「言葉とコミュニケーション」は、哲学の問いであり、「私」の問いである。
美味しさを伝えるには、「言葉が奪われる」とき、言い換えの力、ジェンダーを表す単数のthey…。日常の問いを哲学につなげ、柔らかな言葉で新たな可能性を探る。「紀伊國屋じんぶん大賞2023」第2位に輝いた『言葉の展望台』、『言葉の風景、哲学のレンズ』に続くエッセイ集。
「コミュニケーションについて考えるなかで徐々にわかってきたのは、目の前の相手としっかりと向き合うためには、ときに自分自身で物事を決めるのを中断し、相手に身を委ねる必要があるということだ。私の言っていること、私が発話を通じてしていること、そして会話のなかで現れる私とあなたの関係、そのいずれも、私単独で決めることではなく、私とあなたのあいだで相互的に調整されることであって、だからこそときには自分の意志を引っ込めてあなたのやりかたに合わせることもできる。」(本書より)
【目次】
レンコン団子の美味しさ
言葉が奪われる
「卒煙支援ブース」へようこそ
「生き延びましょう」とあなたへ向けて
自分自身を語るために
いま、ここから、私が投げかける言葉
会話の事故
哲学者に語れること
突如、迫りくる
理想的な言語、不完全な言語
あれ、そうだっけ
呼びかける言葉
「仕事ができる」だけでなく「愛される」方法ーーそれは、話し方のスキルを磨くこと! 話すのが苦手な人でも実践できるコツが満載。
安心して発言できる、成果があがる、メンバー同士でに聴き合う元気な会議にするためには何が必要か。ホワイトボード・ミーティングを中心にファシリテーターに必要なスキルとマインドを写真・イラスト付き具体例で学ぶ入門書
100万部ベストセラー話し方講師の「文庫オリジナル」 家族、友人、同僚、仕事相手、人間の一生は出会いの連続です。「初対面の人と何を話せばいいかわからない」「話題がなくて話が続かない」「相手に気持ちが伝わらない」等々、話し方に悩むということは人間関係に悩むことと同じです。本書では、近所づきあいからビジネスの現場まで、具体的エピソードを交えながら、人に好かれる魅力的な話し方をわかりやすく解説します。「話す力」が、いい人間関係をつくり、ひいては人生をいい方向に導いてくれるのです。 信頼される 高感度がアップ
ファーストクラスで世界中を飛び回る人は、どんなふうに話すのか?頼む・叱る・ほめる・断る・質問する…どんなシーンでも周囲を強く惹きつける理由とは!?
外国語教育の究極の目的は、他者と共感できる人格の形成である。小中高大の教壇で英語を教え続けてきた身体論の研究者が、実証的研究から教室に奇跡が起こるプロセスを解明した。教室で言語を通して情動を共有することが、学習者にとっては学びに向かう力に、教師にとってはやりがいの情動に直結する。根拠となる理論として教室研究、教師の情動研究、脳科学の知見まで網羅する。他者の情動に共感する力を育てるための具体的な実践例とともに紹介、小学生から大学生までの学習者の生きた言葉が胸を打つ。
『誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方66のルール』のツボを徹底伝授。1話ごとに“会話力がグーン”とUP!カフェ店主・ヒトミの「即効レッスン」!
「正しいことば」はどのように作られるのか?「対照言語史」という全く新しい視点を導入。5つの言語の歴史を比較することを通じて、「標準化」のもつ意味を多角的に考察する。執筆者同士が紙上で知見をやりとりするユニークな構成。
ことばの世界へようこそ! 世界に約7000あるといわれる言語ーーその言語を理解することは他者理解につながるとの思いから、音声言語・手話言語を含めた「ことば」について、さまざまな科学の成果を新しい視点で紹介します。
はじめに〜ことばの世界へようこそ!〜(菊澤律子)
第一部 Language
ことばとは何か(吉岡 乾)
コラム ことばと文字(八杉佳穂)
ヒトの言語と動物のコミュニケーションの違い(藤田耕司)
言語シグナルの分析〈言語の二重分節と音声学・音韻論〉(青井隼人・ロバート ジョンソン・菊澤律子)
コラム チンパンジーのコミュニケーション(林 美里)
コード化・恣意性・文法(桐生和幸)
語用論(高嶋由布子)
コラム 人工言語(千田俊太郎)
会話の連鎖組織(坊農真弓)
ことばの身体的産出(平山 亮)
コラム 人類の進化と言語(野嶋洋子)
