父親の育児・家事参加に母親ゲートキーピングや就業はいかに作用するか。ジェンダー化された家庭役割の平等化をジェンダー理論で解明。
第6号は2つの特集、1「LGBT/SOGI施策」に6論文(谷口、遠藤、神谷、二宮、鈴木賢/TAKACO、鈴木秀洋)、2「子の面会交流」に企画趣旨と3論文(山崎、高田、光本)、シリーズ「比較家族法(2)」では4論文(二宮、渡邊、小門、石嶋)、「立法・司法の動向」は、敗訴判決にスポットを当てて一石を投じる浅倉論文と、選択的夫婦別姓の動向(二宮)を掲載。最新テーマで迫る。
なぜ夫婦は同姓でなければならないのか? 「家」制度から社会の仕組みに内包するジェンダー不平等を明らかにし、憲法を手がかりに解決を探る。
思春期の読者が自分と他者の性を大切にしていけるよう、さまざまな性のありかたを学ぶことができるシリーズ。手にとるのが恥ずかしくない大きさやデザインを採用し、柔らかいイラストやマンガを通して、学校や友人関係などで生じる具体的な悩みや疑問を1つずつ丁寧に紹介していきます。シリーズ第1弾のテーマは「ジェンダー・アイデンティティ」です。
第1章 ジェンダー・アイデンティティってなんだろう? 「男子って言われるとモヤモヤするのはなぜ?」/ジェンダー・アイデンティティってなんだろう?/ジェンダー・アイデンティティのきほん/いろいろなジェンダー・アイデンティティ/「その性別」としてどうありたいか/シスジェンダーとトランスジェンダー/「モヤモヤしたままでもいい。自分は自分」
第2章 みんなが気持ちよく過ごすために 「制服を選ぶことは性別を選ぶこと?」/あなたとまわりの人、みんなが気持ちよく過ごすために/「絶対に差別をしない人」って本当にいるの?/性の違和感を緩和するために医療や法律でできること/カミングアウトする?しない?/カミングアウトされたとき/もしも、あなたがアウティングを……
第3章 性の多様性ってなんだろう? 「LGBTの人がいるから性は多様?」/あなたとわたしも多様性をつくるひとり/自分の性についてもっと知るために/性にかかわることば/もっと知りたい・話を聞きたい ほか
ジェンダーの視点で保育現場を観察すると、保育士の言葉や行動だけでなく、3、4歳児の保育園児の言動にもジェンダーにとらわれた場面を発見! 「ピンクは女の子が着るものなんだよ」「戦闘ごっこは女はやらないの」…。そんなことを言う子ども達。文科省委嘱事業「0才からのジェンダー教育推進事業」に参画した保育士・幼稚園教諭・子育て支援スタッフ・行政職員らは、どのようにジェンダーを理解し、自分のものとしていったのか、ジェンダーの視点をどう活かしていったのか。市民と地域の大学研究者がネットワークした、山梨県の、男女共同参画社会づくりを支える市民活動が満載の実践記録。
中国の長い歴史とともに変化したジェンダー秩序の変遷過程をダイナミックに描く。社会の父系化、ジェンダー規範の強化、そして社会主義をへて改革開放の大変動まで。家族、労働、ナショナリズム、身体、LGBTなど今日的な研究視点を網羅し、中国ジェンダー史研究の全体像を初めて伝える。初学者から隣接分野まで必携の研究入門。
グリム版・ペロー版『赤ずきん』、西加奈子『きりこについて』、桜庭一樹『青年のための読書クラブ』-登場人物の「性」のあり方を見つめると物語の底流が見えてくる。
新型コロナウイルス感染拡大は、これまで社会が内包していたさまざまな問題を浮き彫りにした。とりわけ、突然の一斉臨時休校要請は、教職員、子ども、保護者に大きな混乱や不安をもたらした。本号では、休校対応や感染症対策に追われる学校現場の様子や、子どもたちへの影響についてレポート。さらに、女性労働者への被害の集中、DV被害の深刻化、居場所のない若者、10代からの妊娠相談など、コロナ禍において見えてきた社会の課題を探る。
