われわれの生命や生活を支える水。21世紀は「水の世紀」といわれる。水危機が懸念されるアジアの水問題を検討するとともに、歴史や民俗、生活の視点からアジア社会の多様な水を紹介する。
はじめに
第一部 現代の水問題
第1章 アジアの持続可能な水環境ー水の現状と課題ー
第2章 チベット高原の経済開発と水問題ー国際河川との関連よりー
第3章 乾燥地の地下水開発と水危機ーイランの事例からー
第4章 日本の近代水道の創設ー横浜水道を中心にー
第5章 住民参加による多自然型川づくりー日本・源兵衛川と韓国・水原川を事例としてー
第6章 流域ガバナンスの変遷ーメコン川を事例に考えるー
第二部 水と社会
第7章 植民地朝鮮・全北湖南平野における水利組合の設立過程
第8章 タイにおける水と人とのかかわりーその多様性と多義性をめぐってー
第9章 ミエン・ヤオ族の儀礼における水の功能ー中国・ベトナム・タイ広域比較分析の取り組みー
第10章 日中文化交流の一側面ー『西湖佳話』と津藩の治水事業ー
第11章 物流と海洋:海運と国際調達の新たな役割
あとがき
圧倒的大多数の現地語といくつかのヨーロッパ諸語の織りなす重層的な多言語使用の実態。危機言語、母語主義といった西側世界による介入。それらがつくり出す複雑な言語状況を概観し、サハラ以南アフリカ14カ国の、ことばと社会をめぐる諸問題を具体的に論じる。アフリカ社会を理解するうえで、なぜ言語問題が重要なのかを明らかにし、アフリカ地域研究への新たな視点を提示。
サイバーセキュリティは従来のIT管理項目から、いまや経営を守るリスクマネジメント最重要課題の一つとして、新たなフェイズにシフトし、「受動的な“防御”」ではなく「能動的な“検知”や“対応”」のインテリジェンスが求められる時代に入った。ますます高まるサーバーリスクにたいして、企業組織内で経営者および経営と現場の調整職務者の負担と混乱を解決する、いま最も求められる最新ガイド。
第1章 健全な経営を支えるサイバーリスクマネジメントの展開
第2章 ゼロトラスト時代の情報セキュリティガバナンス
第3章 サイバーリスクの根本原因となる脅威と脆弱性
第4章 多種多様な既知のサイバー攻撃と、その技術的対応策
第5章 新たな取組みと日々巧妙化する未知のサイバー攻撃への技術的対応策
第6章 グローバル環境におけるセキュリティガイドラインの変遷
第7章 サイバーリスクマネジメントに求められる説明責任
大学の教養課程の学生を対象に、文科系から理工系、医薬看護系、農学・栄養系まで幅広く利用できるように執筆された教科書・参考書。
高等学校で生物学を履修してこなかった学生にも適するように高校生物の内容を一通り網羅しながら、既習者や大学の生物学への接続を意識して(高校の教科書よりも)難易度を少し高くするように記述するとともに、生命科学が発展する現代に必要と思われる(とくに人間自身に関する)内容をプラスして解説した。
また、生物学の発展に寄与した研究者の業績をできるだけ取り上げ、とりわけ日本人研究者の貢献も数多く紹介した。
増補改訂版では、ゲノム編集やオートファジー、新型コロナウイルスなどの話題をはじめ、全編にわたってきめ細かく用語や解説などを増補・修正して、よりわかりやすく使いやすくなるように改訂を施した。
生物学を改めて一通りかつきちんと学びたい人の復習用のテキストとしてもお薦め。
本書は、トポロジー(位相幾何学)の入門書です。位相空間の復習を含め、基本群とホモロジー群の初歩を解説します。内容を初等的な事柄に絞ることで、初学者が、学ぶべきトポロジーのエッセンスを短期間に修得できることを目指しました。イメージが湧くような図も多く掲載され、理解を助けますが、証明や定義もきちんと述べられた、「しっかり」学べる教科書です。
抽象的、厳密的すぎて興味を損なわないように、そして、トポロジー以外の他の分野に進む学生にも興味が持続するように、適宜具体例を配置し、興味深い題材を厳選して提供しています。
第1章 位相空間論
1.1 位相空間と連続写像
1.2 部分空間と同相
1.3 積空間と和空間
1.4 商空間
1.5 コンパクト性とハウスドルフ性
1.6 連結性と弧状連結性
1.7 閉曲面
第2章 基本群
2.1 道とホモトピー
2.2 基本群
2.3 基本群と連続写像
2.4 円周の基本群
2.5 ホモトピー同値と基本群
2.6 円周の基本群の応用
2.7 球面の基本群
2.8 閉曲面の基本群
2.9 ザイフェルトーファン・カンペンの定理を用いた基本群の計算
2.10 ザイフェルトーファン・カンペンの定理の証明
第3章 ホモロジー群
3.1 単体
3.2 単体分割とオイラー標数
3.3 単体の向きと境界準同型
3.4 ホモロジー群の定義
3.5 ホモロジー群の計算(1):グラフのホモロジー
3.6 連結性とホモロジー
3.7 ホモロジー群の計算(2):曲面のホモロジー
3.8 ホモロジー群の計算(3):多様体のホモロジー
3.9 単体写像と誘導準同型
3.10 完全系列と鎖写像
3.11 マイヤーーヴィートリス完全系列
3.12 重心細分
3.13 単体近似
3.14 鎖ホモトピー
3.15 ホモロジー群のホモトピー不変性
タイ・カオヤイの森での1000日間の記録。熱帯の森での動物による果実食と種子散布の謎を解き明かす。
その企画で、人を動かせますか?
