解剖学は、人体を把握し、描き出すための重要な鍵となる。本書のために撮り下ろした250点以上の写真と100点以上のデッサンを通じて、人体の内部を視覚的に解説するこの本は、あらゆるレベルの芸術家の画力を向上させるだろう。人体を描いた絵画を理解し、その現代的な鑑賞方法を学びたいと願うすべての人にとって、理想的な参考書である。
気の置けない旧知の友ならではの会話あり、会いたかった人との意外な話の展開があり…。横尾忠則が、表現の最先端を走る15人と、芸術の源泉、深淵について、語り合い、ときに聞き手となって尋ねる魂の会話集。
池澤夏樹、岡谷公二、岡真理、関口涼子、今福龍太、ジョルジョ・アガンベン、ジョルジュ・ディディ=ユベルマンなど総勢18名の豪華執筆陣による越境の夢。あいちトリエンナーレ2016公式コンセプトブック。
明代に書かれた『菜根譚』は、日本でも多くの人が魅了された珠玉の名言集。論語がエリート志向の若者に読ませたいお世話になっております。しかなら、こちらは市井に生きる普通の人々のための人生訓だ。治癒動くの思想・文学をわかりやすく語らせたら右に出る者のいない佐久協が渾身の現代語訳でおくる、ナチュラルに生きるための指南書。
ヨーロッパ芸術の黄金時代はイメージや言葉をめぐる「論」の時代でもあった。新たな芸術観を切り拓いた重要テクストが今、原典からの翻訳によってよみがえるーー。下巻には、代表的な文学・音楽・演劇論から、コレクション論や図像論、遠近法論や比例論、さらには反芸術論までを収録。
凡例
コレクション論
17 マルカントニオ・ミキエル
美術品消息
図像論
18 ガブリエーレ・パレオッティ
聖俗画像論(抄)
インプレーサ論
19 パオロ・ジョーヴィオ
戦いと愛のインプレーサについての対話(抄)
遠近法論
20 ピエロ・デッラ・フランチェスカ
遠近法論(第一書)
比例論
21 ヴィンチェンツォ・ダンティ
完全比例論
俗語論
22 ピエトロ・ベンボ
俗語論(第一書)
修辞論
23 ロレンツォ・ヴァッラ
ラテン語の典雅(序文)
悲喜劇論
24 ジャンバッティスタ・ジラルディ・チンツィオ
悲劇と喜劇の創作をめぐる談話あるいは書簡
抒情詩論
25 ポンポニオ・トレッリ
抒情詩論(第七講)
叙事詩論
26 フランチェスコ・パトリーツィ
ルドヴィーコ・アリオスト擁護
音楽論
27 ジョゼッフォ・ザルリーノ
ハルモニア教程(抄)
28 ヴィンチェンツォ・ガリレイ
古代と当代の音楽についての対話(抄)
演劇論
29 スーズダリのアヴラアミイ
スーズダリのアヴラアミイの出立
反芸術論
30 ジローラモ・ベニヴィエーニ
カンツォーネ「来たれ、主がおられる」についての註解(抄)
扉図一覧
訳者一覧
辰野隆・徳川夢声・池田弥三郎・岩田専太郎・木村荘八・清水崑・菅原通済・近藤日出造・神保朋世・鈴木信太郎・高橋義孝……この人たちを忘れては、あまりにもったいない! 戦後の貧しい時代に、豊に花開いた文芸。ユーモア・エスプリ・お色気は反骨と人間賛歌の証し!
