本書は、急性期医療を提供している大学病院の臨床の看護職者を中心に、クリニカルラダー(臨床看護実践能力習熟段階)制度を用いて新人ナースからエキスパートナースに至るまで段階を踏んで育成するシステムを紹介したものである。
コモンとしての書物をベースに新しい社会を作るために。
司書、図書館員、ひとり書店、ひとり出版社……
書物文化の守り手に送る熱きエール
世界でただ一人の内田樹研究家、朴東燮氏による
韓国オリジナル企画の日本語版を刊行!
2023年の講演「学校図書館はなぜ必要なのか?」をメインに、
日韓ともにきびしい状況に置かれている
図書館の本質と使命、教育的機能、あるべき姿を説き、
司書や図書館人にエールを送る第1部「図書館について」と、
「書物の底知れぬ公共性について」(書き下ろし)、
「本の未来について」、「書物は商品ではない」など、
「読む」ことの意味や書物の本質と未来を語る
第2部「書物と出版について」で構成。
朴東燮氏の卓抜な内田樹論「『伝道師』になるということは」と
李龍勳氏の推薦文「『図書館的時間』を取り戻すために」を収録
[本文より]
「僕は図書館というのも、本質的には超越的なものを招来する「聖なる場所」の一種だと思っています」
「図書館はそこを訪れた人たちの無知を可視化する装置である」
「図書館に向かって「みんなが読みたがるベストセラーだけを並べて置け。読まれない本は捨てろ。そうすれば来館者は増える」と言う人たちは知性と無縁な人間である」
「幸福な読書を経験するためには「読字」の時間が必要である」
「紙の本にまさるメディアを人類はまだ発明していない」
「書物とは異界への回路である」
「書物は私有物ではなく、公共財である」
本書は、健康を、単に疾病がないとか、虚弱でないだけでなく、身体的にも、精神的にも、社会的にも、スピリッチャルにも、そして、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)をも含めてとらえ、人間のWell-Beingを問うものである。また、ストレス・マネジメント教育を健康心理士(健康心理カウンセラー)、学校心理士(スクール・カウンセラー)、臨床心理士(クリニカル・カウンセラー)の立場からそれぞれが検討した。
21世紀茨城の水を問う!人間の生活にとって最も重要な水環境について、大学、民間、行政が一同に会して考えてみました。そして、21世紀の環境問題への取り組み方の可能性を探ってみました。今、地方国立大学には、地域社会への貢献が求められています。本書は、1地方国立大学である茨城大学が、国際的な視野から生き残り戦略を考え始めた最初の記録です。
営業に携わるすべての人にー営業に関わらないすべての人へ。自らのセールス力を解き放つ、売らない売り込みの極意!
おじさんだらけの11人から若手社員が活躍する46人へー。なぜ「社員が定着しない工事会社」が「多くの若手が活躍する職場」になったのか?採用・教育から、就業制度、職場の環境づくりまで。社長の「わがまま」を社員の「やりたい」に変える組織改革。
2012年の消費者教育推進法制定以降,日本でも消費者市民社会の構築にむけて,推進主体たる地方自治体が大きな政策転換を迫られている。従来,人々が消費者教育を受ける権利を阻害してきた教育行政/消費者行政の縦割りによる弊害を指摘し,むしろ現場に身を置く非公式な人々の多重成員性によるつながりこそが教育実践の成功要因になりうることを実証する。国連SDGs(持続可能な開発目標)にも寄与しうる画期的研究。
保育士試験の2日目の科目を完全解説。豊富な図表とわかりやすい文章で無理なく学べます。随所に「○×式一問一答問題」を掲載。自分の理解度がすぐに確認できます。
ナラティヴ・セラピーの主な潮流のひとつ「リフレクティング・プロセス」をめぐるわが国初の論集。
労働統計などから、キャリア形成に役立つデータ・図表を選び出し、それらのどこに注目すべきか、そこから何が見えてくるかを説明。見開き2ページで、データの紹介(図表の掲示)と解説が完結し、1トピックを形成。各章末にはコラムを1つずつ掲載し、専門的な用語については、各章末の用語解説に取り上げ、説明を付した。図表をアップデートし、章末の労働法コラムもさらに充実。
研究者を目指す方へのアドバイス本。研究者になるうえで必要だが、現教育課程では教育されない、あるいは不足している点、特に研究者の根本にかかわる科学とは何かについて、また、ハッピーな研究室を作るために何を学ぶべきかを著者の経験・反省に踏まえながらわかりやすく解説。「ふつうの研究者がふつうの研究室でいかに幸せな研究生活を送るか」「日本の科学研究がハッピーな気持ちを持った研究者たちによって発展するために」が本書のテーマ。
目次 はじめに 幸せな研究生活をおくるということは 第1章 日本の科学教育にたりないものは 1)「科学とはなんぞや」 講義で聞いた? 2)メンタルコーチング教育が必要 第2章 科学とは何かをおさえよう1)学問の区分と科学教育 2)科学をみたす基準とは 3)科学研究の進め方 4)科学を楽しむためのStrong Inference 5)相関関係と因果関係 6)帰納と演繹 7)科学と経験,疑似科学 何がどう違う 8)法則,理論と仮説 9)生物学の特徴 10)基礎科学と応用科学 11)科学と技術 12)再び科学とは 第3章 研究とは 1)研究とは何か? 2)なぜ研究者は研究をするのか 3)ポリシー(policy),フィロソフィー(philosophy)をもつべし 第4章 研究室とは 1)構 成 2)PI(principal investigator)の仕事 3)重要な,研究室の良好な人間関係 4)PIとして必要な心理学的スキル 第5章 ラボメンタルコーチングの必要性 1)メンタルコーチングとは 2)PIのラボメンタルコーチングのスキル 3)人材育成 第6章 大学の職についたら 1)学生の安全の確保 2)同僚とうまくやっていくスキル 3)学生と一緒になってexcite 4)著者からのアドバイス 第7章 研究者になる前に読んでおくとよい本 1)卒論,大学院生向けの本であるが教員にも役立つ本 2)大学院生,ポスドク向けの本 3)研究室運営についての本 4)研究倫理と科学者の責任についての本 5)その他 6)具体的な安全技術,野外実習などの安全性についての本 7)ラボのリーダーとしてチームのメンバーを育てるための実践書 コラム1 進化論,インテリジェントデザイン説と反証可能性 コラム2 行動生態学 コラム3 学問分野におけるーlogy,-icsとーy,文と理 コラム4 スキルとテクニックの違い コラム5 文部科学省の取り組み コラム6 奨学金の給付型と貸与型は名前を区別すべき コラム7 安全な研究
いま私たちがわが国の学校で目にするのは、迅速化、効率化、力の能力化など、個人の有用性伸長に傾斜した業績・成功指向の教育と、それに伴う不断の競争及び人間の序列化だ。デューイらアメリカ進歩主義教育の核心には、当時既に胚胎していたこうした状況の根本的転換を意図した思想的起爆剤が込められていた。通念的理解を超え、彼らの思想の中核として、協同性、互恵性、完全化への意志等、倫理感覚に貫かれた社会性概念を析出した画期的研究。
周囲の力を借りながら自己、組織、社会をかえていくしなやかさこそが日本型マーケティングの特徴であり、おもてなし、ウェルビーイング追求、マーケティング戦略、マーケティング教育という4つの切り口を通して論じる。