Part 1 しわ寄せは女性労働者に
女性の休業者比率は男性の3倍以上
──被害は子育て女性に集中
周 燕飛(労働政策研究・研修機構主任研究員)
コロナ労働相談の半数以上は女性非正規労働者
山根木 晴久(連合総合運動推進局総合局長)
「在宅ワーク70%」で見過ごされる
「家庭以内のワークライフバランス」
竹信 三恵子(ジャーナリスト)
《探る・深める》フリーランスにセーフティネットを
森崎 めぐみ(女優、日本俳優連合国際部長)
Part 2 “異例の事態”に向き合う学校現場
新型コロナウイルス感染症対応に関する日教組のとりくみ
丹野 久(日教組中央執行委員・総合政策局局長)
【学校現場から1】
教育現場で、ソーシャルディスタンスが当たり前になる不安(長崎県)
【学校現場から2】
「学校とは」「教育とは」と改めて考える時間が持てた(岩手県)
【学校現場から3】
状況に対応した生活の仕方を自ら考え工夫するよう指導(山形県)
【学校現場から4】
保健室でのかかわりを大切に、感染症への差別を子どもたちと一緒に考えたい(大分県)
【学校現場から5】
発注キャンセル、食材廃棄、簡易給食など異例ずくめの状況下での給食(大阪府)
「コロナにかかってしまったら嫌われるかも」と心配
──「コロナ×こどもアンケート」から見えてくるもの
半谷 まゆみ(国立成育医療研究センター社会医学研究部研究員)
コロナ禍で広がる教育格差──今が議論の時
前馬 優策(広島経済大学教養教育部准教授)
《探る・深める》働きながら学ぶ外国人留学生を襲ったコロナ禍
佐藤 由利子(東京工業大学環境・社会理工学院准教授)
Part 3 「ステイホーム」のかけ声の陰で
コロナ禍とDV
北仲 千里(全国女性シェルターネット共同代表)
居場所のない若者──「家」は必ずしも安全な場所ではない
橘 ジュン(BONDプロジェクト代表、ルポライター)
コロナ禍における10代の「予期せぬ妊娠」
──相談から見えた社会の課題
土屋 麻由美(ピッコラーレ副代表、助産師)
キャリア形成、結婚・出産の壁、さまざまなハラスメントーー女性研究者が抱える「生きづらさ」の背景をアンケート調査・資料などをもとに明らかにするとともに、男性研究者を交えた座談会を収録し、困難な状況を共に克服する方途を探る。
第1部 女性歴史学研究者の現在
第1章 女性研究者のキャリア形成をめぐる現状と課題
1 大学・大学院におけるジェンダーをめぐる壁
2 非常勤講師のおかれている現状
3 女性の「研究時間」をめぐる現状
4 再生産労働と女性の「研究時間」
5 ハラスメントをめぐる現状
第2章 結婚・出産・育児と女性研究者
1 女性研究者の就業と結婚・出産・育児
2 世帯形成と妊娠・出産の壁
3 育児支援とその不足
4 女性と家庭をめぐるジェンダー・バイアス
第2部 歴史学に参入する女性研究者の歴史
第1章 女性が歴史学を研究するということーー西洋編
第2章 女性が歴史学を研究するということーー日本編
第3部 座談会ーー歴史学におけるジェンダー平等を展望する
第4号は特集「安全保障関連法制とジェンダー」と題し、9論文(若尾、岡野、近江、川眞田、松本、清末、海妻、大脇、中野)が、新たな視点からのテーマ設定を試みる。さらに【特別企画】「ジェンダー平等政策の今を問う」には4論文(皆川、浅倉、後藤、廣瀬)、旧姓の使用をめぐる「判例研究」(浅倉)、CEDAW総括所見を日本国内で実効性あるものにするための山下論文を収録。
第1部 序論