1970年代、有機的な組替えやズラしによって、外の空気を浸透させ他を受け入れる作品を精力的につくり、あるがままをアルガママにする仕事をした「モノ派」、その運動の柱として知られ、国際的に活躍する李禹煥の著作を集める。そして著者自身の芸術について、セザンヌやマチスに始まり、ゲルハルト・リヒター、ペノーネ、若林奮、白南準ら現代芸術の旗手たち、古井由吉や中上健次などの作家たちについて、そして、ものと言葉について…自分と、自分をとりまく外の世界。その境界にあたらしい刺激的な見方を開く。
人類に発生した「心」の起源に迫る野生のサイエンス。人文諸学の再構築を目的とした芸術と人類学の創造的な融合。前人未到の表現空間が今、ここに拓かれる。
中世写本画の傑作“ユトレヒト詩篇”の表現主義的線描はどのようにして生み出されたのか。
ドラクロワの芸術を<素描><色彩><芸術の究極目的についての理念>の三点から考察した。
今日では巨匠の代表作、たとえばミケランジェロの≪最後の審判≫や、ピカソの≪アビニョンの娘たち≫も、発表当時は大変なスキャンダルを巻き起こした。一方で、今なお物議を醸している「芸術」も数多ある…。 宗教的・政治的・倫理的に「スキャンダルを巻き起こした作品」というテーマの下、古今東西・数々の名画・名作から70作品を厳選。
美と知が交響するーー。西洋芸術が華やかに開花したそのとき、美術家や知識人は何を考え、どのような言葉を交わしていたのか。本邦初訳の貴重なテクストを多数含む待望のアンソロジー。上巻には、代表的な絵画・彫刻・建築・工芸論から、模倣論やイデア論、庭園論や色彩論、さらには自伝やパトロン論までを収録。
凡例
解説 イタリア・ルネサンス芸術論(池上俊一)
美学
1 ジョルダーノ・ブルーノ
紐帯一般について(抄)
模倣論
2 ジュリオ・カミッロ
模倣について
イデア論
3 フェデリコ・ズッカリ
画家・彫刻家・建築家のイデア(抄)
理想都市論
4 アントニオ・フィラレーテ
建築論(第二書)
建築論
5 セバスティアーノ・セルリオ
建築七書(第四書)(抄)
庭園論
6 アゴスティーノ・デル・リッチョ
王の庭について
色彩論
7 フルヴィオ・ペッレグリーノ・モラート
色彩の意味について
絵画論
8 レオン・バッティスタ・アルベルティ
絵画論
9 ジョヴァン・パオロ・ロマッツォ
絵画神殿のイデア(抄)
彫刻論
10 ポンポニオ・ガウリコ
青銅の鋳造術について(第一章)
パラゴーネ
11 フランチェスコ・ドーニ
素描論(第六章)
工芸論(陶芸)
12 チプリアーノ・ピッコルパッソ
陶芸三書(第一書)
工芸論(金銀細工)
13 ベンヴェヌート・チェッリーニ
金銀細工論(抄)
印刷術・書体論
14 アルド・マヌーツィオ
関連史料
芸術家自伝・伝記
15 ロレンツォ・ギベルティ
コンメンターリ(第二書)
パトロン論
16 画家とパトロン
関連史料
扉図一覧
訳者一覧
科学者であり芸術家でもある著者が最新の脳研究から新たな境地に挑む! 芸術脳は生まれつきではなく、シナプスの可塑性にもとづく学習と記憶によって後天的につくり出されるという。脳内に形成される外界の世界(再現的世界)と脳内に情報を創発させる情報創成の世界が干渉し合うことで、新たな創造の世界が生み出されるという。内と外の世界のつなぎ方次第であなたも芸術家になれる!?
芸術脳は生まれつきではなく、シナプスの可塑性にもとづく学習と記憶によって後天的につくり出されるという。環境に適応するために脳内に形成される外界の世界(再現的世界)と脳内に情報を創発させる情報創成の世界が干渉し合うことで、それぞれの新しい世界=創造性が生み出される。芸術とは自分の存在を証明するために脳の外と内が相互作用した結果に他ならない!?
