本書は、著者が1998年から2011年までの12年余行ってきた医療・福祉事業に携わるすべての協同組織の定量的全国調査と質的調査に基づき、医療・福祉の実態と人権としての医療・福祉の課題を考察し提示することを目的としている。
現状のCO2削減だけでいいのか?気候変動への適応を考えるべきか?人工的な「気候改変」は是か非か?環境、気候、都市、交通、生態系、通信、保険の専門家が各施策の特徴と経済合理性、世界の動向を解説。
守島基博(一橋大学大学院教授)、藤村博之(法政大学大学院教授)、河合江理子(京都大学大学院教授)ほか14名の研究者や専門家が、現在の人事労務の問題点や未来の人材マネジメント、イノベーティブな企業の創成について解説。
1 パラダイムシフトする人材マネジメント
人材マネジメントの新たな枠組みの必要性/守島基博
「職場」機能の再認識と現場人事/西村孝史
人材管理の常識を問い直す/島貫智行
終わりなき「人事システム」の変革/江夏幾多郎
2 イノベーティブな企業の創成
挑戦する企業風土を醸成する/藤村博之
「未来に開かれた働き方改革」の実現/鶴光太郎
定年後も居続けてほしい人材の育成/高木朋代
企業の変革を阻害する三つの壁/高橋克徳
これまでにない「人事の役割」/阿部正浩
人材の多様化に合致した働き方を整備する/大嶋寧子
企業業績を高める組織的アプローチ/一守 靖
組織変革を導く隠れた一手/高田朝子
層別人材マネジメントと「隠れた人材コスト」削減/守島基博
経営者は将来の方向性を示せ/新 将命
海外からみた人材育成上の課題/河合江理子
ポスト工業化社会への舵取り/太田 肇
働き方の多様化と人事管理の自由化/今野浩一郎
「グローバル人材」開発の意味/山本紳也
われわれの生命や生活を支える水。21世紀は「水の世紀」といわれる。水危機が懸念されるアジアの水問題を検討するとともに、歴史や民俗、生活の視点からアジア社会の多様な水を紹介する。
はじめに
第一部 現代の水問題
第1章 アジアの持続可能な水環境ー水の現状と課題ー
第2章 チベット高原の経済開発と水問題ー国際河川との関連よりー
第3章 乾燥地の地下水開発と水危機ーイランの事例からー
第4章 日本の近代水道の創設ー横浜水道を中心にー
第5章 住民参加による多自然型川づくりー日本・源兵衛川と韓国・水原川を事例としてー
第6章 流域ガバナンスの変遷ーメコン川を事例に考えるー
第二部 水と社会
第7章 植民地朝鮮・全北湖南平野における水利組合の設立過程
第8章 タイにおける水と人とのかかわりーその多様性と多義性をめぐってー
第9章 ミエン・ヤオ族の儀礼における水の功能ー中国・ベトナム・タイ広域比較分析の取り組みー
第10章 日中文化交流の一側面ー『西湖佳話』と津藩の治水事業ー
第11章 物流と海洋:海運と国際調達の新たな役割
あとがき
ー目次ー
はじめに
・誤解された“グローバル人材”
・「自利利他」の精神を持つ人財に育てる
・共感力を高める研修の必要性
・ロジカル・シンキングからデザイン・シンキングへ
・自ら課題を見つけ出す能力
【第一章】 グローバル人材は、集めるから育てるへ
・「どんな環境でも成果を生み出せる人材」が企業が求めるグローバル人材の定義
・多様な人材を取りまとめて率いることができるグローバル人材
・グローバルであるとはどのようなことか
・コミュニケーション能力の高さの意味するもの
・持って生まれた「適性」よりも、自社の戦略や役職ごとに求められる「知識」と「能力」を引き上げる
・多様な文化への理解力と語学力は良質な経験と適切な学習方法で身に付ける
・個々の企業の事業内容を見極め、適切な道筋を示すことが人材育成の近道
【第二章】 ビジネスにハートを。思いを伝えるコミュニケーションの5つのポイント
言葉には現実を変える力がある
・「認知的共感」と「情動的共感」のバランス
・「阿吽(あうん)の呼吸」や「察しの良さ」に頼らない
・言葉の使い方で相手のパフォーマンスが変わる
Point ? 共感力によって多様性の相乗効果を高める
Point ? 完全主義と減点主義からの脱却
Point ? 身に付けた知識を、問題解決の力に変える
Point ? コミュニケーションの目的を見定める
Point ? 多様性からシナジー効果を生み出すファシリテーション力
【第三章】 使える! 研修事例
Case ? 子どもたちの心の育ちに深く関わる教員こそ、自ら学ぶ姿勢を
ー学校法人河野学園 緑ヶ丘幼稚園様
Case ? 相手に寄り添って考える姿勢を忘れないために
ーメガバンク様
Case ? 単なるディベートで終わらない議論のスキルを
ー模擬国連会議関西大会運営事務局様
Case ? 研修が終わったときからが始まり
ー株式会社フローレツエンティワン様
Case ? デザイン・シンキングで成熟市場での消耗戦から脱出する
【第四章】 時代の変化に立ち向かえる人材作りで日本企業を支援する
・人間ならではの優れた面を重視した教育
・主体的に気付きを得て成長できる人材作り
・英語の学習を目的にするのではなく、英語を使えることで何ができるかを目的にする
謙虚であれ
・参加者の気付き・成長を促す質の高い研修
【第五章】 学習塾事業を通じてグローバル人財を育成する
・私たちが高めるべき能力は何か
・「三方良し」の精神で教育に携わる
・何のために勉強しているの?