第1章 問題関心の所在と研究目的
第2章 都市空間をめぐるジェンダー地理学の視点と課題
第3章 都市郊外空間の変容と住民の参加をとりまく問題
第2部 郊外空間における高齢化と退職者による地域参加
第4章 社会関係の構築機会としての地域への参加
第5章 男性退職者のサークル活動参加プロセス
第3部 「縮小化」する郊外空間と主婦による地域への参加
第6章 「都市の縮小化」と自治体の民営化
第7章 多摩ニュータウン南大沢地区における主婦の起業
第4部 結論
第8章 ジェンダーの視点からみた郊外空間の変容と住民による地域への参加
ジェンダー研究の「パイオニア」たちは、どのように学問の道を志し、課題を探究してきたのか。研究中の困難や研究への思い、運動や政治との関係も絡め、後続世代が先達21人に果敢に問う。世代や領域を横断する対話を通じて研究の根幹を継承し、現代的課題を見出すに至る、類例なきインタビュー集。
原ひろ子/井上輝子/金井淑子/上野千鶴子/江原由美子/伊藤公雄/木本喜美子/勝方=稲福恵子/鄭 暎惠/もろさわようこ/伊藤康子/加納実紀代/西川祐子/有賀夏紀/荻野美穂/宮城晴美/金 富子/坂元ひろ子/鹿野政直/池上千寿子/村瀬幸浩
はじめに 佐藤文香
第1部 新しい学問の創出ー女性学・男性学・ジェンダー研究
総説 佐藤文香・森千香子
第1章 原ひろ子
第2章 井上輝子
第3章 金井淑子
第4章 上野千鶴子
第5章 江原由美子
第6章 伊藤公雄
第7章 木本喜美子
第8章 勝方=稲福恵子
第9章 鄭 暎惠
第2部 歴史を拓くー女性史・ジェンダー史・男性史
総説 貴堂嘉之
第10章 もろさわようこ
第11章 伊藤康子
第12章 加納実紀代
第13章 西川祐子
第14章 有賀夏紀
第15章 荻野美穂
第16章 宮城晴美
第17章 金 富子
第18章 坂元ひろ子
第19章 鹿野政直
第3部 個に寄り添うーセクソロジーからヒューマンセクソロジーへ
総説 坂なつこ
第20章 池上千寿子
第21章 村瀬幸浩
おわりにージェンダー研究の〈継承〉と当事者性の獲得 伊藤るり
巻末附録 ジェンダー研究関連年表
索引
階級闘争が内包してきたジェンダー構造に着目し、小林多喜二や徳永直、葉山嘉樹、佐多稲子らの作品から、プロレタリア文学の実践を読み直す。民族やコロニアリズムなどの論点と階級闘争との交差にも着目して、プロレタリア文学の可能性と問題点を析出する。
今、教育の現場で問題となっている、教科書で教えない性教育、セクシュアリティ教育、ジェンダー教育、LGBT問題に一石を投じた書。本書は、学校での性教育の役割が子どもの安全基地の確保となるために必要なものは何かを、さまざまな意見聴取や対話から明らかにしたもの。いま全国の高校では、文科省通達に従って保健や家庭科の科目の中で「性教育」を行っている。しかし教科書に沿って行われる「性教育」は、単なる避妊教育だったり、禁欲教育だったりして、「性」の最も重要な部分である人間の尊厳や、日々の暮らしでの自由と自立と「性」との関係について踏み込めていない。それは「性教育」に携わる現場の教員が痛切に感じていることである。試行錯誤を続けている教員から出てきた問いは五つ。1なぜ「性教育」が必要なのか、2セクシュアリティ教育が目指すもの、3生徒に何を伝えたいか、4生徒は何を知りたいか、5生徒の個人差についてーーこれらの問いに答えるために、本書では、「学歴」とともに分断二大要素の一つである「性」にフォーカスし、それを三つの視点から、「性の教育で必要なこと」(一つ目は学校で行われている文科省通達の「性教育」とそれに携わる現場教師の奮闘を座談会形式で、二つ目は助産師の語る性「出産と赤ちゃん」について、三つ目はLGBTQに関わる「性スペクトラム」について)を論じて見えてきた、子どもの成長に重大な影響を及ぼす「性教育」の在り方を浮き彫りにし、教科書では教えない、性教育の正しい知識とは何かを明らかにした書。今、教育の現場で問題となっている、セクシュアリティ教育、ジェンダー教育、LGBT問題に一石を投じた意欲作。
