河原義朗]
はじめに
1.日本語教育における多様性
2.教師教育における多様性
おわりに
第9章 アクティブラーニングが求められる背景[山本堅一]
1.アクティブラーニングとは何か
2.なぜアクティブラーニングが求められているのか
3.アクティブラーニングと多様な他者との学び合い
4.オンライン授業導入による変化と展望
あとがき
索引
文科省作成の「生命の安全教育」教材を補う事例集。性暴力から身を守るために必要な学習と理解を、包括的性教育や国際的なガイダンスの考えを基に、事例別に網羅する。発展的学習のヒントや資料・解説付きで、コピー使用可。
はじめに
【事例集】
デートDV1
デートDV2
SNS における被害1
SNS における被害2
スクールセクハラ1
●コラム「からだの権利」とは?
スクールセクハラ2
JK ビジネス
保護者・監護者による加害1
保護者・監護者による加害2
レイプ1
レイプ2
痴漢
性的いじめ
●コラム「旭川いじめ事件」
被害を打ち明けられたら
信じてもらえない性被害
SOGI ハラスメント1
◆解説 性の多様性を考えるということ
SOGI ハラスメント2
●コラム「性の権利宣言」
考えてみよう世界の法律
考えてみよう性交同意年齢
●コラム「教育の基本の『き』」
◆解説 「紛争・戦争と性暴力」
◆被害にあったら 相談先など
おわりに
待望の「動物生理学」を俯瞰する一冊
本書は、長く動物学分野で生理学の教育に携わってきた4名の著者によって、動物の生体が示す生命活動機能的側面について分子から個体のレベルまで通して理解し、さらに種の多様性について洞察を深める一助となる教科書となるよう構成された一冊.
理学部だけでなく、工学部や農学部などさまざまな学部で生物科学を学ぶ3・4年生、さらには大学院生や研究者に活用されることを想定している.
本書では最近の分子、細胞レベルの研究成果を多く取り入れ、
1章では全章の理解の基礎となる細胞の機能について
2章から4章では動物の特徴である感覚受容、運動機能、中枢神経系について
5章では生理学の理解に必要な生化学的基礎について
6章では循環調節、体液調節、呼吸調節、体温調節などのホメオスタシスについてを
それぞれ生理学の観点から概説した.
より専門的な内容や関連する興味深いトピックは当社HPに掲載する.
1章 細胞の生理学
はじめに
1.1 細胞の構造と機能
1.2 細胞膜をよぎる物質の輸送と内在性膜タンパク質
1.3 開口放出とエンドサイトーシス
1.4 細胞における生体シグナル
1.5 Ca2+と細胞機能
2章 感覚受容
はじめに
2.1 感覚情報の受容と伝達
2.2 機械受容
2.3 化学受容
2.4 視覚
コラム 色の感覚
3章 運動機能
はじめに
3.1 細胞骨格
3.2 アクチン,チューブリンの重合
3.3 生体内の細胞骨格とモータータンパク質
3.4 細胞の運動
3.5 筋肉の収縮
3.6 筋収縮の調節
3.7 心筋,平滑筋の収縮と調節
3.8 鞭毛・繊毛運動
4 章 中枢神経系の生理学
はじめに
4.1 神経系の形態学的特徴
4.2 神経細胞における電気信号
4.3 神経伝達と神経修飾
4.4 神経回路とシステムとしての神経系
コラム 長期増強と長期抑圧の分子メカニズム
5 章 代謝の生理化学
はじめに
5.1 動物の体を構成する主要な生体分子
5.2 化学反応の自発性の指標:ギブスの自由エネルギー
5.3 酵素
5.4 消化器系と消化酵素,輸送体(トランスポーター)
5.5 エネルギー代謝I -解糖系とTCA サイクルー
5.6 エネルギー代謝II-電子伝達系とATP アーゼー
5.7 物質代謝
5.8 代謝の調節
6 章 ホメオスタシスの生理学
はじめに
6.1 ホメオスタシスにかかわる生体調節系
6.2 循環系のホメオスタシス
6.3 体液のホメオスタシス
6.4 呼吸系のホメオスタシス
6.5 体温のホメオスタシス
索 引
多様性を基盤としたもう一つの場。その地平に共生を原点とする教育の営為は成り立つか。オルタナティブ教育の原風景を探す。問われ続ける世界13カ国のガバナンス。
最新のデータをもとに主要産業や多様な地域を概観し、北海道経済の発展には産業振興が重要であり、地域内外の諸力と連携による内発的経済振興策が求められていることを提起。
