青く深い遠くの海に、にじいろにかがやくうろこを持った、にじうおと呼ばれる美しいさかながすんでいた。だれからも相手にされないにじうおは、ひとでやたこになやみをうちあけるのだが…。DVDで美しい映像とあたたかい語りが楽しめる、「デジタルえほん」。特典映像として、作者のマーカス・フィスター氏のインタビューも収録。映像の字幕を見ながら、保護者の方がよみきかせできる「よみきかせモード」を搭載。
「社員/部下で受け身で指示されたことしかやらない」「当事者意識に欠ける」…。多くの経営者や管理職が抱えている悩みである。企業が「人」で成り立っている以上、いつの時代も避けては通れないテーマだと言える。中堅・中小企業の幹部社員教育や社員の自発性誘発の仕組みづくりに定評のある著者が、自らの豊富なコンサルティング経験をベースに、「小説」の形をとって、「社員がイキイキ・ワクワク働ける職場」のつくり方を解説。
アウシュビッツからの奇跡の生還…。欧州はもとより世界を舞台に活躍した政治家が綴る歴史の真実、正義、人間の尊厳、女性の自由獲得のための闘いの記録。
誰も知らなかったプロボウラーの素顔。定説に語られなかった独自の秘技、至高のテクニックがいま明かされる。アマチュアボウラー必見。
24の人格の統合に成功した女性が、セラピストの臨床記録を織り込みながら語る、不安と混乱の中から真実の愛と勇気を得て立ち上がるまで。
「踊りませんか」スーパーボウルの前夜祭のパーティーで、アレックスはフットボールのスター選手パトリックに声をかけられた。でも彼女は申し出を受けることができない。ここ何年か関節炎に悩まされ、杖なしでは歩くことさえできないのだ。今夜も、同じ病気で苦しむ子供たちを励ますキャンペーンのために、脚の痛みを押してやってきたのだった。こんな障害を知ったら、彼は決してわたしを誘ったりはしないはず…。アレックスは自分の考えに傷つきながら彼の誘いを断ると、杖を取って逃げるようにパーティー会場をあとにした。翌朝、アレックスのもとに白いバラの花束が届いた。添えられた謝罪のカードを見るまでもなく彼女にはそれがパトリックからだとわかっていた。彼はほかの男性とは違う。アレックスにはそんな予感があった。けれど、そう思えば思うほど、彼女の苦しみは増していくのだった…。
幕末、国芳門下の芳幾・芳年によって、全葉を血の絵で編んだ浮世絵『英名二十八衆句』が刊行された。120年の時が流れ、数々の逸話を生んだこの「血みどろ絵」を、昭和の絵師、花輪・丸尾が世紀末の世に復活させた。