SDGsの17目標を学んだうえで、学級新聞作りにつながるように構成されたシリーズ
新聞作りとSDGs学習を合わせたシリーズの第2巻。SDGs目標5〜8について、マンガとイラストを合わせてわかりやすく解説。
【もくじ】
はじめに/この本の使い方/まんが「SDGsの世界へようこそ!」/SDGsとは…
●目標5 ジェンダー平等を実現しよう
まんが「ジェンダー平等を実現しよう」/男性も女性も生きやすい社会に/「ジェンダー」に関する世界のいま/持続可能な未来のために/わたしたちにできること/新聞作りの準備をしよう
●目標6 安全な水とトイレを世界中に
まんが「安全な水とトイレを世界中に」/生活に欠かせない「水とトイレ」/「水とトイレ」に関する世界のいま/持続可能な未来のために/わたしたちにできること/新聞作りの準備をしよう
●目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
まんが「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」/エネルギーをみんなで使える世の中に/世界のエネルギー問題のいま/持続可能な未来のために/わたしたちにできること/新聞作りの準備をしよう
●目標8 働きがいも経済成長も
まんが「働きがいも経済成長も」/働きがいと経済成長の関係/世界の経済成長と問題/持続可能な未来のために/わたしたちにできること/新聞作りの準備をしよう
SDGs17の目標とターゲット(目標5〜8)/さくいん
フロベール、その女たち、その書物。フロベールの文体から生みだされた女性像にはジェンダー問題が投影されていた…愛人たちと交わした書簡を読み解きながら、社会規範を逸脱していくエクリチュールの潜勢力を見極める。
生理休暇が〈消える〉ためには?
「第49回赤松賞」を受賞した著者が、戦時期の女性労務動員についての歴史的・実証的研究から、現代にも通じる女性労働者の稼得労働と妊娠、出産、育児に関する課題を照射する。
「総力戦」が強調された戦時期における女性労務動員の展開は、グローバル経済下で競争力の維持を目指す現代日本の労働政策と相通ずる点があるのではないだろうか。赤松常子は敗戦直後に「日本女性の戦ひはこれからである」と残した。現代を生き抜くために今知っておきたい戦時期日本の働く女たちの姿がここにある。
はしがき
序 章 戦時期日本の働く女たちに関する研究のこれまでとこれから
1 戦時期日本の働く女たちに関する研究の到達点
2 女性労働者の労務動員が生じさせた摩擦
第一章 一九二〇年代から一九三〇年代の女性の就業状態
--労働運動の指導者と研究者の視点から見た働く女たち
1 一九二〇年代から一九三〇年代の女性労働者の就業状態
--稼得労働と妊娠、出産、育児との両立
2 稼得の必要性から働かざるを得ない未婚の女性労働者
--赤松常子の問題意識
3 労働環境が及ぼす健康への影響
--研究者たちの視点から見た女性労働者
第二章 未婚女性の労務動員のための「戦時女子労務管理研究」
--労働科学研究所の古沢嘉夫の視点から
1 戦争の開始と「戦時女子労務管理研究」の必要性
2 労働科学研究所の「戦時女子労務管理研究」
--古沢嘉夫が訴えた女性労働者の健康
