コメの自由化という外圧を前に、日本の農業は生き残れるのか-。千葉県は印旛沼のほとり佐倉市で戦後一貫して農地改良にたずさわってきた著者は咋年春、跡取りのいない水田を集めて、後楽園球場の10倍ほどの水田を1人の専業農家に経営させる、コストのかからぬ日本の農業のあるべき姿に挑戦している。日本の農業革命にはこの兼坂方式しかないことを、体験と豊富な海外視察をふまえて提言する。
日本には、36種のクワガタムシがすんでいます。本書にはそのすべてを収めてあり、巻頭の検索表を使って、クワガタムシの名前をしらべることができます。
1巻につづいて、葉からその木の名を調べることができる仕組みです。この巻には単葉をもつ樹木の一部と、複葉をもつもの、およびつる性になるものなど約250種を収めて解説しています。
画期的な研究の完成を目前にした科学者たちの前に次々と現われる奇妙な訪問者とは誰か?映画「ストーカー」の原作者ストルガツキイが描く世紀末のファンタスチカ。
本書は、ソフトウェア工学の基本を学ぼうとする人のために書かれたものである。大学初学年の学生でも楽に読めるように、予備知識としては初歩のプログラミングの知識だけを仮定した。数学について格別な知識はなくても問題がないように、理系・文系にこだわらずに誰でも読んで基本をつかめることを目的とした。
冬場に落葉樹がすっかり葉を落としてしまうと、今までの図鑑では調べるのが困難でした。しかし、この本では葉や花のない季節の落葉樹の名を冬芽の形や、樹皮、果実などから調べられるよにう工夫しています。公園樹・街路樹・庭木や、野山に自生する樹木204種を、冬芽・樹皮・果実など425枚のカラー写真とともに詳しく解説しています。
本書は、プログラム言語におけるデータ型に、様々な角度から光を当て、プログラマが身につけるべき基本的な事項を明らかにしてくれる。
母音を言語的な音声として感じない欧米人に対し、母音はおろか三味線や虫の音まで言語音として感じてしまう日本人の脳の不思議。〈左脳〉〈右脳〉の役割分化という謎の解明は、ついに〈脳〉と〈宇宙環境〉との密接な関係をさぐりだした。〈角田理論〉の入門と最新成果を一冊に圧縮する。
大手銀行のエリート二人。追及する側とされる側に別れた冷酷な現実。現代サラリーマンの奥底に潜む陥穽を鋭く描く書き下ろし。
航空検察官・伊吹竜のもとへ奇妙な遺書が届いた。文面は“虎は必ず放たれる”。かつて北朝鮮への亡命にハイジャックを企て失敗、死刑を執行された男のものであった。同じ頃、北朝鮮工作員とみられる男の惨殺体が発見され、所持していた暗号から「竜」の文字が浮かんだ。折しも全斗煥大統領の来日を控え、国際的謀略を嗅ぎとった伊吹竜は、「虎」と「竜」を追って大阪の街に潜行した。長篇航空アドベンチャー。