建築家・長谷川逸子の住宅と集合住宅の作品集。初期から最新作までを、1:1972-1983 長い距離・ガランドウ、2:1984-1991 複合と多様性、3:1994-2014 コミュニケーションの装置、の3期に分け紹介する。評論家・植田実の文も収録。
環境や食料、エネルギー、労働など、日本社会の現状と問題点をわかりやすく凝縮。いまこそ市場経済に振り回されない「もう一つの道」へと歩みを進めよう。
絶え間なく変わる環境と、限りある資源のなかで
アフリカの漁民たちが見出した「すみ分け」の知恵
◇ 乾いた大陸・アフリカで、貴重な水産資源を持続可能なものにするため、多民族の漁民たちの間で進化してきたすみ分けのシステムとは。
◆ 地域や漁法・漁獲種に応じて多様化していったアフリカ内水面漁業の実態とその在来知の豊かさを、豊富なデータを用いて明らかにする。
◇ 国家主導による生産力至上の政策や、先進国目線での環境保全プロジェクトで変わりゆくアフリカ漁業の世界に警鐘をならす。
◆ アフリカやネパールなどで、先住民たちの生活・文化を追い続け、「近代化」への疑問を投げかけ続けた一人の日本人研究者の足跡。
第1章 スワンプ漁撈民の活動様式
第2章 熱帯内陸湿原の追い込み漁
第3章 バングウェウル・スワンプにおける魚資源の持続性について
第4章 マラウイ国・シレ川下流域の事例から1
第5章 シレ川下流域の事例から 2 : エレファント・マーシュ、バングラ・ ラグーンの事例を中心に
第6章 タンガニイカ湖北西部における漁撈活動と漁獲物流通の現状と諸問題
第7章 チルワ湖南部の事例から:2007年の調査を中心に
第8章 チルワ湖南東部ルンガジにおける水産資源利用の事例:2015年の調査から
第9章 チルワ湖西部の漁獲水揚げ地点における漁民活動の比較
第10章 ネパールにおける山岳観光の現状と問題に関する人類学的研究:東部ネパール・バルン川流域の事例から
“地上に太陽を作る研究”ともいわれる核融合エネルギーの研究開発は現在、技術的実証・経済的実現性の確立を目指す第三段階まで進み、21世紀中ごろの実用を目指して突き進んでいます。本書では核融合の基礎知識から核融合反応を起こす方法と方式、それぞれのメリット・デメリットなどを図や写真を交えながらわかりやすく解説していきます。
現在の経済学/経済学者への批判宣言! 経済学者たちの“対話の場”が必要である。
2008年金融危機、2020年パンデミックの経験から、主流派マクロ経済学の変容と退化が暴き出された。レギュラシオン理論の立場から、ケインズの伝統から離れ市場万能論に陥っている経済学の現状と、専門に入り込み全体を見ない経済学者という「職業集団」のあり方の両面を、徹底批判。
本書「熱血編」では、世界の歴史の大海に飛び出しアクティブに活躍する学問の現場や真実の探求に突き進む研究者の姿を伝える。
1982年の初版発行以来、大学初学年向けの生物学の教科書として全世界で高い評価を得ている名書“BIOLOGY”の第7版。
都市論のバイブル、待望の全訳なる。近代都市計画への強烈な批判、都市の多様性の魅力、都市とは、明らかに複雑に結びついている有機体であるー一九六一年、世界を変えた一冊の全貌。
グローバリゼイションの名の下に、先進国とりわけ欧米諸国は、WTO(世界貿易機関)を媒介に「特許獲得」と「遺伝子工学」という新しい武器を巧みに使って、第三世界を再植民化しようとしている。これはコロンブス以来行なわれてきた植民地政策の究極の形である。グローバル化は、長い時間をかけて世代を通して培われてきた「地域固有の知識」の価値を否定するばかりでなく、生命自体をも植民化しようとしている。市民は生物学的多様性と文化的多様性を守るために立ち上がらなければならない。世界的な環境科学者・物理学者の著者による反グローバル化の思想。
Introduction 特許戦略による略奪行為:コロンブスの再来
Chapter One 知識・創造性・知的所有権
多様な創造性
知的所有権と知的多様性の破壊
自由交換の弊害としての特許
知識の木の危機
知的共有物の囲い込み
Chapter Two 生命の創造と所有は可能か:生物多様性を再定義する
遺伝子操作と生物学における還元主義の台頭
操作と成長の違い
遺伝子工学の倫理的問題
遺伝子工学の生態学的・社会経済学的問題
生命を称賛・保護する
Chapter Three 種子と大地 生物体という新しい植民地
母なる大地から空白の大地へ
実験室からの種子
知的所有権と農業・植物育種に携わる人の権利
人間を生命操作する
生産境界線と創造境界線
つながりを再構築する
Chapter Four 生物多様性と人々の知識 生物多様性は誰の資源か?
