生涯の親友ウィリアム・モリスとの共同作業によって20世紀の装飾芸術の道をきりひらいたことで知られる画家の決定的評伝。バーミンガムの貧しい家に生まれた一人の青年が、人間の根源にひそむ真実を発見するまでの長いたたかいの日々をみずみずしく描き、忘れられていたイギリス絵画の新鮮な富を蘇らせた名著の待望の翻訳。
シケイロス、タマヨ、クエバス、トリオ・ロス・パンチョス、カンティンフラス、マリアッチ奏者たち、そして大道芸人たちー古き良きあの日々、青春真っ只中の著者に、人生とは何か、芸術とは何か、メヒコとは何かを教えてくれた芸術家たちを回想する。
秋田県の一角に根拠地をもち、日本全国やアジア各地で活躍する民族歌舞団わらび座の創始者・指導者の芸術論を全3冊に編集。民族の根に依拠した芸術創造・運動論等を集大成。
男装の女流作家ジョルジュ・サンド、伝説の舞踊家イサドラ・ダンカン、詩人ランボーとヴェルレーヌ、去勢歌手ファリネッリ、ピカソの愛人で画家のフランソワーズ…。強烈な個性ゆえの、波乱に富んだ生涯、愛の悲劇。伝記映画を通し、さらに実人生を追って、天才たちの知られざる顔を見る。書き下ろし映画ガイド&エッセイ。
原始芸術の萌芽は古代の祭祀の中にある。周期的に催される祭りに、人々は「集団的情緒」を共有し、そこに美を見出した。ギリシアを中心に、東西の祭式と古代美術、考古学、古代社会と宗教との関係を丹念にひもときながら、祭式から芸術への移行過程を探る。芸術の起原を解き明かした古典的名著。
本書はヒントやアイデアを集めた著者自身の“パタンブック”である。テクノロジーが芸術と仕事の双方を排除したり、もとの姿をとどめぬほどに変形させてしまおうとしている少なくとも西洋の世界にあって、これは芸術と仕事の未来を取り巻くさまざまな問題をじっくり考えようとする試みである。
本書はデューラー研究の利点を積極的に活かすことを心がけながら、デューラーの美術理論と作品の関連の研究を目指すもので、芸術論と作品論の二編から構成される。
1945年から1990年までの46年間に研究所(民間、大学を含む)が編集・刊行した哲学・心理学・宗教学・芸術学・歴史学・地理学分野の論文雑誌143誌、1291冊より、1万193点の論文を収録。配列は誌名の五十音順、アルファベット順、巻末には個別論文の執筆者から引ける論文執筆者名索引や収録誌名索引、学術団体(編者)名索引が付く。
ミケランジェロ神話の解析。