あらゆる苦痛が瞬時に癒され、不幸や恐怖の存在しない世界ー少年レアドが暮らすその世界に突如「苦痛」が蔓延した朝、人々の前に不思議な男が現われた。男はジェイスン・ワーシング、伝説の神と同じ名の持ち主だった。その日からレアドは、一万五千年以上にわたるジェイスンの波瀾の人生を何度も夢に見るようになる。夢が進むにつれ、やがて明かされる宇宙創造の秘密とは。人気作家カードの原点といえる傑作SF長篇。
赤い三日月が、一人の娘と髪の長い男、そして彼女たちを取り囲む無数の妖怪たちを照らしていた。「おいおい、いい加減にしてくれよ!和穂、一気にケリをつけるぞ!!」「え?ちょっとどうするの殷雷!?」起こりえない現象が起きている。妖怪が大量に出現したり、村人全員が酔っぱらいだったりするのは、すべて地上に飛び散った仙界の道具、欠陥宝貝のせいなのだー。宝貝を回収するため仙術を封じられた元仙人の和穂と、お供で欠陥宝貝の殷雷刀に、今日も騒動が待ち受ける!大人気中華風異世界ファンタジーシリーズの短編集登場。
抱腹絶倒、空前絶後、言語道断のスーパー・ホームコメディー。日本テレビ系大ヒットドラマの完全ノベライズ。
パナマ運河開削に心血を注いだ、たった一人の日本人・青山士。荒川放水路、信濃川大河津分水自在堰など、数々の河川工事を指揮して暴れ川を治め、日本の土木史に偉大な足跡を残した技師・青山士の進取と苦闘の青春。
ぽしぽしぽし…雨だ!雨だ!期待の新人デビュー!みずみずしいタッチで描く、生命のよろこび。3歳から。
本当の自分に出会えないまま生涯を終える。もし、起業した人間に共通の特権があるとすれば、そんな人生にだけは陥らずにすむことだろう。36人の自作原稿の神髄もそこにある。ノウハウも涙も笑いも満載の本書は、その実、生き方探しの良書である。熱い思いから寒いネタまで、ホンネ満載の自作メッセージ集。
一色佑哉は、派遣事務所に所属するフリーの添乗員。仕事は月に半分もあればいい方で、おまけに女性みたいな容姿のせいで客からセクハラされることもしばしば…。が、今回請け負った仕事は、テレビや雑誌でも超売れっ子の人気作家・鷹塔主馬のプライベート旅行のお世話!実は佑哉にとって鷹塔は憧れの人であり、この道に進むきっかけとなった人でもある。期待に胸膨らませて打ち合わせ場所に行くと…。
古今東西のおもしろ文化、知って驚きの地理や歴史など、思わず話したくなる多彩なミニうんちくが、世界各地から大集合。一日一話で楽しむ、「話材のカレンダー」です。
黛丈は悩んでいた。胸が…膨らんでる!そのうえ無性にレモンが食いたい!これってやっぱりアレなのか…?(ベイビー・ブルー)。剣道部最強の男 的場久典は、女にモテるためテニス部に転部。しかし、剣道部主将の深秋は諦めない。剣道部に戻ってくれ。君が必要なんだ!(ディア・ブルー)。ほか、全寮制名門男子校・清水谷学園を舞台に繰り広げられる、熱い友情とバトルの物語3編。
78年作。全曲星勝のアレンジで、その後のクールで洗練された陽水独自の作風は、この作品から始まったといってよい。抽象的なイメージを紡ぐ詞世界も彼ならでは。デジタル・リマスター盤。
アメリカだけでなく、日本やヨーロッパと同じくロシアにもジャズはある。前衛の宝庫であったロシア・ジャズの軌跡を辿り、魅力を語る。
CGM(Consumer-Generated Media)が急速に普及し、既存マスメディアの優位性が崩れつつある中で、広告業界やプロモーション業界が転換期を迎えている。その現場を見つめ直し、CGM+リアルイベントが切り開くクロスメディア時代の新戦略を探る。
セフレよりも温度の高い、でも恋人とも言い切れない曖昧な結びつきで、夜を共にする馨と真雪。馨は真雪を抱きしめて離さず、柔らかくて弱いところを甘熱いもので蕩けさせた。でも本当は『約束』が欲しい。もめ事解決屋の彼に惹かれて人が集まるから、気が気ではないのは真雪の方だ。今日だって馨の携帯に一通のメールが。悪いと知りながらハートマーク付の発信者名に、つい盗み見てしまうが、そこに書かれていたのはー。切なさと艶を増した二人の恋、大幅改稿で登場。
55年体制崩壊から15年。“改革”の名の下に何が起きたのか。いま、欺瞞のベールを剥ぐ“失われた10年”の舞台裏。金融システム崩壊の戦犯あのとき誰が何をしたのか。
新米新聞記者のテスは、ライバル新聞社のマイクに密かに思いを寄せていた。だが、かつて花形の事件記者だった彼は、資産家の娘であるテスを半人前扱いして、からかってばかり。さらに、映画欄を担当している二人は、同じ映画に対する批評もいつも真っ向から対立していた。ある日、試写会でマイクと同席したテスは車がパンクしてしまい、しかたなく彼のバイクで送ってもらうことにした。いい雰囲気になるどころか、話の流れでテスは思わず、スクープ記事をどちらが先に取るかの勝負を彼に挑んでしまう。すると、マイクは予想外の行動に出た。勝負を受けた証だとでもいうように、彼女の唇を奪ったのだ。