「科学と芸術は、同じ脳の営みであるとはいえ、違う。その両者を止揚し脳の創造の仕組みから芸術を解き明かそうとした。一人の人間としての葛藤も赤裸々に語られており、これが面白くないはずがない」(理化学研究所脳科学総合研究センター特別顧問・甘利俊一氏推薦文より)
甘利俊一先生の推薦文
はじめに
第1章 脳と創造
第2章 再現的世界の役者たち──特徴抽出
第3章 情報創成の役者たち──学習と記憶
第4章 脳と絵画
第5章 筆者の絵画と音楽とダンス
おわりに
参考文献
転換期にはいつも、持たざる者の技術があらわれるーー
雑誌、マンガ、広告、テレビなど1970年代前後の複製文化を読みとき、
機知と抵抗の技術として今に甦らせる。
〈わるさ〉が語る、もうひとつの戦後日本文化史。
パロディ裁判、岡本太郎への疑問、ディスカバー・ジャパン論争、
コピーと芸術家のもつれあい、マンガと美術のすれちがい、石子順造の思想、
赤瀬川原平と器用人、そして「食人」の教え……。
美術と雑種的な視覚文化を混交させる展覧会を企画してきた
異色の学芸員による、ゆかいな複製文化論。
アウトかセーフかの呪縛からの解放のために。
すべての持たざる者たちのために。
硬直化した思考をときほぐす、笑える批評の登場!
不幸なる芸術
ファウルブックは存在しない(解題・不幸なる芸術)
1 コピー
コピーの何が怖いのか?
ゼログラフィック・ラヴ
ディスカバー、ディスカバー・ジャパン
すべては白昼夢のようにーー中平卓馬、エンツェンスベルガー、今野勉
植田正治にご用心ーー記念写真とは何か
2 パロディ
「パロディ、二重の声」のための口上
パロディ辞典(第二版)
未確認芸術形式パロディーーことのあらましと私見
オリジナリティと反復の満腹ーーパロディの時代としての一九七〇年代前後左右
二重の声を聞けーーいわゆるパロディ裁判から
パロディの定義、テクストの権利
3 キッチュ
「的世界」で考えたこと
石子順造小辞典
匿名の肉体にさわるにはーー石子順造的世界の手引き
石子順造的世界ーー脈打つ「ぶざまさ」を見据えて
石子順造と千円札裁判
「トリックス・アンド・ヴィジョン展ーー盗まれた眼」--一九六八年の交点と亀裂
4 悪
口上 歌が生まれるとき(祈祷師たちのマテリアリズム)
「岡本」と「タロー」は手をつなぐか
俗悪の栄えーー漫画と美術の微妙な関係
岡本太郎の《夜明け》と《森の掟》についての覚え書き
リキッド・キッドの超能力ーー篠原有司男(ギュウちゃん)の音声と修辞学
目が泳ぐーーいわさきちひろの絵で起こっていること
(有)赤瀬川原平概要
神農の教え
あとがき
巻頭特集「新版画」のすべて
「新版画」とは、江戸時代の浮世絵版画と同じように絵を描く絵師・版を彫る彫師・その版を摺る摺師の三者の共同作業によって制作された版画のことをいいます。
明治末期、日本には文明開化によって銅版画や石版画などの新しい印刷技術が輸入され、それまでの浮世絵版画はすっかり衰退してしまい、消滅の危機にありました。
それを惜しんだ浮世絵商・渡邊庄三郎は、自らが版元となり「浮世絵を継承し、現代の画家による現代の浮世絵」として新版画の制作に取り組み始めます。
渡邊は、洋画家や日本画家、さらには日本を訪れた外国人画家にまで声をかけ、今までにないない新しい時代の版画を生み出すことに尽力しました。
そのおかげで、新版画にはスティーブ・ジョブズも作品を求めたという橋口五葉の美人画にはじまり、吉田博、川瀬巴水や伊東深水、小原祥邨(古邨)、山村耕花や名取春仙など多くの画家たちによる名品が残されています。
何十版と版を摺り重ね、透明感を保ちつつも重厚な色彩で描かれるノスタルジックな日本の原風景。世相を反映した美人の姿。人相の特徴をリアリティある筆致で描いた役者絵。細部まで精緻に描かれた花鳥画。
本特集はこれら新版画の傑作を紹介しつつ、これまであまり知られていなかった新版画家や、外国人画家の作品も掲載しています。
タイトル通り、新版画の「すべて」を余すところなく紹介した決定版です。
“日本の陶芸のいま"がわかる本!!
人間国宝の巨匠から気鋭の若手までをその工房に訪ね、陶芸家の名品と、その人となり、
陶芸に対する思いなどをつぶさに紹介。 単なる作家名鑑でも作品集でもない、“日本の陶芸のいま”がわかる本!!