・子どもたちに、より多くの選択肢を持たせたい
・志望校に合格することがゴールではない
・少子化でも塾が成長産業である理由
・知識から価値を創造できる子どもたちに
・自分の価値を高める塾での学び
・まず自らがグローバル人財に
・女性が活躍できる会社
・ヒューマン・ブレーン国際事業本部可能性の追求
おわりに
新しい時代に活躍できる人財を
新しいNPO/NGOのテキストブック
不確実な時代にふたたび考えたい、「みずからはじめる」「仲間とつながる」理念と方法
社会問題に取り組みたいと思っているけど、実際に何をすればいいのか分からないーー。これまでのNPO/NGO論は大枠の制度や理論で説明されるものが多い。それに対して本企画は、一人の気づきから行動が生まれ集団が形成されるところからはじまる。そして持続可能な組織運営が行われ、なんらかの社会変容に至るまでのプロセスを解説していく。「動きながら学ぶ」行動派に最適なNPO/NGO論のテキストとなっている。
睡眠改善・研究に携わる睡眠のエキスパートから寝具メーカーに従事されている研究者まで、幅広い豪華執筆陣による最新の詳細な実験・調査分析結果や、良い眠りのためのノウハウが凝縮されています。
睡眠不足大国である日本が、質の高い睡眠をとりwell-being向上を目指すために正しい睡眠の知識を学べる入門書!
睡眠のスペシャリスト「睡眠環境・寝具指導士」を目指す方にとってもオススメの一冊です!
一般相対論は重力の理論であり、また時間と空間を結びつける理論でもあるが、数学の立場からは物理現象をリーマン多様体の理論に基づく考察によって定式化する理論ともいえる。本書は筆者の講義をもとにして、数学の立場から書かれた、一般相対論の骨子であるアインシュタイン方程式が内包する幾何学への入門書である。まず、多様体上における微積分の準備をテンソルを介して行い、次に特殊相対性理論を扱う。その後、アインシュタイン方程式の導出をし、非真空アインシュタイン方程式、コーシー初期値問題としての定式化、シュバルツシルト時空、ハミルトン形式との関係などを解説する。最後には、いわゆるブラックホールのホーキング・ペンローズ理論を解説する。
雇用や生活が不安定な人のほうが、セーフティネットも脆弱であるという問題を、どう解決する?
コロナ禍が浮き彫りにしたさまざまな社会課題を、最新のデータと調査をもとに丁寧に読み解く。
2020年以降の新型コロナウイルス危機は、私たちの仕事や生活にさまざまな影響をもたらし、生活困窮者のみならず、非正規雇用やフリーランスで働く人たちのセーフティネットの脆さも浮き彫りにしました。
しかしこれらの問題は、これまで長年解決策が探られてきた制度や政策の課題が表面化しただけとも言えます。たとえば、最新の調査・分析によると、実は最も対応が不足していたのは、生活が困窮しきってはいなくても、単に非正規雇用だったために失業給付がないような中間層のための所得保障であったことがわかります。
本書では、労働経済学、社会保障、労働法、人事管理などの気鋭の研究者が、それぞれの専門の立場から、現状のセーフティネットの制度的課題を明らかにするとともに、それを補完する集団の機能(ERGや労働組合)、制度を動かす基盤としての人と人、人と組織の必要な「つながり」の意義について、国内外で注目されたユニークな取り組み事例なども紹介しながら、縦横無尽に論じます。
雇用が不安定な人のほうが、セーフティネットも脆弱であるという問題を、どう解決するか。従来の措置に欠けているものは何か。「多様性」の尊重が、分断や孤立を加速させるという新たなジレンマに、どう対処するか。そのための必要な「集団」のあり方とは?
