ニューロマスキュラー・テクニック(NMT:神経筋テクニック)とは、触診によって身体の中枢神経系と筋骨格系の間にバランスをもたらたす軟部組織へのマニピュレーションを行い、痛みを和らげるアプローチ。その歴史と発展について解説し、線維筋痛症に見られる症状の多くを含むよくある筋骨格系の機能障害に関して、治療オプションをわかりやすく紹介する。
また、腹部、リンパ系、過呼吸などの呼吸パターンといった、筋骨格系以外の部位で生じた機能障害を治療するにあたり、NMTをどのように使えばよいかといった点にも触れている。臨床経験や科学的な経験、さらに文献資料から治療家に役立つ情報や指針を分析し、組み合わせ、明確に示しており、さまざまな形式のNMTをほぼすべて網羅。NMTについて最大限に学べる教科書。NMTとタイ・マッサージを合体させるという興味深い考えも収録。NMTに強い影響を与えた初期のカイロプラクティックについても取り上げており、NMTについて多くのことが学べる教科書。
特徴
・軟部組織の不調の原因の解説
・治療のなかで日々目にすることが多い圧痛点とトリガーポイントのパターンについての詳細な図や解説
・内臓ー体性反射や体性ー内臓反射に関連する圧痛点について、診断と治療の両方の観点からその価値を説明
・ヨーロッパと北米におけるNMTの解説
・あらゆるボディワークの治療家や鍼療法士向けに治療オプションを分かりやすく解説
人々の絆は消え去るのか!「自己利益優先」の社会から「助け合い」の社会へ。
協同組合の理論と実践をとおして、「相互扶助」を基盤とした新しい社会づくりを展望する。
はじめに 全労済協会 西岡秀昌
序 章 協同組合とはいかなる存在なのかー「国際協同組合年」と「協同組合の10年」の課題ー 杉本貴志
第1編 協同組合の事業
第1章 買い物が社会を変えるー協同組合における購買事業の可能性ー 杉本貴志
第2章 コミュニティの自立をめざしてー協同組合によるエネルギー事業と医療・福祉事業ー 杉本貴志
第3章 協同組織金融機関と社会 秋葉武
第4章 共済生協ー未来に向けて果たすべき役割ー 相澤浩也
第2編 協同組合の理念と組合員
第5章 現代協同組合教育論の基本視座 大高研道
第6章 組合員の多様化と協同組合のアイデンティティ 川島美奈子
第7章 情報社会における協同組合運動 伊丹謙太郎
終 章 未来へのメッセージー市場、民主主義、そしてシチズンシップー 中川雄一郎
災害の実態を見据える。危険に対する人間の偏見を知る。そうして事前の警戒力を高め、臨機応変に非常時へ対応できるコミュニティをつくる。従来型の建物を丈夫にし、避難空間や避難経路を確保するだけではなく、日常的にはアメニティを確保するなど環境の質を向上させるハード面での整備はもちろん、人と人のつながりを強めるソフト面での「まちづくり」を考える。防災を総合的に考え、行政と地域住民が協働で防災に取り組むことにより、災害に強い社会を目指す。
本書は、著者が1998年から2011年までの12年余行ってきた医療・福祉事業に携わるすべての協同組織の定量的全国調査と質的調査に基づき、医療・福祉の実態と人権としての医療・福祉の課題を考察し提示することを目的としている。
現状のCO2削減だけでいいのか?気候変動への適応を考えるべきか?人工的な「気候改変」は是か非か?環境、気候、都市、交通、生態系、通信、保険の専門家が各施策の特徴と経済合理性、世界の動向を解説。
守島基博(一橋大学大学院教授)、藤村博之(法政大学大学院教授)、河合江理子(京都大学大学院教授)ほか14名の研究者や専門家が、現在の人事労務の問題点や未来の人材マネジメント、イノベーティブな企業の創成について解説。
1 パラダイムシフトする人材マネジメント
人材マネジメントの新たな枠組みの必要性/守島基博
「職場」機能の再認識と現場人事/西村孝史
人材管理の常識を問い直す/島貫智行
終わりなき「人事システム」の変革/江夏幾多郎