【目次】
第1章 北海道の歩みと構造的問題点
第2章 北海道経済の概説
第3章 北海道の地域システムと札幌
第4章 北海道の地方都市
第5章 北海道の過疎地域問題
第1章 北海道の歩みと構造的問題点
第2章 北海道経済の概説
第3章 北海道の地域システムと札幌
第4章 北海道の地方都市
第5章 北海道の過疎地域問題
東北・秋田を中心に縄文時代から近世まで100を越える調査から考古学の多様性を論考。45年の考古学研究の成果を一冊に結実。
「生物多様性」をテーマにしたシリーズの第2巻。
第I部では、陸上植物全体の多様性と系統を概観し、第II部にてコケ・シダ・裸子・被子の各植物群の特色を詳説。第III部は、化石植物を含めた各植物群の綱レベルでの図版解説と興味深いコラムを掲載。
分類表や形態用語の解説、生物名・学名・事項の各索引など付録も充実。
人類は群を作って共同生活を行い、身の回りの自然を変えて快適な生活を実現しながらその文明を進歩させてきた。こうした歴史の背後では、群れが多様な個により構成されてきたことが有効に作用してきたのであろう。しかし反面、そうした多様性は異質性として受け止められ、区別・差別の対象となってきたことも否定できない。本書では、そうした人間の多様性を、進化生物学・行動科学・哲学といった個別学問分野の視点から再考すると共に、教養教育院に関わる教員の異文化体験を手掛かりに、多様性を踏まえた異文化理解のあり方を展望する。
はじめに 多様性は何を生みだすか 滝澤博胤
第一部 多様性と現代
第一章 進化的視点からみる人間の「多様性の意味と尊重」 河田雅圭
第二章 多様性と多文化共生ー社会学の視点からー 佐藤嘉倫
第三章 多様性と主体ー自分らしくあるためにー
Tout est un, tout est divers, (Pascal, Pensees) 座小田豊
第四章 教養教育における多様性の問題
-他者への共感が求められる時代の教養教育ー 花輪公雄
第二部 異文化理解への眼差し
第五章 異文化の体験 “coffee or tea? ” 山谷知行
第六章 学生には旅をさせよ
-プエルトリコおよびスペイン語との関わりを振り返ってー 志柿光浩
第七章 「臨床宗教師」の展開にみる異文化理解 鈴木岩弓
第八章 異文化を「異文化」化する社会 米倉等
あとがき ウチとヨソの相克の中で 鈴木岩弓
生き物が集まり、自然を遊んで学べるビオトープづくりを、誰でも、鉢植えひとつから始められる!湿地帯生物の観察と研究を専門とし、生物多様性の有識者として絶大な支持を集めるオイカワ丸氏と『映像研には手を出すな!』の作者で自身も自宅ビオトープの実践者でもある大童澄瞳氏による、過去に類をみない「実用的ビオトープ本」であり「硬派エンタメ系生物多様性教本」が、ここに誕生。
近年、急速に注目度を増してきているeスポーツ。巨大産業としてビジネス界で注目されているだけでなく、地方創生や多様性に配慮した社会福祉としての側面から、自治体や教育現場でも試行錯誤が始まっている。
しかし一方で「スポーツ」に対する従来のイメージから、日本においてはeスポーツに対する否定的な意見や不安の声も根強く残っている状況もある。
改めて今、スポーツとは何か?遊びとは何か?といった根本的な問いについて、向き合って考えていく意義は大きいと言える。
また、日本でeスポーツが隆盛していくためにはどのようなことが必要なのか、eスポーツの普及によって社会にはどのようなメリットがあるのかなど、
スポーツ人類学、スポーツ教育学、スポーツ政策学の大学教員がそれぞれの立場からスポーツおよびeスポーツの様々な側面に焦点を当てながら考える。
四季の風物の美しさと、竜巻・台風・局地的豪雨などの気象災害。定評あるテキストの著者が多種多様な天気の謎に迫る。雑誌『天気』の好評連載を書籍化。
『歌うカタツムリ』(毎日出版文化賞)などの著作で筆力に定評ある進化生物学者が、強力な「天敵」としての外来生物の研究史を通して、計り知れない複雑さをはらむ「自然」と、そこに介入せずには済まない人間と科学の業を描く。
外来の天敵種は有害生物を制圧する救世主となりうる一方で、ときに最強の侵入者にもなりうる。それでも、生物多様性が秘める可能性に魅了された多くの生物研究者たちが、自ら「夢の」天敵種と信じる外来生物を招いてきた。本書が語るのは、そうした天敵導入をめぐる知的冒険、成功、そして、壊滅的な失敗の歴史だ。