元電通のコンセプターが強いコンセプトを生み出す“6つの道具”を大公開!
【「あなたならでは」の答えを導き、人を動かす企画を生み出す】
■「正解があふれる時代」に、あなたはどうするのか?
現代は、これまでの前提が崩れ、多元化した正解をAIがすぐさま形にしてくれる「正解があふれる時代」です。そんな時代だからこそ、ビジネスパーソンに突きつけられるのが「では、あなたはどうするの?(コンセプト)」という問いです。本書は、コンセプターの著者が、つかみどころのない「コンセプト」という概念を、「あなたならでは」の答えを作り出すための具体的な「道具(技術)」へと落とし込んだ1冊です。
コンセプトは単なる標語ではなく、企画を「定めるコンパス」、アイデアが「閃くヒント」、個性が「際立つらしさの源」、資本や仲間が「集まる指」、そして時代を超えて「続くエンジン」という5つの多機能な道具として作用します。
■コンセプトをデザインする「3つのステップ」と「6つの道具」
本書は、3ステップに沿って、人を動かすコンセプトを誰でも簡単に作り切れる仕組みを解説します。
ステップ1.とらえなおす(現実をどう見るか)
「道具1 認知の拡張MAP」や「道具2 志の4象限」を使い、世界の当たり前をほどいて人々の潜在的な欲求(インサイト)と社会の前提(バイアス)のズレから「ジレンマ」を発見します。
ステップ2.見立てる(意味をどう結ぶか)
本書の核となる「道具3 コンセプト構文(フレーム)」と「道具4 BIV-Cモデル」に素材を仮置きし、バラバラだった要素を一本のストーリーへと編み上げます。
ステップ3.実装する(行動をどう変えるか)
言葉の上で立ち上がったコンセプトを「道具5 コンセプト・マンダラ」や「道具6 オン・コンセプト思考フレーム」に落とし込み、商品、組織、空間といった現実の無数の変数へ「らしさ」を浸透させていきます。
■6人の実践者とたどる「コンセプトの現場」
第II部では、実際に強いコンセプトを武器に価値を打ち出している達人(起業家、哲学者)たちとの対談を収録。コンテンツ、プロダクトなど第一線で活躍するプロフェッショナルたちが、どのようにコンセプトを見立て、世界を動かしているのか、その身体的な感覚をリアルに追体験できます。
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もくじ
【第I部 クイックスタートガイド】
第1章 コンセプトって結局なんなのか
第2章 コンセプト・デザイン クイックスタートガイド
【第II部 コンセプトの現場】
実践者6名との対談
小柴美保(MIRAI-INSTITUTE株式会社代表)
小林百絵(DAYLILY共同創業者・CEO)
谷川嘉浩(哲学者、京都市立芸術大学美術学部デザイン科講師)
銅冶勇人(株式会社DOYA代表取締役社長、特定非営利活動法人CLOUDY代表理事)
長村禎庸(株式会社EVeM代表取締役)
(五十音順、敬称略)
イノベーションは天才だけのものじゃない。
理論を知る日経記者が、現場で得た実践知をやさしく解説。
新たな挑戦に踏み出す、全ての人に贈るイノベーションの入門書
本書に登場するのは、特別な才能はなくても、
挑戦と失敗を繰り返しながら何かを創り出そうとした人たちです。
彼らがどんなふうに動き始め、周囲を巻き込み、
試行錯誤のなかで答えを見つけていったのか。
そこには“再現可能な型”があります。
デザイン思考、行動変容、エフェクチュエーション、両利きの経営ーー
これらの理論を、豊富な事例とともに“使える知識”として解説。
現役の記者でありながら、大学院で体系的な理論を学んできた著者が、
実践と理論を紡いで「凡人でもできるイノベーションの方法」
を探っていきます。
新規事業、新商品開発、組織改革、起業など。
新たな挑戦に踏み出すあなたに、優しく寄り添う一冊です。
はじめに
第1章 イノベーションのための4つの思考法