2 イノベーティブな企業の創成
挑戦する企業風土を醸成する/藤村博之
「未来に開かれた働き方改革」の実現/鶴光太郎
定年後も居続けてほしい人材の育成/高木朋代
企業の変革を阻害する三つの壁/高橋克徳
これまでにない「人事の役割」/阿部正浩
人材の多様化に合致した働き方を整備する/大嶋寧子
企業業績を高める組織的アプローチ/一守 靖
組織変革を導く隠れた一手/高田朝子
層別人材マネジメントと「隠れた人材コスト」削減/守島基博
経営者は将来の方向性を示せ/新 将命
海外からみた人材育成上の課題/河合江理子
ポスト工業化社会への舵取り/太田 肇
働き方の多様化と人事管理の自由化/今野浩一郎
「グローバル人材」開発の意味/山本紳也
われわれの生命や生活を支える水。21世紀は「水の世紀」といわれる。水危機が懸念されるアジアの水問題を検討するとともに、歴史や民俗、生活の視点からアジア社会の多様な水を紹介する。
はじめに
第一部 現代の水問題
第1章 アジアの持続可能な水環境ー水の現状と課題ー
第2章 チベット高原の経済開発と水問題ー国際河川との関連よりー
第3章 乾燥地の地下水開発と水危機ーイランの事例からー
第4章 日本の近代水道の創設ー横浜水道を中心にー
第5章 住民参加による多自然型川づくりー日本・源兵衛川と韓国・水原川を事例としてー
第6章 流域ガバナンスの変遷ーメコン川を事例に考えるー
第二部 水と社会
第7章 植民地朝鮮・全北湖南平野における水利組合の設立過程
第8章 タイにおける水と人とのかかわりーその多様性と多義性をめぐってー
第9章 ミエン・ヤオ族の儀礼における水の功能ー中国・ベトナム・タイ広域比較分析の取り組みー
第10章 日中文化交流の一側面ー『西湖佳話』と津藩の治水事業ー
第11章 物流と海洋:海運と国際調達の新たな役割
あとがき
この宇宙はどのようにして生まれ、どのような形で存在しているのか? 数多の数式で表現される物理学的宇宙像を、哲学的枠組みによって言語化し、統一的に把握する。マクロ・ミクロの物理学理論の将来も見据え、時間と空間の本質に迫る、気鋭による力作。
はじめに -- 時空の哲学に何ができるのか?
序 章 時空にまつわる究極の問い
第1章 時空の哲学の歴史
-- 時間と空間について考えた人々
1.1 絶対時空と相対時空の二項対立
1.2 相対性理論における時空間の変容
1.3 一般相対性理論の成立背景
1.4 宇宙論への拡張と物理的な場の取り扱い
第2章 現代における時空の哲学的な問い
2.1 繰り返される穴の議論
2.2 モデルと物理世界との対応:多様体と計量
2.3 偶然的性質と本質的性質
2.4 アリストテレスの実体説と現代への適用
2.5 多様体実体説から計量実体説へ
2.6 関係説との調停
第3章 構造実在論における時空の解釈
3.1 科学的実在論の課題
3.2 対象実在論から構造実在論へ
3.3 構造実在論の2つのバージョン
3.4 時空の実在に応用した構造実在論の登場
3.5 2つの実体説と時空の役割の変化
3.6 時空における用語の様々な使い方
3.7 実体説と関係説、構造実在論の主張の共通点
第4章 マクロな宇宙論に対する哲学の応答
4.1 時空の哲学とは無縁の宇宙空間の膨張説
4.2 構造実在論的解釈と宇宙膨張の関係
4.3 マクロな意味での真空に対する取り扱い
第5章 構造の多義性とミクロ物理学への橋渡し
5.1 作用による高階の時空構造
5.2 電磁場の構造と量子化
5.3 量子化による構造の影響
5.4 古典と量子に跨る構造
5.5 物理学理論の今後の可能性
付 量子化された調和振動子のエネルギー表記
第6章 ミクロな宇宙論との関わり
6.1 相対論的宇宙論が予期する宇宙の始まり
6.2 ループ量子重力理論におけるスピンネットワークと古典的な時空の関係
6.3 共動座標系との繫がり
6.4 時空の量子化の特異性
6.5 時空の創発と基礎的な存在者