地域固有の知識と知的所有権
生物資源開発と人々の知識
共有できる生物多様性を回復する
生物略奪の合法化
Chapter Five 生命特許の波紋 単一品種栽培の波及
化学汚染の過激化
新しい形の生物学的汚染
保護の倫理をむしばむ
地域権の侵害
Chapter Six 多様性によって平和を築く
グローバル化1:植民地主義
グローバル化2:「発展」
グローバル化3:「自由貿易」
Chapter Seven 非暴力と多様性の育成
原注
訳者あとがき
本書の狙いは、ソフトクリスタルの本質を理解しながら、その多様性と可能性を探ることである。
近年、原子や分子が三次元秩序をもって配列した高秩序な結晶でありながら、「蒸気にさらす」「軽く触れる」といったごく弱い刺激や環境変化に対して、色や発光などの目に見える変化を示す物質が続々と見いだされてきた。このような物質群を「ソフトクリスタル」という。本書では、ソフトクリスタルの基本的な概念を解説し、重要かつ最新の研究を紹介する。
第1章 ソフトクリスタルとは
1.1 硬い結晶、柔らかい結晶
1.2 結晶の硬さ、安定性
1.3 ソフトクリスタルの定義:高秩序で柔軟な応答系
第2章 結晶について
2.1 結晶の定義と種類
2.2 分子結晶の成り立ち:分子間力
2.3 分子結晶の多様性:多形
2.4 結晶は変化する:相転移
第3章 結晶の目に見える変化:色変化と形状変化
3.1 ものの色:光吸収、光散乱、発光
3.2 刺激応答性色変化:クロミズム
3.3 ベイポクロミズム
3.4 メカノクロミズム
3.5 形状変化:超弾性、強弾性、超塑性
第4章 ソフトクリスタル最前線
4.1 集積発光性クロミック金属錯体結晶
4.2 ベイポクロミズムと物性との連動
4.3 フレキシブルに変形する分子結晶
4.4 刺激で動く分子結晶
4.5 化学発光する結晶
4.6 結晶構造予測
コラム目次
1. こすると光る結晶:トリボルミネッセンス
2. 固体どうしの反応:メカノケミカル合成
3. Pd···Pd相互作用:弱い金属間相互作用
4. 「ベイポクロミズム」という言葉の発祥
5. アモルファスからの結晶化をクロミズムで見る
6. 置換基のかさ高さが発光色とクロミズムを左右する
7. 計算化学が解き明かすベイポクロミック相転移
8. メカノクロミズムで磁性をON-OFFする
9. 弾性変形と光機能性との協奏
10. 塑性変形した結晶は、それでもなお「単結晶」なのか?
11. 超弾性クロミズム
12. 羽ばたく分子マシン
13. サーモサリエント現象と磁性との連動
14. 自己修復する結晶
はじめに
「水滸伝」事始め
梁山泊の豪傑一覧
第一章 好漢たちの武勇伝「これが漢(おとこ)の生きる道」
──フリーランスの強みを活かす
第二章 晁蓋と革命軍前夜
──小さい組織を躍動させるための人材登用・育成術
第三章 宋江入山で飛躍する梁山泊
──組織成長のカギはカリスマの存在か、人材の多様性か
第四章 晁蓋の死から新頭領誕生へ
──リーダーの仕事論
第五章 梁山泊帰順、国家の敵と戦う
──大きな組織内での人事のあり方を考える
あとがき
序章 現代日本語表記の多様性
変わる言語景観/現代日本語表記のデフォルト
歴史的にとらえるということ/日本語表記史を概観する
第一章 漢字との出会い
日本語はいつ頃漢字と出会ったか?/日本語と出会った中国語
法隆寺金堂薬師如来像光背銘/墨書された漢字/漢字の字体
地下から発見される漢字──木簡に書かれた漢字
第二章 漢字で日本語を書く
上野国山ノ上碑/太安万侶は『古事記』を四苦八苦して書いたのか?
『古事記』はよめるか?/『万葉集』の多様性/漢字から仮名へ
第三章 仮名の発生
発生の場/平仮名発生の頃/紀貫之が書いた『土左日記』
仮名がうまれても漢字を捨てなかったのはなぜか?