最新のデータと調査をもとに、現状の課題を解き明かし、今後求められる「安全網」とは何かに迫る一冊です。
序章 安全とつながりの手応えを得るために
玄田有史(東京大学社会科学研究所教授)
第1章 雇用のセーフティネットを編む──中間層に届かない支援
酒井正(法政大学経済学部教授)
第2章 生活のセーフティネットを編む──誰もが利用できる安全網へ
田中聡一郎(駒澤大学経済学部准教授)
第3章 セーフティネットの基盤を考える──必要な人に制度を届けるために
平川則夫(連合総研副所長)
第4章 職場の新たな「つながり」と発言──多様性のジレンマを乗り越える
松浦民恵(法政大学キャリアデザイン学部教授)
第5章 セーフティネットとしての集団──法と自治の視点から
神吉知郁子(東京大学大学院法学政治学研究科准教授)
第6章 ドイツの事例に学ぶ──「限界ギリギリのデリバリー運動」とは
後藤究(長崎県立大学地域創造学部専任講師)
終章 これからのセーフティネットと集団のあり方
玄田有史
あとがき
数学や計算機シミュレーションなどの理論的方法を用いて,生命現象の解明に迫る理論生物学は,近年急速に台頭し,注目を集めている。本書は,分子生物学,細胞生物学,発生生物学にまたがる様々な理論研究を紹介し,同時に主要な数理的方法を解説した教科書である。各章では生命科学の重要なトピックを取り上げ,生命現象が理論的に解明される面白さと,数理的手法の重要性を,読みやすいストーリーで学べる形となっている。各章の末尾には「数理的手法」の項目を設け,各章で用いられた手法について,個人で学習できるレベルでまとめている。演習問題も多数掲載されている。
本書のもう一つの大きな特徴として,理論生物学における新しい方法である「構造理論」を学べる初めての教科書であることが挙げられる。構造理論は,力学システムの動的性質の重要な側面を,ネットワーク情報だけから決定する数学理論である。これは近年著者らが開発し,細胞分化の遺伝子ネットワークや,植物代謝ネットワークなどの実際の生命システムの解明に用いられ,かつてない成果を挙げている。また,生命システムを超えて様々な複雑システムに適用できる可能性があることから,広く理論科学分野で注目されている。
理論生物学の教科書であると同時に,数理的手法の学習書でもあり,新しい数理理論を学べる専門書としての側面を持つなど,本書は様々な特徴を備えている。
第1章 生命システム概論
【第1部 時間的な変動の数理】
第2章 1変数力学システム
第3章 遺伝子調節システムとそのダイナミクス
第4章 振動する生命システム 1 --体内時計と分節時計
第5章 振動する生命システム 2 --シアノバクテリア体内時計
【第2部 ネットワークの数理】
第6章 遺伝子調節システムと細胞の多様性
第7章 調節ネットワークの構造とダイナミクス
第8章 化学反応システム 1 --酵素による制御
第9章 化学反応システム 2 --振る舞いの多様性と分岐
【第3部 時空間パターンの数理】
第10章 神経細胞と興奮系の数理
第11章 反応拡散方程式とチューリングの拡散不安定性
第12章 生物で見られる様々な自己組織的周期パターン
第13章 自己組織的形態形成を実現する反応ネットワーク
第14章 細胞極性
第15章 細胞移動による形態形成
第16章 細胞や組織の変形ダイナミクス
参考文献
略 解
<big><strong>機械学習の精度をはるかに高める! </big></strong>
アンサンブル学習法は,深層学習に続く次のトレンドとして注目され,ブースティングやバギングなどの代表的な方法で複数の学習器を訓練し,それらを組み合わせて利用するという,最先端の機械学習法である.単一の学習法に比べてはるかに精度の高いことが知られており,実際に多くの場面で成功を収めている.
本書は,機械学習の分野で世界をリードしているZhi-Hua Zhou著の邦訳である.1章アンサンブル法の背景となる知識をあつかう.2章から5章は,アンサンブル法の核となる知識を扱い,5章では最近の情報理論多様性と多様性生成について議論する.6章からは,高度なアンサンブル法について述べる.人工知能,機械学習にたずさわる,研究者,技術者,学生には,必読必携の書である.