6.6 マクロとミクロの共通性と時空の構造
終 章 時空の哲学から得られたこと
付録A 多様体、接続、計量の数学的定式化
A.1 位相空間と多様体
A.2 ベクトルとテンソル
A.3 アフィン接続と共変微分
A.4 計量の意義とレヴィ=チビタ接続
付録B 物理的時空との対応
参考文献
あとがき
索 引
新しいNPO/NGOのテキストブック
不確実な時代にふたたび考えたい、「みずからはじめる」「仲間とつながる」理念と方法
社会問題に取り組みたいと思っているけど、実際に何をすればいいのか分からないーー。これまでのNPO/NGO論は大枠の制度や理論で説明されるものが多い。それに対して本企画は、一人の気づきから行動が生まれ集団が形成されるところからはじまる。そして持続可能な組織運営が行われ、なんらかの社会変容に至るまでのプロセスを解説していく。「動きながら学ぶ」行動派に最適なNPO/NGO論のテキストとなっている。
睡眠改善・研究に携わる睡眠のエキスパートから寝具メーカーに従事されている研究者まで、幅広い豪華執筆陣による最新の詳細な実験・調査分析結果や、良い眠りのためのノウハウが凝縮されています。
睡眠不足大国である日本が、質の高い睡眠をとりwell-being向上を目指すために正しい睡眠の知識を学べる入門書!
睡眠のスペシャリスト「睡眠環境・寝具指導士」を目指す方にとってもオススメの一冊です!
一般相対論は重力の理論であり、また時間と空間を結びつける理論でもあるが、数学の立場からは物理現象をリーマン多様体の理論に基づく考察によって定式化する理論ともいえる。本書は筆者の講義をもとにして、数学の立場から書かれた、一般相対論の骨子であるアインシュタイン方程式が内包する幾何学への入門書である。まず、多様体上における微積分の準備をテンソルを介して行い、次に特殊相対性理論を扱う。その後、アインシュタイン方程式の導出をし、非真空アインシュタイン方程式、コーシー初期値問題としての定式化、シュバルツシルト時空、ハミルトン形式との関係などを解説する。最後には、いわゆるブラックホールのホーキング・ペンローズ理論を解説する。
手軽に・つまずかずに、Javaをはじめられる。「オブジェクト指向」の本質とおもしろさが理解できる。実務で役立つ基礎と要点をひととおりマスターできる。学習中にぶつかる「なぜ」「どうして」が必ずわかるから、難所のオブジェクト指向もスッキリわかる!
雇用や生活が不安定な人のほうが、セーフティネットも脆弱であるという問題を、どう解決する?
コロナ禍が浮き彫りにしたさまざまな社会課題を、最新のデータと調査をもとに丁寧に読み解く。
2020年以降の新型コロナウイルス危機は、私たちの仕事や生活にさまざまな影響をもたらし、生活困窮者のみならず、非正規雇用やフリーランスで働く人たちのセーフティネットの脆さも浮き彫りにしました。
しかしこれらの問題は、これまで長年解決策が探られてきた制度や政策の課題が表面化しただけとも言えます。たとえば、最新の調査・分析によると、実は最も対応が不足していたのは、生活が困窮しきってはいなくても、単に非正規雇用だったために失業給付がないような中間層のための所得保障であったことがわかります。
本書では、労働経済学、社会保障、労働法、人事管理などの気鋭の研究者が、それぞれの専門の立場から、現状のセーフティネットの制度的課題を明らかにするとともに、それを補完する集団の機能(ERGや労働組合)、制度を動かす基盤としての人と人、人と組織の必要な「つながり」の意義について、国内外で注目されたユニークな取り組み事例なども紹介しながら、縦横無尽に論じます。
雇用が不安定な人のほうが、セーフティネットも脆弱であるという問題を、どう解決するか。従来の措置に欠けているものは何か。「多様性」の尊重が、分断や孤立を加速させるという新たなジレンマに、どう対処するか。そのための必要な「集団」のあり方とは?