またその歴史は、産業革命の時代からグローバリゼーションの時代まで、時々の社会が奉じてきた自然観の驚くべき変転を映しだす鏡でもある。著者は、長く信じられてきた「自然のバランス」の実像や、生態系メカニズムの今日的な理解へと、読者を慎重に導いていく。レイチェル・カーソンの『沈黙の春』に敬意を払いつつ、その自然観をアップデートする書でもある。
終盤では、著者自身が小笠原の父島で経験した、ある天敵との死闘が語られる。生物多様性の魅惑と生態学の醍醐味が詰まった、渾身の書き下ろし。
はじめに
第一章 救世主と悪魔
夢の薬 / 自然のバランスを取り戻せ / 夢の天敵 / 赤い寄生蜂
第二章 バックランド氏の夢
外来生物 / 世界を支配するものは何か / 創造主の慈悲と夢の食材 / 豚か仔牛のようで、キジのような風味がある / 素晴らしい未来のために善を為せ
第三章 ワイルド・ガーデン
帝国の恵み / グレイヴタイ・マナーの領主 / 自然な庭園 / 赤い雑草 / 侵略の生態学
第四章 夢よふたたび
金の時計とダイヤモンドのイヤリング / 不毛な大地 / これを「自然のバランス」と呼ぶ / あれこれ考えるより、まず行動
第五章 棘のある果実
ブリスベンでの出会い / 赤い染料 / サボテン旅行委員会 / 謎の蛾 / 最初の一撃 / 赤い大群
第六章 サトウキビ畑で捕まえて
旅する昆虫学者 / 葉の上を跳ぶもの / 少しでも多く獲れ / グレイバックの災い / 海を渡ったカエルたち
第七章 ワシントンの桜
旅の始まり / 異国の旅 / 悲しい成功 / 友好の証 / 退く天敵 / 高まる敵意 / 危機を未然に防ぐとヒーローになれない / 大義の前に情を捨て
第八章 自然のバランス
分類学なくして防除なし / 密度依存 / 動物集団のバランス / 自然のバランス論争 / 自然はたいてい複雑である
第九章 意図せざる結果
理論か実用か / 光と陰 / 諸刃の剣 / 反自然的行為はもうやめなければならない / パラダイムシフト / 天敵には天敵を / 前車の覆るは後車の戒め
第一〇章 薔薇色の天敵
カタツムリの悪夢 / 戦いの始まり / 病気より悪い治療法 / 薔薇色の狼 / 楽園の行方
第一一章 見えない天敵
群島にて / 賑やかな夜 / 見えない捕食者 / 防除の行方 / もうひとつの道 / 封印の解き方
謝辞
参考文献
索引
◆「多様性」の本質と、コントロール技術が学べる一冊!
多様性とは、「物事の多種性・取り揃えの広がり」であり、幅広い分野に顔を出す、物事の質や影響力を左右する重要事項です。特にビジネスでは「多様性を制するものはすべてを制する」といっても過言ではありません。
本書は、多様性の本質を明らかにし、それをコントロールする技術を体系化しています。さまざまなビジネスシーン(品質管理、販売戦略、ポジショニング戦略、サプライチェーン、安全・セキュリティ)を想定した内容になっており、ビジネスを成功に導くのに役立ちます。
第1部 多様性工学の理論
第1章 多様性の意味と意義
第2章 多様性増減の原理と法則
第3章 モデル化ー正規分布当てはめを超えて
第2部 多様性工学の用途
第4章 多様性の分析
第5章 多様性への戦略
ある日学校に、外国につながる子どもがやってきた!
手続きは何からすればいい? コミュニケーションのコツは?
地域の学校へ、外国につながる子どもが転入学してくることは
グローバル化が進んだ昨今、決して珍しいことではなくなりました。
学校現場の先生、保護者、地域の方々が戸惑わずに受け入れられるよう、
基本的な知識と情報を詰め込んだ1冊です。
第3版では、資料編に記載されているURLすべてにQRコードをつけました。
1 外国につながる児童生徒とその保護者、その多様性を豊かさに
松永典子
2 グローバル化と日本の学校文化ーー説明の必要性
施 光恒
3 多用な先生、多様な児童ーー文学に「学び」、文学で「遊ぶ」ヒント
波潟 剛
4 外国人保護者が捉える日本の学校文化ーー相互理解と母語・母文化保持の観点から
S.M.D.T ランブクピティヤ
< 資料編>
1 クラス、学校に外国につながる児童生徒がやってきたら
2 役に立つリンク集・活用例