野性を蘇らせ、牛・草・山、人をともに生かす省力技術と「これからの道」。本書はノシバ草地のつくり方を柱に、放牧を取り入れた超低コストの和牛の飼い方をまとめたものですが、同時に古くて新しい「牛力」活用の各地の事例も紹介しました。
「放課後博物館」では、展示室だけではなく、集会室や研究室あるいは収蔵室にも毎日のように市民が出入りしています。放課後とは学校の放課後だけを意味するわけではありません。勤めを持っている人のアフターファイブであり、定年を迎えた方々の人生の放課後でもあります。展示室を見学するだけではなく、余暇を使って、その活動にどんどん参加していく、そんな付き合いのできる館が放課後博物館です。本書では平塚市博物館の活動を中心に、放課後博物館の考え方、自分の放課後博物館の探し方などを紹介しています。
環境問題と人間社会はどう関わり合ってきたのか。江戸時代から現代まで、その変化をさまざまな事例を通して跡づけるとともに問題の根底に潜む、変わらない社会関係を浮き彫りにする。
応用シーンに即したサンプル・プログラムを例にとり、Javaを用いた日本語処理、さらには国際化プログラミングに必須の知識を分かりやすく説明。真の意味での“Write Once,Run Anywhere”を目指すプログラマーに最適の1冊。
日本の動物園は、観客の刹那的な好奇心を満たす見せ物として存在してきた。しかし、これまでの人間中心主義的パラダイムが揺らぎつつある現在、動物園は「動物ー自然ー人間」関係のあるべき姿をともに考え、後代に伝えていくためのメディアへと変化しなければならない。本書では、動物園のイデオロギー装置としての機能を明らかにしながら、人と動物の関係を、見る/見せる/所有という行為の次元でとらえ直す。さらには動物園の歴史や日本人の動物観を省察し、現在の動物園の実態を批判的に解析するとともに、今後のあり方を大胆に提起する。日本人にとって動物園とは何なのか。「輸入」された一世紀を経たいま、見る側/見せる側双方に、その根本的な存在意義の再考を迫る論考集。
ブリティッシュ・モダンを駆け抜けた建築家。1960年代半ばレスターとケンブリッジ大学の建築ザデインを引っさげ颯爽とデビューしたスターリングは、その作風に変貌をとげながら活躍し、もっとも英国的でかつモダニスティツクな建築家と称された、その全軌跡。
戦略手順シート、市場分析シート、計画策定シートで示す成功へのステップガイド!すぐに使える“即戦”の戦略手順ガイド・策定シート付き。
「まちづくり」「地域おこし」とは、一過性のイベントによって人を集めることではない。日本各地の固有文化を深く掘り起こしつつ、暮らしと産業のなかに活かす人々に注目しよう。創造都市づくりと新しい起業者精神を提起し、ソフト・パワー時代の日本再生を地域から展望する。
国民国家の呪縛を解き、地域から探る新たな社会像。歴史の独自性を踏まえ、開発依存の問題をえぐりだし、世界との繋がりまで視野を広げて地域の自立を論じる。
経済活動の空間的側面を斬新な方法で分析。空間経済学の新たな地平を開く意欲作。
テレビや新聞が伝える海外からのニュースー戦争、災害、飢餓、貧困。困難や苦しみに直面する人々や開発途上国のために、「何か力になりたい」と思う。青年海外協力隊やNGOを通じて、その思いを実際に行動に移そう。自分のもっている技術や経験を、国際協力のために生かそうという心意気と情熱のある、すべての人に贈る。
人類文明の未来は日本が主導する。故高坂正尭教授の提起から三十余年。新たに日本の英知を集め、日本がめざすべき道を語った「海洋国家セミナー」シリーズ完結編。日本の追究すべき世界秩序と地域秩序とは。
本書では、1992年の地球サミット後を原則としてこの数年の出版に重点をしぼって、ぜひ読んでほしい約100冊の環境本を分野別に選定した。内容は、書評ではなく、あくまで紹介に徹している。
本書では、なるべく多くの観点から食料問題、食料政策に関する論文・論調を整理して解題を行い、世界的な食料需給と食料政策の現状や認識を明らかにすることを試みた。
本書は、1995年以降の精神保健福祉法時代という現在に焦点を合わせている。この時代が「精神障害者の地域生活支援」にとってパラダイム転換期であるという認識からその主要な課題を論考した。
介護保険制度が導入されて一年、福祉の現場でNPO(民間非営利組織)の重要性が増している。地域に密着した福祉サービスや高齢者のニーズにあった事業など、全国で展開されている事件を紹介し、NPOのしくみと役割をわかりやすく解説。新たな市民ビジネスとして注目されるNPOの実像とその可能性に迫る。
2003年「地域福祉計画」策定に向けて、地域の特色をどう生かすか、住民参加をいかに図るか。先進事例から学ぶ地域福祉実践を豊かにする計画策定。