本書は、ニュートンの古典力学から、アインシュタインの相対性理論、宇宙論、量子力学、熱力学、進化論、そしてカオス理論まで、時間の矢をめぐる論議を吟味することによって、この最大の難問の解決への道を見出そうとした試みである。このテーマに、物理学からだけでなく、化学、生物学からもアプローチしたポピュラー・サイエンスの力作。
本書は、はじめて固体電子論に接触する人のためにあくまでも親切丁寧な説明を行っているが、将来研究者生活に入って本格的に固体電子論を勉強し直す場合に読み直しても立派に役立つ基礎を構成している。
本書は、赤外線映像装置によって得られる二次元の熱画像を解析するために使用される熱イメージ法の基本原理と、その解析手法について述べたものである。
本書は、核融合炉の構造設計の基礎を学ぶための入門的参考書として著されたものである。初めに、核融合炉の基本事項、固体力学・有限要素法・破壊力学の基礎的内容を平易に説明する。次に、熱に起因する構造工学問題、構造設計基準の基礎事項を述べ、最後に、核融合炉の構造設計で実際に問題となっている、ディスラプション時の熱負荷、ダイバータ板の構造設計についても解説する。
難しい熱力学も目で理解できる。テーマごとにポイントをおさえた簡潔な解説。何よりうれしい親しみやすいイラストと共に、やさしく読めて、楽しく学べる。
本書は、差圧式に始まって、電磁式・超音波式・渦式・コリオリ式・容積式などの主力流量計はもとより、流速計・開水路流量計・粉粒体用流量計にいたるまで、幅広く説明されている。
本書は、厳密で大胆な思考によって物理学の欠陥理論を徹底的に分析・批判し、科学の根本問題を最後まで考え抜く。そして考察の結果を誰でも容易に理解できるような文章でわかりやすく論述。
本書は、可視化技術の歴史的状況をふまえて、電子画像技術に支援された新しい可視化の手法を、環境・設備に係わるさまざまの現象について、体系だって解説したものである。