ことばの脳内処理(井原 綾・藤巻則夫・尾島司郎)
言語習得(巽 智子)
コラム MRI画像と言葉の分析(藤本一郎)
ことばが使えない時〈言語障害と失語症〉(原 惠子・竹本直也)
ことばの機械認識(野原幹司・田中信和・杉山千尋・吉永 司・高島遼一・滝口哲也・野崎一徳)
コラム 視覚言語と聴覚言語の習得(佐々木倫子)
ことばと機械翻訳(須藤克仁)
第二部 Languages
世界のことば(吉岡 乾)
コラム 宮窪手話のタイムライン(矢野羽衣子)
色々に数えることば[音声言語](風間伸次郎)
色々に数えることば[手話言語](相良啓子)
コラム ヒトはどうやって言葉を習得するのか(広瀬友紀)
色々な構造のことば[音声言語](吉岡 乾)
色々な構造のことば[手話言語](今里典子)
コラム 人生を通して、常に言語を学習する(フランクリン チャン・津村早紀)
色々の名称とことば[日本語](木部暢子)
色々の名称とことば[日本手話言語](大杉 豊・坊農真弓)
コラム 手話通訳(養成)に関するアレコレ(木村晴美)
適応することば(中山俊秀)
適応することば[手話言語](相良啓子)
コラム コーダの原風景に刻まれることば(中津真美)
影響することば[音声言語](蝦名大助)
影響することば[手話言語と中間手話](原 大介)
コラム ヒトと機械の言語理解(佐野睦夫)
出現することば[音声言語](仲尾周一郎)
出現することば[手話言語](ジュディ ケグル)
コラム 言語認識装置の進化(酒向慎司)
消滅することば[音声言語](木本幸憲)
消滅することば[手話言語](矢野羽衣子・菊澤律子)
コラム 言語景観(庄司博史)
未来へのことば〜結びにかえて〜(菊澤律子)
著者は、論理的思考の研究と教育に、多少は関わってきた人間である。その著者が、なぜ論理的思考にこんな憎まれ口ばかりきくのかといえば、それが、論者間の人間関係を考慮の埒外において成立しているように見えるからである。あるいは(結局は同じことなのであるが)、対等の人間関係というものを前提として成り立っているように思えるからである。だが、われわれが議論するほとんどの場において、われわれと相手と人間関係は対等ではない。われわれは大抵の場合、偏った力関係の中で議論する。そうした議論においては、真空状態で純粋培養された論理的思考力は十分には機能しない。
序章 論理的思考批判
第1章 言葉で何かを表現することは詭弁である
第2章 正しい根拠が多すぎてはいけない
第3章 詭弁とは、自分に反対する意見のこと
第4章 人と論とは別ではない
第5章 問いは、どんなに偏っていてもかまわない
さあ、みんなで回文をつくってみよう。そして、面白い回文作品が出来上がったら、絵を描いてみよう。きっと楽しくなり、笑えるはずです。小学校の国語でも、言葉遊びの一貫で回文づくりの授業があります。大人の人にとっても、普段と違った脳を働かせる頭のトレーニングにもなります。言葉の魔術師で、回文の先生による、切れ味シャープなオリジナル作品と、思わず笑う楽しい絵を満載しながら、つくり方のコツまでお伝えします。
False
クロスワードの決定版!たっぷり嬉しい全130問
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」(川端康成)は英語で「The train came out of the long tunnel into the snow countory」(サイデンステッカー)。世界を表現する際の「視点」 の違い。英語は「神の視点」を得ることによって主語の誕生を準備したが、「虫の視点」を持つ日本語にはそれは必要なかった。英語の歴史を踏まえ両言語と文化の違いを考察。
序 章 上昇気流に乗った英語
第一章 「神の視点」と「虫の視点」
第二章 アメリカよ、どこへ行く
第三章 英語を遡る
第四章 日本語文法から世界を見る
第五章 最近の主語必要論
「話す前に準備運動をする」「新聞を音読する」「ストップウォッチで時間を計りながら話す」--簡単にできるエクササイズで、話す際に相手に与える印象はガラリと変わります! 大学で講義をし、TVのコメンテーターも務める「言葉のプロ」が紹介する話し方、聞き方、悪いクセの直し方。在宅でも役に立つリモート会話で気持ちを伝えるコツも充実。文庫化にあたり、リモートでの会話のコツもまるまる一章分追加! 30のテクニックであなたも今日から会話上手に!
