東アジアの性、家族、社会。何が変わり何が変わらなかったのか? 2000年代以降の状況を気鋭の研究者が新たな視角から切り込む。
東アジアの急激な少子化は20世紀には想像もつかないものであった。日本・韓国・台湾・中国・北朝鮮、これらの社会では、何が共通で、何が異なるのか、そして何が変わったのか。ジェンダーとセクシュアリティの側面から比較し、日本の「特殊性」をあぶり出す。最先端の研究が切り拓く日本の、そして東アジアの「性」をめぐる課題とは?
『ジェンダーで学ぶ生活経済論[第2版]』(2015年)の全面改訂版。現在の新しい個人、家族、世帯のあり方を的確に捉え、現実の「暮らし」における重要テーマにジェンダーの視点から鋭く迫る。消費生活、労働環境、アンペイドワーク、家計、貧困や格差問題など、実生活に密接にかかわる諸課題に対し、主体的に考え、対応する知識と力を身につけることを目的とする。第3版では、社会保障、資産形成、金融について大幅加筆。
新型コロナウイルス感染拡大は、これまで社会が内包していたさまざまな問題を浮き彫りにした。とりわけ、突然の一斉臨時休校要請は、教職員、子ども、保護者に大きな混乱や不安をもたらした。本号では、休校対応や感染症対策に追われる学校現場の様子や、子どもたちへの影響についてレポート。さらに、女性労働者への被害の集中、DV被害の深刻化、居場所のない若者、10代からの妊娠相談など、コロナ禍において見えてきた社会の課題を探る。
Part 1 しわ寄せは女性労働者に
女性の休業者比率は男性の3倍以上
──被害は子育て女性に集中
周 燕飛(労働政策研究・研修機構主任研究員)
コロナ労働相談の半数以上は女性非正規労働者
山根木 晴久(連合総合運動推進局総合局長)
「在宅ワーク70%」で見過ごされる
「家庭以内のワークライフバランス」
竹信 三恵子(ジャーナリスト)
《探る・深める》フリーランスにセーフティネットを
森崎 めぐみ(女優、日本俳優連合国際部長)
Part 2 “異例の事態”に向き合う学校現場
新型コロナウイルス感染症対応に関する日教組のとりくみ
丹野 久(日教組中央執行委員・総合政策局局長)
【学校現場から1】
教育現場で、ソーシャルディスタンスが当たり前になる不安(長崎県)
【学校現場から2】
「学校とは」「教育とは」と改めて考える時間が持てた(岩手県)
【学校現場から3】
状況に対応した生活の仕方を自ら考え工夫するよう指導(山形県)
【学校現場から4】
保健室でのかかわりを大切に、感染症への差別を子どもたちと一緒に考えたい(大分県)
【学校現場から5】
発注キャンセル、食材廃棄、簡易給食など異例ずくめの状況下での給食(大阪府)
「コロナにかかってしまったら嫌われるかも」と心配
──「コロナ×こどもアンケート」から見えてくるもの
半谷 まゆみ(国立成育医療研究センター社会医学研究部研究員)
コロナ禍で広がる教育格差──今が議論の時
前馬 優策(広島経済大学教養教育部准教授)
《探る・深める》働きながら学ぶ外国人留学生を襲ったコロナ禍
佐藤 由利子(東京工業大学環境・社会理工学院准教授)
Part 3 「ステイホーム」のかけ声の陰で
コロナ禍とDV
北仲 千里(全国女性シェルターネット共同代表)
居場所のない若者──「家」は必ずしも安全な場所ではない
橘 ジュン(BONDプロジェクト代表、ルポライター)
コロナ禍における10代の「予期せぬ妊娠」
──相談から見えた社会の課題
土屋 麻由美(ピッコラーレ副代表、助産師)
ジェンダー研究の「パイオニア」たちは、どのように学問の道を志し、課題を探究してきたのか。研究中の困難や研究への思い、運動や政治との関係も絡め、後続世代が先達21人に果敢に問う。世代や領域を横断する対話を通じて研究の根幹を継承し、現代的課題を見出すに至る、類例なきインタビュー集。
原ひろ子/井上輝子/金井淑子/上野千鶴子/江原由美子/伊藤公雄/木本喜美子/勝方=稲福恵子/鄭 暎惠/もろさわようこ/伊藤康子/加納実紀代/西川祐子/有賀夏紀/荻野美穂/宮城晴美/金 富子/坂元ひろ子/鹿野政直/池上千寿子/村瀬幸浩
はじめに 佐藤文香
第1部 新しい学問の創出ー女性学・男性学・ジェンダー研究
総説 佐藤文香・森千香子
第1章 原ひろ子
第2章 井上輝子
第3章 金井淑子
第4章 上野千鶴子
第5章 江原由美子
第6章 伊藤公雄
第7章 木本喜美子
第8章 勝方=稲福恵子
第9章 鄭 暎惠
第2部 歴史を拓くー女性史・ジェンダー史・男性史
総説 貴堂嘉之
第10章 もろさわようこ
第11章 伊藤康子
第12章 加納実紀代
第13章 西川祐子
第14章 有賀夏紀
第15章 荻野美穂
第16章 宮城晴美