最新のデータと調査をもとに、現状の課題を解き明かし、今後求められる「安全網」とは何かに迫る一冊です。
序章 安全とつながりの手応えを得るために
玄田有史(東京大学社会科学研究所教授)
第1章 雇用のセーフティネットを編む──中間層に届かない支援
酒井正(法政大学経済学部教授)
第2章 生活のセーフティネットを編む──誰もが利用できる安全網へ
田中聡一郎(駒澤大学経済学部准教授)
第3章 セーフティネットの基盤を考える──必要な人に制度を届けるために
平川則夫(連合総研副所長)
第4章 職場の新たな「つながり」と発言──多様性のジレンマを乗り越える
松浦民恵(法政大学キャリアデザイン学部教授)
第5章 セーフティネットとしての集団──法と自治の視点から
神吉知郁子(東京大学大学院法学政治学研究科准教授)
第6章 ドイツの事例に学ぶ──「限界ギリギリのデリバリー運動」とは
後藤究(長崎県立大学地域創造学部専任講師)
終章 これからのセーフティネットと集団のあり方
玄田有史
あとがき
数学や計算機シミュレーションなどの理論的方法を用いて,生命現象の解明に迫る理論生物学は,近年急速に台頭し,注目を集めている。本書は,分子生物学,細胞生物学,発生生物学にまたがる様々な理論研究を紹介し,同時に主要な数理的方法を解説した教科書である。各章では生命科学の重要なトピックを取り上げ,生命現象が理論的に解明される面白さと,数理的手法の重要性を,読みやすいストーリーで学べる形となっている。各章の末尾には「数理的手法」の項目を設け,各章で用いられた手法について,個人で学習できるレベルでまとめている。演習問題も多数掲載されている。
本書のもう一つの大きな特徴として,理論生物学における新しい方法である「構造理論」を学べる初めての教科書であることが挙げられる。構造理論は,力学システムの動的性質の重要な側面を,ネットワーク情報だけから決定する数学理論である。これは近年著者らが開発し,細胞分化の遺伝子ネットワークや,植物代謝ネットワークなどの実際の生命システムの解明に用いられ,かつてない成果を挙げている。また,生命システムを超えて様々な複雑システムに適用できる可能性があることから,広く理論科学分野で注目されている。
理論生物学の教科書であると同時に,数理的手法の学習書でもあり,新しい数理理論を学べる専門書としての側面を持つなど,本書は様々な特徴を備えている。
第1章 生命システム概論
【第1部 時間的な変動の数理】
第2章 1変数力学システム
第3章 遺伝子調節システムとそのダイナミクス
第4章 振動する生命システム 1 --体内時計と分節時計
第5章 振動する生命システム 2 --シアノバクテリア体内時計
【第2部 ネットワークの数理】
第6章 遺伝子調節システムと細胞の多様性
第7章 調節ネットワークの構造とダイナミクス
第8章 化学反応システム 1 --酵素による制御
第9章 化学反応システム 2 --振る舞いの多様性と分岐
【第3部 時空間パターンの数理】
第10章 神経細胞と興奮系の数理
第11章 反応拡散方程式とチューリングの拡散不安定性
第12章 生物で見られる様々な自己組織的周期パターン
第13章 自己組織的形態形成を実現する反応ネットワーク
第14章 細胞極性
第15章 細胞移動による形態形成
第16章 細胞や組織の変形ダイナミクス
参考文献
略 解
<big><strong>機械学習の精度をはるかに高める! </big></strong>
アンサンブル学習法は,深層学習に続く次のトレンドとして注目され,ブースティングやバギングなどの代表的な方法で複数の学習器を訓練し,それらを組み合わせて利用するという,最先端の機械学習法である.単一の学習法に比べてはるかに精度の高いことが知られており,実際に多くの場面で成功を収めている.
本書は,機械学習の分野で世界をリードしているZhi-Hua Zhou著の邦訳である.1章アンサンブル法の背景となる知識をあつかう.2章から5章は,アンサンブル法の核となる知識を扱い,5章では最近の情報理論多様性と多様性生成について議論する.6章からは,高度なアンサンブル法について述べる.人工知能,機械学習にたずさわる,研究者,技術者,学生には,必読必携の書である.
1.はじめに
2.ブースティング
3.バギング
4.組合せ法
5.多様性
6.アンサンブル法の枝刈り
7.クラスタリングアンサンブル法
8.高度なトピック