ユーロ=アジア世界をまたぐケルト文明。ケルトの人生と精神から生まれた目くるめく作品群の神秘に画期的な視野と丹念な記述で迫る。
コマの否定、吹き出しのみの構成、メタレベルのストーリー、ダンスとのコラボレーション…ほとんど分類不能、クールジャパンの対極のアヴァンギャルドー古くはバタイユがBDのアーナキーさに注目し、70年代に前衛集団「バズーカ」、90年代に前衛漫画集団「ウバポ」、大御所メビウス、ポードワンなどを紹介しながら、第九の芸術と言われるBDの歴史的背景と表現媒体の可能性を見る、待望のBDアヴァンギャルド論。
あなたは命がけで人生に取り組む瞬間がありますか?作品には芸術家の生き方そのものが映し出される。芸術作品が私たちの心を打つのは、芸術家が命がけで作品に命を吹き込むからである。時に精神を病むほどの峻烈な生き方は、時空を超えて、我々の心に問いかけ続ける。人間とは何かを、芸術と精神の火花の狭間に横たわる人間の本質を問う書。
従来の美学の概念を覆す書
美の消費と芸術の生産を美学はどう語ってきたのか、その結果、なぜ数学に遭遇せざるを得なかったのか。この2つの疑問にカント、ダントー美学から印象主義・表現主義への考察を踏まえつつ対峙する。
美学とは個人の快楽の自由を根拠とする哲学である。
目次
TABLE DES MATIÈRES
第1部
第1章 美の消費と芸術の生産 Consommation des belles et Production des arts
1 美の消費と芸術の生産 Consommation des belles et Production des arts
2 カント美学とダントー美学 Esthetique de Kant et Esthetique de Danto
3 印象主義から表現主義へ De l’Impressionnisme à l’Expressionnisme
4 美術史から美学の数理へ De l’histoire des beaux-arts aux mathematiques de l’esthetique
第2章 印象主義 Impressionnisme
1 カント美学 Esthetique de Kant
2 ルネサンスから印象主義へ De la Renaissance à l’Impressionnisme
3 撮像素子の発明 Invention du capteur d’image
第3章 表現主義 Expressionnisme
1 ダントー美学 Esthetique de Danto
2 フォーヴィスムとキュビスムから Du Fauvisme et du Cubisme
3 表現主義へ À l’Expressionnisme
第4章 美と芸術の市場 Marche des arts et des belles
1 美と芸術にデータはあるか Est-ce qu’il y a la donnee aux belles et aux arts?
2 美と芸術にコードはあるか Est-ce qu’il y a le code aux belles et aux arts?
3 美と芸術の市場 Marche des arts et des belles
第2部
第5章 美学の数理への具象化 Materialisation de l’esthetique aux mathematiques
1 美学のマティエールとしての数学 Mathematiques comme matière de l’esthetique
2 美の消費 Consommation des belles
3 芸術の生産 Production des arts
4 美と芸術の市場価値 Valeur au marche des arts et des belles
第6章 群の作用 Action des groupes
1 群の作用 Action des groupes
2 部分群 Sous-groupes
3 等質空間 Espaces homogènes
第7章 ユニタリ群 Groupes unitaires
1 直交群 Groupes orthogonaux
2 ユニタリ群 Groupes unitaires
3 ユニタリ群の部分群としての直交群 Groupes orthogonaux comme sous-grpoupes
des groupes unitaires
第8章 射影空間 Espaces projectifs
1 無限遠点 Point à l’infini
2 射影空間 Espaces projectifs
3 等質空間としての射影空間 Espaces projectifs comme espaces homogènes
文献
文化が大切だからこそ「文化」をあえて問い直す
という意義あるパラドックス……
芸術経験を通じて当たりまえだと思っている「事象」を問い直し、
何らかの知見を導き出すこと。
舞台作品や朗読パフォーマンス、戯曲、日独の両言語で書かれた
ユニークな詩のなかに見出された
文化的自明性への問いを真摯に深く鋭く考察する。
序章 文化を問い直すーー文化・アイデンティティ・自由と
舞台芸術(平田栄一朗)
第一章 異物としての演劇言語
--演出家・鈴木忠志の国際共同制作(寺尾恵仁)
第二章 喜劇の文化戦略ーーセルダー・ソムンジュの『我が闘争』
朗読パフォーマンス(栗田くり菜)
第三章「もうひとつのフィクション」のすすめ:
岡田利規『God Bless Baseball』における異他的なリズム
