マクロコスモス(宇宙)とミクロコスモス(人間)は、どのように照応しているのだろうか。人体を神の宮居、聖なる霊の神殿と観ずる秘儀の伝統は、忘却の危機にある。本書は、循環器系、呼吸器系、神経系を軸に、自我とその身体器官全般との関係について、神秘学的な観点から包括的に語った生理学の書。「人間は自分の本性から遠く離れてしまったので、自分自身を理解するためには、非常に遠い道のりを歩かなければなりません」。深い問題意識に貫かれ、粘り強い思考力と圧倒的な情熱が横溢するこの連続講義は、シュタイナーの医学、治療教育学を知る上で、不可欠の基本文献である。全面改訳決定版。
5000年前の男アイスマン、シュリーマンのトロイア発掘、旧約聖書の最古の写本、ヴィンランド地図、ツタンカーメンの呪い、エドガー・ケイシーとアトランティス…虚実入り乱れる古代の謎を、最先端の科学的調査と膨大な資料を駆使して解き明かす。図版60点収録。考古学博士と考古学ジャーナリストのコンビがおくる、正統派・古代文明謎解き本の完結篇。
マンガとキーワードで見る、知ったかぶりクラシック音楽の世界。
デルフォイの神託から宮廷占星術師、ジョン・ディー、ロマノフ王朝とラスプーチン、ナチス幹部のオカルト信仰、そして冷戦時代の米ソ超能力開発競争…。有史以来、政治と戦争を裏面から支え続けたオカルティズムの姿をたどった初めての通史。
本書は肺癌の図解集として、腫瘍専門医だけではなく、非臨床医、プライマリ・ケア医にも有用な情報を盛り込み企画・編集されています。北米における癌死原因の第1位(男女を問わず)となっている、悪性度の高い本疾患を、疫学、診断学、最新のマネジメントなど、様々な観点から取り上げました。
ミルズ博士の水素プラズマ“ブラックライト・プロセス”が地球を救う。
二十世紀を特徴づけるなら、自然科学の発展とともに、メディアが大衆を扇動する「噂と迷信の時代」ということができる。明治末期、人々の想像力の限界を試す「千里眼事件」が起きた。透視や念写ができる「超能力者」が現れ、世を騒がせたのである。その能力の実在を証明しようとしたのが、心理学者の福来友吉だった。錚々たる学者を前に公開実験が行われ、騒動は一層広がることになる。「千里眼事件」が社会に投げかけたものは一体何だったのか?この事件の顛末を通し、人間にとっての「認識」の意味を問う。
『十二国記』シリーズなどでおなじみの小野不由美の作品をCDドラマ化。ホラーとはいいつつも、血とか死とかいった従来のイメージからは、少し趣を異にしており冬の夜長にヘッドホンでひとりでじっくり聴くのには最適(!?)のCDだ。
ボサ・ノヴァの女王が“イパネマの娘”の大ブレイクを経た65年に吹き込んだ初めてのフル・アルバム。言うまでもなく、あの特有の浮遊感の絶頂期。腰骨が緩むような快楽が迫り来るこの雰囲気こそ、彼女を体験する醍醐味。原本通りのフォーマットで初CD化。