第四章 漢字と仮名
和語を漢字で書く/『源氏物語』を定点として書きかたを探る
『平家物語』を定点として書きかたを探る/片仮名と表音性
第五章 漢字と平仮名・片仮名の併用
手書き+印刷の時代/人情本の「工夫」/書きことばに浸潤する話しことば
平仮名と片仮名との役割分担/口語訳された『古今和歌集』
楷書体が支える漢字文字概念/語の壮大な旅/三つの漢楚軍談
第六章 明治時代 多様な表記の時代
明治十五年頃のデフォルト/二つの『花柳春話』/明治の回覧雑誌
二冊のボール表紙本/国語辞書の表記体
第七章 これからの日本語表記
あとがき
IPCCの1.5℃目標など、近年、地球環境にまつわるさまざまな気候問題が表面化してきました。
私たちの周りをとりまく環境では、どのようなことが起きているのか? どうして今、気候変動が問題となっているのか?
温室効果ガスの大半をしめるCO2の増加によって、化石燃料の使用の見直し、多発するようになった豪雨や海水面の上昇によってもたらされる深刻な災害など、世界や日本が取り組まなければならない課題は山積しています。
本書ではその課題がどんなものかがわかるよう、最新のIPCC第6次評価報告書をもとに、全面的に内容を見直しました。
何が問題で、どう取り組まなければならないのか、地球を取り巻く環境のさまざまな事象をイラストや図表を交えてやさしく解説します。
第1章 環境問題の基本
1-1 環境と環境問題
1-2 自然の恩恵とは(生態系の機能)
1-3 公害から地球環境問題へ
1-4 持続可能な発展とSDGs
第2章 エネルギー・物質の循環
2-1 大気の構造と循環
2-2 水循環と海洋大循環
2-3 エネルギー消費量と確認可採埋蔵量
2-4 再生可能エネルギー
2-5 バイオエネルギー
2-6 硫黄循環
2-7 窒素循環
2-8 水銀循環と水俣条約
2-9 バーチャルウォーター
2-10 マテリアルフローと循環資源
2-11 持続可能な開発と循環型社会
2-12 LCA
2-13 原子力発電のリスクと地球環境問題
第3章 地球温暖化
3-1 地球温暖化のメカニズム
3-2 炭素循環と収支
3-3 温室効果ガス
3-4 温暖化を予測する
3-5 気候変化で何が起きるのか
3-6 気候をどのようにして安定化するのか
3-7 脱炭素社会の構築に向けて
3-8 気候安定化対応と技術
3-9 日本の温暖化対応
第4章 自然環境の改変と汚染
4-1 成層圏オゾン層破壊
4-2 大気汚染と酸性雨
4-3 越境大気汚染とPM2.5問題
4-4 土壌汚染
4-5 海洋汚染
4-6 マイクロプラスチック問題
第5章 自然環境と生物多様性
5-1 熱帯林の減少と劣化
5-2 森林減少を防止するには
5-3 進む砂漠化
5-4 砂漠化防止への取り組み
5-5 生物多様性の減少
5-6 国際的な生物多様性減少防止に関する条約
5-7 在来種と外来種
5-8 海洋生物の保全
5-9 激減する身近な自然環境
5-10 身近な自然の保全と共生
第6章 都市化と環境問題
6-1 都市生活の様式変化と問題点
6-2 都市化による環境変化
6-3 ヒートアイランド対策
6-4 廃棄物処理と再資源化
6-5 自動車交通のもたらすさまざまな問題
6-6 都市の交通戦略
6-7 持続可能な都市の構築
6-8 環境に配慮した商品づくりと消費者
6-9 これからのライフスタイル
第7章 地球環境をよくするためのしくみと行動
7-1 環境問題の特色を知る
7-2 SDGsの気候安定化行動
7-3 持続可能社会に向けた環境の科学とは
7-4 地球環境政策のしくみ
7-5 環境対策を取り入れた経済システム
7-6 企業の環境行動
日本動物学会編集による書下ろしの事典。1項目2頁/4頁の解説で、分類系統、遺伝、細胞、進化、発生、生理・神経系、内分泌、生体防御、行動、生態までの各分野と、さらには動物学の歴史、応用としてのバイオミメティクスをそれぞれ1章ずつ設け、動物学が一望できる。カラー口絵には多種多様な生きものの姿を掲載。
日本経済史の研究とはどのような研究分野か、実証の基礎となる資料とはどんなものか、論文を書くときにはどんなことに注意すべきかなど、経済史研究を志す若い世代に贈るガイドブック。