デザイン思考/システム思考/失敗学/未来洞察
第2章 アウェイに飛び出すーー「何もできない自分」の変え方
アンラーニング/エフェクチュエーション/越境学習/行動観察
第3章 エースがいなくても成功するーーイノベーションが続く組織づくり
対話力/IMS/両利きの経営/VCM
第4章 社会課題がビジネスを産むーー多様性の時代のイノベーション
システムチェンジ/ジェンダーギャップを埋める/障害者と社会価値/カーブカット効果
第5章 イノベーションの最前線ーー日本企業が描く未来戦略
ソフトパワー/行動変容/BPM/AI×イノベーション
アジアに「里帰り」した近代製糸技術の、日本・中国・インドにおける定着過程を、文献史料や統計データ、現地調査などから総合的に比較分析。技術への適応化を規定する要因を明晰に抽出した労作。
日本の企業システムはどこに向かうのか。「失われた10年」以後の日本の雇用制度と企業統治の変化について、従業員の行動に焦点を当てて考察。
1:可愛くてごめん
2:酔いどれ知らず
3:グッバイ宣言
4:ファジーネーブル
5:ちゅ、多様性。
6:トウキョウシャンディランデヴ(トウキョウ・シャンディ・ランデヴ)
7:アイドル
8:サインはB -アイ Solo Ver.-
9:タイミング〜Timing〜
10:ロマンスの神様
11:愛のしるし
12:め組のひと
13:真夜中のドア〜Stay With Me〜
14:シンデレラハネムーン(シンデレラ・ハネムーン)
生物のそれぞれの個体を取り巻く環境は、生物の生息のありようを大きく左右する。環境の構成要素として非生物的な条件がもっぱら認識されるが、周囲にいる他の生物も環境の構成要素である。というのは、生物はほとんどの場合単独では生きておらず、同種あるいは他種の生物と密接な関係を保ちながら生きているからである。本書では、生物の生息に影響を及ぼす環境条件について、生物的条件や景観に関わる条件なども含めて解説する。さらに、長期的な視点に立った場合に、環境が進化や種分化にどのように関わり得るのかの概要も紹介する。
1.生物にとって環境とは何か 2.気候と生物 3.地形と生物 4.植生と植生遷移 5.植生と動物との関係 6.水域生態系における生産者と分解者 7.生物的環境 8.生態系における撹乱 9.景観生態学的要因 10.人間による環境改変1 : 都市化 11.人間による環境改変2 : 農村の場合 12.人間による環境改変3 : 河川の改変とその生物への影響 13.生物多様性と進化 14.生物の進化1 : 種分化と種間関係 15.生物の進化2 : 孤立した生物生息場所が持つ意味
・歴史的に日本列島に居住してきた人類集団「ヤポネシア人」の起源と発展の歴史を、遺伝学・考古学・言語学などの文理融合研究によって紐解くシリーズ書。
・第1巻では現代のヤポネシア人を遺伝学の観点から解説。
・参照:第2巻『ヤポネシアの古代人ゲノム』、第3巻『ヤポネシアの動植物ゲノム』、第4巻『ヤポネシア人の考古と言語』
【主な目次】
第1部 現代ヤポネシア人ゲノムの全体像
1. 「内なる二重構造」モデルの検証
2. 二重構造モデルの検証
3. ヤポネシア人ゲノムの多様性
4. ヤポネシア人のY染色体多様性
5. ゲノム規模SNPデータで探る地域性
第2部 現代ヤポネシア人ゲノムから見た地域多様性
6. 東アジア人のゲノム構造
7. 九州ヤマト人のゲノム
8. 先史琉球とゲノム研究
9. 宮古諸島人のゲノム解析
第3部 ゲノムと形質との関連
10. ヤポネシア人の寒冷適応能力
11. SNP以外のゲノム変化
12. ピロリ菌のゲノム解析
第1部 現代ヤポネシア人ゲノムの全体像
1. 「内なる二重構造」モデルの検証
2. 二重構造モデルの検証
3. ヤポネシア人ゲノムの多様性
4. ヤポネシア人のY染色体多様性
5. ゲノム規模SNPデータで探る地域性