第17章 金 富子
第18章 坂元ひろ子
第19章 鹿野政直
第3部 個に寄り添うーセクソロジーからヒューマンセクソロジーへ
総説 坂なつこ
第20章 池上千寿子
第21章 村瀬幸浩
おわりにージェンダー研究の〈継承〉と当事者性の獲得 伊藤るり
巻末附録 ジェンダー研究関連年表
索引
SDGsの17目標を学んだうえで、学級新聞作りにつながるように構成されたシリーズ
新聞作りとSDGs学習を合わせたシリーズの第2巻。SDGs目標5〜8について、マンガとイラストを合わせてわかりやすく解説。
【もくじ】
はじめに/この本の使い方/まんが「SDGsの世界へようこそ!」/SDGsとは…
●目標5 ジェンダー平等を実現しよう
まんが「ジェンダー平等を実現しよう」/男性も女性も生きやすい社会に/「ジェンダー」に関する世界のいま/持続可能な未来のために/わたしたちにできること/新聞作りの準備をしよう
●目標6 安全な水とトイレを世界中に
まんが「安全な水とトイレを世界中に」/生活に欠かせない「水とトイレ」/「水とトイレ」に関する世界のいま/持続可能な未来のために/わたしたちにできること/新聞作りの準備をしよう
●目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
まんが「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」/エネルギーをみんなで使える世の中に/世界のエネルギー問題のいま/持続可能な未来のために/わたしたちにできること/新聞作りの準備をしよう
●目標8 働きがいも経済成長も
まんが「働きがいも経済成長も」/働きがいと経済成長の関係/世界の経済成長と問題/持続可能な未来のために/わたしたちにできること/新聞作りの準備をしよう
SDGs17の目標とターゲット(目標5〜8)/さくいん
第4号は特集「安全保障関連法制とジェンダー」と題し、9論文(若尾、岡野、近江、川眞田、松本、清末、海妻、大脇、中野)が、新たな視点からのテーマ設定を試みる。さらに【特別企画】「ジェンダー平等政策の今を問う」には4論文(皆川、浅倉、後藤、廣瀬)、旧姓の使用をめぐる「判例研究」(浅倉)、CEDAW総括所見を日本国内で実効性あるものにするための山下論文を収録。
今、教育の現場で問題となっている、教科書で教えない性教育、セクシュアリティ教育、ジェンダー教育、LGBT問題に一石を投じた書。本書は、学校での性教育の役割が子どもの安全基地の確保となるために必要なものは何かを、さまざまな意見聴取や対話から明らかにしたもの。いま全国の高校では、文科省通達に従って保健や家庭科の科目の中で「性教育」を行っている。しかし教科書に沿って行われる「性教育」は、単なる避妊教育だったり、禁欲教育だったりして、「性」の最も重要な部分である人間の尊厳や、日々の暮らしでの自由と自立と「性」との関係について踏み込めていない。それは「性教育」に携わる現場の教員が痛切に感じていることである。試行錯誤を続けている教員から出てきた問いは五つ。1なぜ「性教育」が必要なのか、2セクシュアリティ教育が目指すもの、3生徒に何を伝えたいか、4生徒は何を知りたいか、5生徒の個人差についてーーこれらの問いに答えるために、本書では、「学歴」とともに分断二大要素の一つである「性」にフォーカスし、それを三つの視点から、「性の教育で必要なこと」(一つ目は学校で行われている文科省通達の「性教育」とそれに携わる現場教師の奮闘を座談会形式で、二つ目は助産師の語る性「出産と赤ちゃん」について、三つ目はLGBTQに関わる「性スペクトラム」について)を論じて見えてきた、子どもの成長に重大な影響を及ぼす「性教育」の在り方を浮き彫りにし、教科書では教えない、性教育の正しい知識とは何かを明らかにした書。今、教育の現場で問題となっている、セクシュアリティ教育、ジェンダー教育、LGBT問題に一石を投じた意欲作。
第1部 序論
第1章 問題関心の所在と研究目的
第2章 都市空間をめぐるジェンダー地理学の視点と課題
第3章 都市郊外空間の変容と住民の参加をとりまく問題
第2部 郊外空間における高齢化と退職者による地域参加
第4章 社会関係の構築機会としての地域への参加
第5章 男性退職者のサークル活動参加プロセス
第3部 「縮小化」する郊外空間と主婦による地域への参加
第6章 「都市の縮小化」と自治体の民営化
第7章 多摩ニュータウン南大沢地区における主婦の起業
第4部 結論
第8章 ジェンダーの視点からみた郊外空間の変容と住民による地域への参加
国連におけるジェンダーの課題。
女性兵士は男女平等の象徴か?
