華麗なデビューを飾ったアメリカの新世代ゲイ作家がみずみずしく謳いあげる痛切な青春小説。
おもしろくてためになる漫画でよむ生物の進化。恐竜がどんなに大きくたって魚の孫さ。えっ。ほんと。じゃ、恐竜のおじいさん?まんがでさぐる恐竜のなぞ。
世の中とはどういうものか。人々はどのようにして生きているのか。社会にはどんな問題があり、それがどう解決されようとしているのか-。第一線のルポライターとして、全国の工場、農村、漁村を歩きまわり、働く者の立場から鋭い報告を書き続けている著者。氏のルポライターに至る半生をふり返り、社会を見る目がどのようにして培われたかを綴る感動の書。
もりでいちばんの、あさねぼうのこぐまのクーが、きょうは、あさはやくから、くさのみや、はなをつんだりしている。「かくれんぼしようよ」「さかなつりにいかないか」「だめ!きょうはいそがしいんだ」ねえねえクー、なにがそんなにいそがしいの?
ろくぼくを大いに活用して楽しく遊ぼうというのが本書のねらい。安全で楽しいろくぼく遊びのすべて。スポーツ遊びの原点ろくぼく。
エルヴェ・ギベール。フランス文学の将来を担う気鋭の作家として凄まじいスピードで創作を行なっていたが、1988年エイズに罹っていることが発覚し、フランス中に衝撃を与える。絶望の中、エイズと闘う自分自身の姿-ホモセクシャル、乱脈深まる愛欲の日々-を一切合切さらけだして描いたのがこの作品である。1991年12月27日、36歳の誕生日の直後にギベールは死去。友人の哲学者ミッシェル・フーコーのエイズ死を追うような死であった。本書は、生前1冊の邦訳も出されなかった彼の、遅ればせの日本デビュー作である。
男ということ、女ということ。ジェンダー論の先端を行く著者が家族と性の問題を正面から捉えきる、長編処女小説。
ぼくは4さい。おとうとはゼロさい。あしくらまんじゅうがだいすき。おばけなんかにまけないぞ。
ぼくのまちには、路面電車がはしっています。道路を自動車といっしょにはしるんだ。ちいさいけれど、とってもべんり!チンチンという音がひびくと、出発だよ。
1979年に開始した、「文庫による読書感想文コンクール」(角川書店主催)の催しは、全国の中学生、高校生に広く浸透して来た。今までの応募作品12万6469件の中から、作家の宗田理さんが、「ぼくら」の目から見直し、優秀作品110編を選び出して新たに編んだ感想文集である。新旧の名作をどう読み、なにを感じたのかー。いきいきとした感動を、自分の言葉で語っているぼくらの感想文を大集合させた文庫本。