1.はじめに
2.ブースティング
3.バギング
4.組合せ法
5.多様性
6.アンサンブル法の枝刈り
7.クラスタリングアンサンブル法
8.高度なトピック
本書は、明確なコンセプトのもと、生物の適応や生活史、生物間相互作用、群集理論、保全の問題がいかに密接に関係しているかを、124枚にも及ぶ豊富なイラストを駆使して、分かり易く紹介している。湖沼生態系や水生生物は、生態学のさまざまな理論を検証するモデルとして、あるいは理論を導く対象として、主要な研究対象である.したがって、本書は水界生態学や陸水学の入門書であると同時に、生態学の基礎とセンス(見方)を学ぶうえでも優れた教科書である。
近年の地球環境変化や生物多様性の喪失は、生態系の保全へと私達の目を向けさせるようになった.今や、生態系の保全は私達の最大の関心事となっている。しかし、本書にもあるように、湖沼の保全に必要な生態系の理解や処方は、保全を目的として生まれたのではなく、言わば知的好奇心のドライブによって浮かび上がってきたものである。生物の適応や生物群集への知的好奇心こそ、生態系保全のエネルギー源である.過去の研究がそうであったように、今後も知的好奇心を満たす基礎研究の積み重ねが、よりよい保全へと私達を向かわせるだろう。その意味で、本書は湖沼の保全に関心あるすべての人にも役立つだろう。
[原著書名:The Biology of Lakes and Ponds second edition(Oxford Univ.Press)]
日本語版への序文
まえがき
1 イントロダクション
2 理化学的環境と生物の適応
3 湖と池の生物ー環境という舞台の主人公
4 生物間相互作用ー競争,植食,捕食,寄生,共生
5 食物網動態
6 生物多様性と環境の変化
文献
さらに学びたい方へ
参考となる日本語書籍
用語解説
監訳者あとがき
琉球列島に里山は存在したのかーー生物多様性でよく知られる琉球列島には,かつて豊かな里山があった.そこに暮らす人びとはソテツ,アダンなどの植物をはじめ,さまざなな自然資源をたくみに利用していた.島々の多様な里山の姿を聞き取りにより鮮やかに復元した貴重な記録.
はじめに
第1章 琉球列島との出会い
1 琉球列島とはどこか
2 里山とはなにか
3 身近な自然とはなにか
4 里山誌とはなにか
第2章 琉球列島の自然誌
1 琉球列島の生物相の成り立ち
2 高島と低島
3 琉球列島の農耕と社会の歴史
第3章 琉球列島の里山
1 歌に見る自然と歴史
2 南島のドングリ利用
3 沖縄島南部における稲作
4 沖縄島における稲作の減少
5 奄美諸島における稲作の減少
6 琉球列島の里山の構造
第4章 里山の多様性
1 タシマとバシマ
2 沖縄島南部の里山
3 石垣島の里山
4 繊維利用植物
5 ソテツの利用
6 緑肥の分布
7 琉球列島における魚毒漁
8 魚毒漁の多様性
9 アダンの利用
10 薪の利用から見た奄美諸島
第5章 里山の自然利用
1 木の実の利用から見た低島
2 キノコの利用
3 タニシ・ドジョウの利用
第6章 里山の固有性
1 里山のつながり
2 里山の固有性
おわりに
Natural History of Satoyama in the Ryukyu Archipelago
Mitsuru MORIGUCHI
本書は、アジアの農村を対象として、⑴人口と農業、⑵むら共同体の機能、⑶市場を形成する商人(財市場)、そして(4)農村金融市場の4つの柱で構成される。「人口と農業」以外では、冒頭で議論の枠組みを説明して、そのあとで「開発の現場」を念頭に置いた解説をする。アジアは多様であり、すべての地域に妥当する結論の提示はできない。ひとつの地域でえられた知識を普遍化することは、危険性をはらむものであるので、いくつかの地域を比較した議論をする。具体的事例から、開発課題の背後にある因果関係を捉える方法の習得を目標とする。
1.貧困とは 第1部:人口と農業 2.人口と経済発展 3.農業と工業化:リカードの成長の罠 4.緑の革命 5.食料問題から農業問題へ:インドの経験 第2部:むら共同体 6.むら共同体とリスクへの対応 7.共同体と共有資源管理 8.共同体の多様性と開発 第3部:財市場 9.市場と商人:市場の低発達性 10.農産物にみる財市場の多様性 11.農村工業:ラオスの手織物業 第4部:農村金融市場 12.農村金融をみる 13.グラミン銀行 14.信用組合 15.開発の現場から:ラオス南部の事例
省エネ・節エネ・エネルギーの脱炭素化、脱化石燃料は避けて通れない道だ。
何を食べるかやどのような場所に暮らすかの違いで、互いに近縁な生物が様々に進化し、多様な生態系を形作っていく仕組みはどのようなものだろうか。進化生物学の第一人者が、自身による豊富な研究事例を交えることにより、「適応放散」を軸として進化生態学を体系的に解説する。
なぜ,東南アジアでアブラヤシ農園が急拡大しているのか? その世界への影響と問題解決の方向は? 学問分野・社会的立場の垣根を超え,グローバルな視点から焦眉の課題の解明に挑む.
インドネシア,マレーシア等の東南アジア諸国では,パーム油原料のアブラヤシを栽培する農園が日本の国土面積の半分以上の規模に広がり,現地の自然や社会を大きく変えている.本書は,アブラヤシ農園拡大の原因と影響を文理両分野のグローバルな視角から解明し,それが引き起す問題を解決する方途を探る.姉妹編の2【ローカル編】と併せて世に問う.