戦争や軍隊は、どのような男性や女性によって担われ、
いかなる加害/被害関係を生起させているのか。
既存のジェンダー秩序を自明のものとすることなく、批判的に検証する。
21世紀に入り、世界中の軍隊で、女性兵士は数を増し、
その役割を拡大させつづけている。
しかし、この現象を単純な男女平等の進展と解するべきではないこと、
フェミニズムにとって女性兵士は難問として存在するのであり、
さまざまな立場がありうることは言うまでもない。
本書では、この20余年のあいだに起こったさまざまな変化を踏まえつつ、
女性兵士が果たすことを求められてきた役割とその効果に着目し、検証していく。
本書を貫く主張の一つは、戦争・軍隊を批判的に解剖するにあたって、
「ジェンダーから問う」という視角が不可欠である、ということである。
男らしさや女らしさといった観念の操作は、軍事化を推し進め、戦争を首尾よく遂行する際の要である。
一方で、軍隊も戦争も、女性たちに依拠することを必ず必要としており、
彼女たちの経験から現象を見つめることは、その男性中心性を明らかにするうえで
欠かすことのできない作業である。
本書は、「ジェンダーから問う」ことが、戦争・軍隊を批判的に考察するうえでいかに重要なのか、
この視点を有することで見えてくる風景を描くことにより示していく。
世界的に関心の高まる女性への暴力。その実態は地域や社会によって多様で、その差異を無視しては解決どころか深刻化しかねない。さらにグローバル化のなか地域社会が変容し暴力の構造はますます複雑化している。本書では現地調査をもとに歴史・文化・社会的文脈を考慮しつつ実態を描き出す。
序章 ジェンダー暴力とは何か?
第1部 家族の名誉にかけて
第1章 南アジアにおける強制結婚ーー規定婚、幼児婚、非人間との結婚
第2章 二重の暴力ーーネパールにおける売春とカースト
第3章 名誉は暴力を語るーーエジプト西部砂漠ベドウィンの血讐と醜聞
第4章 ジェンダー暴力の回避ーーエジプトのムスリムの試み
第5章 噂、監視、密告ーーモロッコのベルベル人にみる名誉と日常的暴力の周辺
第6章 復讐するは誰のため?--ギリシャのロマ社会における名誉をめぐる抗争
第2部 国家に抗するジェンダー
第7章 揺れ動くジェンダー規範ーー旧ソ連中央アジアにおける世俗主義とイスラーム化
第8章 抑圧された苦悩の可視化ーー韓国の烈女と鬼神
第9章 ある「母」の生成ーーアルゼンチン強制失踪者の哀悼と変わりゆく家族
第10章 痛みと記憶ーーチリ・軍政下を生き抜く女性たち
第11章 自由、さもなくば罪人ーー性の多様性をめぐるインド刑法の攻防
第3部 ディアスポラ社会の苦悩
第12章 名誉をよみかえるーーイスタンブルの移住者社会における日常の暴力と抵抗
第13章 トランスローカルなジェンダー暴力ーーインド・パンジャーブ出身女性の経験
第14章 暴力と移動が交錯する生ーーメキシコにおける中米女性移民たち
第15章 越境する「強制結婚」--ノルウェーのパキスタン系移民女性とNGO活動
第16章 眼差しの暴力への抵抗ーーノルウェーのアラブ系難民女性をめぐって
第17章 仕事・恋愛・暴力が交錯する場ーーカラオケパブで出会うフィリピン人女性と日本人男性
各国の男女格差を測る「世界ジェンダーギャップ指数」を見ると、日本は144か国中114位。先進国では異例の低さだ。女性の社会進出は進んだが、男女の賃金格差、男性の長時間労働など、性別による格差は根強い。では、こうした問題はどうすれば解消できるのか。本書では、ハーバードで人気の行動経済学者が今注目の「行動デザイン」の手法を駆使し、エビデンスに基づく解決策を提示した話題作。有効かつ透明性の高い採用・昇進方法とは? ダイバーシティ研修には意味がない? 日本でも急ピッチで進む「働き方改革」や「女性活躍推進」にも使えるヒントが満載。