第2部 現代ヤポネシア人ゲノムから見た地域多様性
6. 東アジア人のゲノム構造
7. 九州ヤマト人のゲノム
8. 先史琉球とゲノム研究
9. 宮古諸島人のゲノム解析
第3部 ゲノムと形質との関連
10. ヤポネシア人の寒冷適応能力
11. SNP以外のゲノム変化
12. ピロリ菌のゲノム解析
あるものが生物か無生物か、私たちは直感的にわかる。ところが「生物とは何か」を定義しようとすると、きわめて難しいことに気づく。生物には、物理化学法則とは別の「生きもののルール」があるからだ。それはどういうものか。本書は、生物の起源、発生、進化、免疫、性、老化と死といった生命現象から、「生物とは何か」を解く試みである。生きものとは、ものすごくしたたかで案外いい加減である。それがわかるとき、きっと世界が違って見える(はずだ)。
次々に現れ、防除を行っても逃れた個体から再び増殖する可能性があり、侵入先の環境に合わせて性格を変化させる外来生物。生物多様性に対する深刻な問題の解決に、生態学の成果を生かす。
電子機器設計に必須の熱設計を一通り身につけられる一冊。理論から実践までを、技術者向けセミナーの人気講師がわかりやすく指南。
これから資本主義は長期にわたって苦しみながら朽ちてゆくーこれまでの危機理論を検証しながら、民主政治の解体と資本主義の変容を洞察する。『時間かせぎの資本主義』の著者による資本主義終焉論の決定版。
中国経済減速の懸念が高まる一方、ASEAN経済は堅調な成長を遂げている。中国との連携を深化させることでASEAN経済は次の発展段階へと進みつつある。経済規模は2025年にも日本を超えると見込まれ、こうした変化を正確に把握することが、日本企業の長期的な成長に必要不可欠である。ASEANの専門家が緊密化する中国関係を多角的に検証!
第1章 米中対立下のASEAN-均衡戦略の現状と展望ー(石川幸一)
第1部 経済統合
第2章 ASEAN中国自由貿易地域(ACFTA)をインフラに南進する中国(助川成也)
第3章 緊密化する中国とASEANの貿易(宮島良明)
第4章 中国企業の対ASEAN投資の現状ーASEANが「最大の投資先」にー(牛山隆一)
第5章 ASEAN金融統合の展望ー中国,そして日本とどう付き合うかー(赤羽 裕)
第2部 経済協力
第6章 「一帯一路」とメコン協力の実態(藤村 学)
第7章 ASEANのエネルギーとラオスにおける電力事情ーASEAN各国の多様性と環境・経済発展のジレンマー(春日尚雄)
第8章 カンボジアに対する中国の影響力ー経済的プレゼンスと話語権ー(鈴木亨尚)
第9章 中国・ASEANの経済展望と日本の稼ぐ力(大泉啓一郎)
植物学者にして名エッセイスト、渾身の最新作
身近に生えている雑草に関心を持つ人は少ないだろうが、じつはそこには激しい生存競争が展開されており、われわれはそこに自分の人生を重ね合わせることができるのである。 『身近な雑草の愉快な生きかた』『生き物の死にざま』『38億年の生命史に学ぶ生存戦略』『はずれ者が進化をつくる』等、数々の著書で知られる植物学者による最新作。
動物に踏まれることで種子を運ばせるオオバコ、わざと下向きに花を咲かせ受粉を難しくするコオニユリ、葉や茎から悪臭を放ち外敵から身を守るヘクソカズラ、クローンで在来種をのっとるタンポポ……弱者・敗者だからこそ生きのびた植物の不思議さ、面白さを達意の文章で解きあかす。
ロングセラー『身近な雑草の愉快な生きかた』刊行から20年。その後、『敗者の生命史38億年』や『弱者の戦略』『雑草と日本人』など、たんに植物研究だけにとどまらない文化論、文明論を発表し、植物と人間のあり方への思索を深めた著者の最新作。最新の知見をふまえ、真正面から「雑草」の世界と向き合った王道の植物エッセイ。 登場する38種の雑草にそれぞれ『柳宗民の雑草ノオト』の作画者・三品隆司氏の美しい挿絵を付すことで分かりやすく紹介。