3 女性労働者の出身階層と健康状態
--月経に関する調査研究
4 生き抜くために働く既婚女性と研究者の制約
第三章 既婚女性労働者の困難
--妊娠、出産、育児期の女性たち
1 既婚女性は労働力の対象ではなかったのか
2 救貧対策としての母子保護法の制定
3 貧困家庭の母親たちに向けられた政府の二重の期待
4 働く母親たちと保育環境
第四章 女性たちの労務動員に対する態度の多様性と政府の対応策
1 階層格差から生まれた女女格差
2 職場における男女格差
--男女同一労働同一賃金の議論のゆくえ
3 女性の労務動員の最終手段
--女子挺身隊から現員徴用へ
第五章 赤松常子の主張と産業報国会の取り組みとの齟齬
--既婚女性の労働環境をめぐって
1 使用者たちに抵抗する産業報国会女性指導者
2 女子挺身隊に対する未婚女性の母親たちの心配
--産業報国会に求められた未婚女性への「生活指導」
3 働かざるを得ない既婚女性を守ろうとした赤松常子
--言説に見られる制約
第六章 戦時体制が残した女性労働者の健康への視点
--生理休暇の現代的意義
1 戦時期がもたらした敗戦直後の女性労働への影響
2 生理休暇制定を主張した赤松常子
3 消えかけた生理休暇
4 生理休暇が本当に〈消える〉ために必要なこと
終 章 戦時期日本を生き抜いた働く女たち
あとがき
参考文献
男性特権にいかに向き合うか、「弱者男性」論は差別的か、自らの「痛み」を消さない男性学はあるかーー。
著者が近年さまざまな媒体で発表した、フェミニズムやトランスジェンダー、そしてメンズリブなどジェンダーに関わる重要な考察を一冊にまとめた、著者初の男性学批評集。
加害と疎外が複雑に絡み合う「男性問題」のジレンマを、丁寧に解きほぐす一冊。
◆目次◆
はじめにーーこれからの男性解放批評のために
【1】
男が男を省みるーー加害性と疎外の複雑なねじれ
「痛み」を消さない男性学を
男性特権にいかに向き合うか
澁谷知美+清田隆之編『どうして男はそうなんだろうか会議』を読む
【2】
私の性被害
村上春樹『女のいない男たち』を読む
村上春樹『街とその不確かな壁』を読む
「真の弱者は男性」「女性をあてがえ」--ネットで盛り上がる「弱者男性」論は差別的か?
インセルとは誰か?
批評と男性性ーー男性解放批評に向けて
渡部直己『子規的病牀批評序説』を読む
松浦理英子と男性解放批評
魯迅と暗黒男性批評
トランスジェンダー/フェミニズム/メンズリブーー『笙野頼子発禁小説集』に寄せて
日本的男性性とアパシーーー交差的な対抗運動のために
【3】
男性解放批評とは何か?--終わりに代えて
あとがき
◆著者略歴◆
杉田俊介 (すぎた しゅんすけ)
1975年生まれ。批評家。『フリーターにとって「自由」とは何か』(人文書院)でデビュー。以後、文芸評論や労働・貧困問題について著述。著書に『非モテの品格』『マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か』(ともに集英社新書)、『男がつらい!』(ワニブックス)、『宮崎駿論』(NHKブックス)、『糖尿病の哲学』(作品社)など多数。差別問題を考える雑誌『対抗言論』(法政大学出版局)では編集委員を務める。
自家用ジェットで空を飛び、高級車を乗り回し、プール付豪邸に住まうアフリカ人エリートたち、彼等の暮らしを支えているのは、我々がテレビで最も頻繁に目にする、“かわいそうな”アフリカの貧しき人びと。本書は、国民を守るべき政治エリートたちが、その国民を食い物にする“発展途上国”の現状が、“先進国”にも通ずる、遍く世界における課題であることを証明する。