(三宅舞)
第四章 舞踏文化を動かすには:川口隆夫と田辺知美の
『シックダンサー』における踊る主体と観客の視線
(宮下寛司)
第五章〈今ここ〉からずれる風景
--ハイナー・ミュラー『ハムレットマシーン』を例に
(石見舟)
第六章 多和田葉子の「越境」
--混合文字詩「Die 逃走 des 月s 」を読む
(谷本知沙)
第七章 罅割れる憧憬ーークリストフ・マルターラー演出
《美しき水車小屋の娘》における歌う主体の複数化と
家父長制的文化への抵抗(針貝真理子)
第八章 越境のオペラ/オペラの越境ーーシュリンゲンジーフの
《さまよえるオランダ人》演出を例に(北川千香子)
詩人、文豪、画家、音楽家。猫を愛した作家たち。彼らはどんなところに暮らし、猫をどう描いたか。文学作品・美術作品に登場する猫を求めて、パリを1区から20区まで歩きましょう。パリ上級者のために、猫がご案内。
トスカーナの州都フィレンツェ。本書では、主にフィレンツェが金融業と織物産業を中心にして大都市として台頭した14世紀から、「マッキアイオーリ(色斑派)」と呼ばれる近代の画家たちが活動した20世紀初頭までのおよそ600年間を、この都市の形成に大きく関わったメディチ家の興亡とともにたどる。フィレンツェ市内およびその他の有名美術館館長やフィレンツェ大学の研究者たちを執筆陣に揃えた詳細かつ興味ぶかい解説で、過去の巨匠の作品に刺激されさらに新しい作品が生み出される「芸術の連鎖反応」と、時代をこえた巨匠たちの共作が実現する当時の状況がありありと甦る。また、高品質なカラー図版を豊富に収載。美しい絵画・彫刻作品や町をかたちづくる壮麗な建築群を眺めながら、フィレンツェの町を散策しているような気分を味わえる一冊。
気の置けない旧知の友ならではの会話あり、会いたかった人との意外な話の展開があり…。横尾忠則が、表現の最先端を走る15人と、芸術の源泉、深淵について、語り合い、ときに聞き手となって尋ねる魂の会話集。
こどもをヒトの原型と位置づけることで、才能の原石を見出すことができます。その原石が太古を由来とした造形の本質を指し示すと同時に、オブジェという現代美術のキーワードとも強く結び付くことをつまびらやかにします。
本書は、こどもによるモダンアート表現を約200点の作品写真を使って提示しながら、その方法論を明らかにするためのノウハウ書です。
1児童造形の指導者が新しい表現の本質を見出すため、また2わが子の造形表現を育み、時代に備えたいと願う保護者の方々の参考書として、そして3大人自身のための現代美術講座やアートシンキングの基本教材としても、最適な一冊です。
まえがき
自由な表現を求めるためのキーワードGUTAIを提案
第1章 こどもの天才性の由来を「太古」に見出す
・天才はドロンコが育む
・世界はたった3つの色で出来ている
・天才の眼は文明と文化の発生を見ている
・天才の線には太古の記憶が宿っている
intervalコラム/感覚脳で考える時代
第2章 こどもの天才性の出現を「今」に求める
・9歳の危機と表現の変化
・天才のヒラメキがモダニズムとなる
・オブジェこそ、究極のタイコ・ド・モダン
・確かに天才と呼べるこどもがいる
資料/制作表現の動機付けGUTAIとは何か?
むすび
予期しない一瞬に自由を見出すことができ、
その経験が自由を愛する人格を育む
明治以降、書壇とはちがった流れにおいて書に向き合った人物たち7名(松田正平・熊谷守一・柳宗悦・白井晟一・中川一政・高村光太郎・武者小路実篤)を取り上げて、代表的な書をビジュアルに見せながら、彼らの美学を論じる。
そして、各々が専門とする分野(絵画や彫刻、建築など)において生まれ出た美学が、自身の専門ではない「書」という分野においても生かされたことを示していく。造形美だけでない「書」の魅力を解き明かし、また、鑑賞する際の新たな視点を提示する一冊。
はじめに
松田正平「書と原点」
熊谷守一「書と心象」
柳宗悦「書と用」
白井晟一「書と常」
中川一政「書と遅筆」
高村光太郎「書と造型」
武者小路実篤「書とことば」
おわりに
池澤夏樹、岡谷公二、岡真理、関口涼子、今福龍太、ジョルジョ・アガンベン、ジョルジュ・ディディ=ユベルマンなど総勢18名の豪華執筆陣による越境の夢。あいちトリエンナーレ2016公式コンセプトブック。
幅広い読者を持つ代表的な芸術総合雑誌
絵画、建築、音楽など、西洋の芸術を学ぶ基礎文献を解説。48の原典で触れる西洋芸術の思索の豊饒。
ドラクロワの芸術を<素描><色彩><芸術の究極目的についての理念>の三点から考察した。
オペラ『ラ・ボエーム』やミュージカル『レント』に登場する、自由を求め放浪する芸術集団。彼らの実態を19?20世紀の小説、詩、日記から辿り、その心性と美学を解明する。
世界から取り残されてしまった日本のアートシーン。芸術は今、美術館の壁を埋めるインテリアとなり、若手アーティストは、地域おこしの中で楽しく過ごす刹那的な存在となった。この状況に苛立つ当代随一のアーティストが自らの奥義をすべて開陳。行動せよ! 外に出よ! 世界で闘い続けてきた芸術家が、現状を変革したいすべての人へ贈る実践の書。
明代に書かれた『菜根譚』は、日本でも多くの人が魅了された珠玉の名言集。論語がエリート志向の若者に読ませたいお世話になっております。しかなら、こちらは市井に生きる普通の人々のための人生訓だ。治癒動くの思想・文学をわかりやすく語らせたら右に出る者のいない佐久協が渾身の現代語訳でおくる、ナチュラルに生きるための指南書。