第1章[エクササイズ編] 〜いきなり話し始めるから失敗する〜
準備運動をすると口がよく回る/胸を大きく開くと声が出やすくなる/尺八を吹くように息を長くゆるく吐く/新聞を音読すると実用日本語が身につく/緊張感を持って音読すると眠っていた力が出せる
第2章[話し方編] 〜手短に、ポイントを絞って〜
挨拶は着地点を作って1分以内に/要点を整理すると言葉に詰まらない/繰り返しを防ぐために頭の中にメモするように話す/時間を気にしながら話すと、キレがよくなる/言葉に詰まったときは、即座に相手に主導権を渡す
第3章[聞き方編] 〜体全体で共感しながら聞く〜
体全体で反応すると「覇気」のある会話になる/リアクションがいいと相手は喜んでくれる/相手の会話のキーワードを見つけて軽く驚く/話している人にヘソを向けて聞く/テレビから新しい情報を得ると話題に困らない
第4章[会話編] 〜会話を止めないための5つのコツ〜
自慢話は失敗談とセットで話す/「なるほど、なるほど」と二回の相づちが若々しい/「そうそう、そういえば」は万能選手/「今の話で思いだしたんだけど」で新しい話題に入る/7対3で相手に話してもらう
第5章[NG編] 〜これを直せば10歳若く見られます〜
言葉が思いだせなくても会話は続くもの/話をまとめようとすると年寄り臭い/物事を決めつけると頭まで固まった感じがする/本当のことと否定的なことは言ってはいけない/苦手な人とは会わない、話さない
第6章[リモート編] 〜オンラインでの会話のコツ〜
リアクションは手の動きを添えて/「つかみはOK」失敗を恐れず場を和ませる/話すときに時間を計る癖をつける/段取りをあらかじめ作っておく/「書いて見せる」ことでイメージを共有する
[コラム]
心にしみる『論語』の言葉/スピーチは「1分」または「15秒」/微笑みながら相づちを打つ/身につけた教養を人に話してみる/ムカつく相手には「ほめディフェンス」/イタリア人に学ぶ「手の表情」
【著者略歴】
齋藤孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。2001年『身体感覚を取り戻す』で第14回新潮学芸賞受賞。同年刊行の『声に出して読みたい日本語』はミリオンセラーとなり、日本語ブームを巻き起こした。
2020年に「日本翻訳大賞」を受賞した精神科医・阿部大樹、受賞後初の著書。
言葉の意味はたえず変わっていく。
書き留められるのは、その一瞬にもっていた意味だけだ。
ーーー言葉はいつまで、もぞもぞ動く?
翻訳家(精神科医)が”私的なノート”に書き溜める、
国や地域、時代をまたぐ味わい深いことばたちを、ひろく紹介する、ちいさな目録。
”名無しの翻訳”、”時代とともに消えた言葉”、”意味の移り変わり”など
私たちの、”くちのききかた”からこぼれた60個の欠片を、版画家・タダジュンの挿絵とともにしずかに眺める。
例1:a three-days sensations/人の噂も七十五日
逐語訳すると「三日間の衝撃」であるけれども、これは(すこし時代がかった)英語の慣用句で、大きな事件もしばらくすればさっぱり忘れられてしまう、という意味。これを説明するのに、「75日」と持ってきた辞書は大胆だなぁと思う。
三日天下、三日麻疹、三日坊主などどれも、「早く過ぎること」のたとえ。三日にあげず会う恋人たちなら、ほとんど毎日会っている(たぶん)。三日見ぬ間の桜は、ちょっと目を離したすきに散ってしまった花。ひとの気が変わりやすいことについても使う。
例2:Fight-or-Flight response/「闘争か逃走」反応
動物が突然の恐怖を感じると、心拍数は上がり、注意が鋭敏になり、瞳孔が開く。つまり自分の身を守るため、敵と戦うか、あるいは全力で逃げる準備をする。1915年にこれを発見したアメリカの生理学者は、うまい韻を踏んでこの現象に名前を付けた。これの日本語訳もなかなかうまいけれど、翻訳者の名前は伝わっていない。詠(よ)み人(びと)知らずの翻訳である。
例3:Barometer/アメカゼヲ知ルトケイ
明治期の英日辞典より。
バロメーターとカナ書きすると本来の意味からは離れて、ひとの反応とか心情を知るための方策、くらいの意味になる。もともとは気圧計のことで、後には風向計のことも指すようになった言葉。
周りの顔色ばかり窺っているひとを、風向計になぞらえて風見鶏と言う。心情がたくさんにあつまると、風や空気に例えたくなるのかもしれない。一人ひとりが思っているのとは違う方向に、どうしてか全体が傾いてしまうこともある。
はじめに
1.ことばでないもの
2.ことばをさかのぼる
3.ことばのうつりかわり
4.ことばがうまれるとき
5.ことばがきえていくとき
6.ことばをかきとめる
あとがき
※各章末には、著者の小エッセイを収録。
有効な学習法とはどういうものか。外国語が身につくとき、学習者にどんな変化がおきているのか。いつどこでも勉強できる辞書や教材がネットに豊富にあり、オンラインコミュニケーションの発達によって外国語を使う機会が増えた今こそ、学習法を見直そう。ロングセラーの初版に補章やコラムを加え、最新の状況に対応した新版。
大きな文字で読みやすい。簡単フリガナで即答可能。カラフル図解で徹底解説。アイコンが示す重要会話。便利な英語付。必須単語充実の巻末辞書。