昭和14年1月、輜重兵第26聯隊に現役入隊、支那事変に参戦。昭和19年5月、平壌部隊召集入隊、大東亜戦争・比島戦参戦。戦後、戦犯容疑でタクロバン収容所、容疑が晴れ、昭和22年1月、氷川丸で復員までの8年に亘る絶叫の真実。朔北(山西省大同)と南冥(南方比島)の戦線を生き抜いた著者が血涙を呑んで書き下ろした戦場の修羅。食人が跋扈する餓鬼道、将兵を棄て安全地帯に遁走する軍司令官、孤立無援の負け戦。そこはまさに現世と幽冥を往還する娑婆の地獄だった。
二〇〇四年一〇月に西安市で遣唐留学生、井真成の墓誌が公表され、日本と中国で大きな話題となった。本書は、井真成の故郷とされる大阪府藤井寺市で二回にわたって行なわれた「井真成市民シンポジウム」の記録と墓誌研究の最新成果から、井真成の文化と魂、心の交流を読み取り、古代の日中関係を描き出す。
美を極めた壮麗さ、王と愛妾たちに愛された可愛らしさ、異教徒と騎士たちの古戦場、または厳格な厳しさを湛えた城たち。無数の尖塔で飾られた荘厳な外観、華麗に装飾されたロココな内装、あるいは孤島の静謐の中にひっそりと佇む教会たち。世界の写真家たちによるもっとも美しい城と荘厳なる教会の記録。
戦争によって大きく運命を変えられた海に生きた男たちの悲劇ー時代遅れとなった「艦隊決戦」を怒号する軍部のもと、護衛なき補給作戦に従事し、硝煙と血の匂いのなかで人知れず海の底に消えていった船員たちの物語。現在も一般の理解が十分とはいえない、海運というものに携わった男たちの知られざる戦いを描く。
27のダイエットに挑戦!5ヵ月間に渡る死闘の日々がコミックエッセイになって登場。マクロビオティック・エステ・エアロビクス・骨盤矯正・腸内洗浄・ホットヨガ・催眠療法・半身浴・ゲルマニウム温浴・バランスボール・リセットダイエット…など体当たりで挑んだダイエット・ルポ。
ダイエットしたいけど、粗食はイヤ!全国2500病医院で支持され、累計400万部!「生活改善レシピ」の人気献立が1冊に。「500kcal調理力」でおいしく、健康になる。
「もう2度と戦争は嫌だ」-これは、悲惨な戦争を体験した世代の心からの思いだ。ところが、戦後70年という長大な時間は、避けがたく戦争体験を語れる証言者がいなくなるという現実を齎している。悲惨な戦争体験を語り継ぐことの出来る人がいなくなった時、戦争は、戦後世代の人間にとって肌感覚を失ってゆく。戦争体験はどのように伝えられるのか。このような状況の中、改めて評価されなくてはいけない戦争の記録、記憶として、いわゆる「戦記」を見直す時が来たのではないだろうか。