序章 行動デザインの力/第1部 問題/第2部 人事のデザイン/
第3部 職場と学校のデザイン/第4部 ダイバーシティのデザイン
自家用ジェットで空を飛び、高級車を乗り回し、プール付豪邸に住まうアフリカ人エリートたち、彼等の暮らしを支えているのは、我々がテレビで最も頻繁に目にする、“かわいそうな”アフリカの貧しき人びと。本書は、国民を守るべき政治エリートたちが、その国民を食い物にする“発展途上国”の現状が、“先進国”にも通ずる、遍く世界における課題であることを証明する。
日本語を研究し、日本語教育を追求し、ことばとジェンダーを思索し、中国女文字を惜しむ。9つの国・地域、38人の研究者による画期的論集。
紀伊國屋じんぶん大賞2023 第1位 『布団の中から蜂起せよ』高島鈴さん応援!
【概 要】
本書は、映画やドラマ、漫画やアニメ、現代アートなどビジュアル要素のある作品を、「ジェンダーの視点」で批評してみようとお誘いする本です。
「なんかモヤモヤした!」「すごくかっこよかった!」といった感想から一歩踏み込んで、「なぜモヤモヤしたのか」「どのようにカッコいいと感じたのか」を言語化してみると、「作品を見る」という体験がもっと豊かになります。
第一部では、それぞれの作品で「セクシュアル・マイノリティの登場人物や同性愛がどのような言動をしているか(what)、どのようなカメラワークで描かれているか(How)」「その背景には何があるのか」などについて、「あっこ先生」と「もえさん」の会話を通して学ぶことができます。
本文内には、専門用語の解説や参考文献の案内があり、ジェンダーやフェミニズムに関する専門的な知識がなくても読み進めることができます。
第二部では第一部のもととなった論文や映画の応援コメントなどを掲載しており、本格的な批評文にも触れることができます。大学などでのレポート作成やSNSでの発信にも役立つでしょう。
本書を読めば、
普段何かを見るたびに感じていた「モヤモヤ」「いいね!」に対して、「そういうことだったのか!」と納得してスッキリするだけでなく、
「いろんな映像作品を見て分析したい!」
「好きな作品をもっともっと応援したい!」
「S N Sで作品批評をしてみたい!」
……と、自分の気持ちを言葉で表現する「ワクワク」に目覚めるはずです。
アメリカ留学中のクィア理論との出会いから、自身のルーツがBLの祖先である「24年組」の「美少年漫画」だと気づいたことがきっかけで、BL論を研究し、映画、アート、クィア領域研究倫理などについて執筆してきた著者による、ジェンダー批評入門講義が始まります!
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・映画『LOVEMYLIFE』で「何が描かれているか」より「どう描かれているか」に注目する
・映画『砂の女』の「女」と「男」という二項対立を揺るがす映像表現とは?
・ドラマ・映画『おっさんずラブ』から差別と偏見の構造を考える
・二人の人間の新しい関係の可能性を探る、漫画『作りたい女と食べたい女』
・世界のLGBT映画史につらなる映画『his』
・ステレオタイプから自由になる、映画『おろかもの』の登場人物たち
・現代アート「サエボーグ」のパフォーマンスから、アートの次元で「身体」を眺める……など
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ジェンダーに関する基本的な解説に加えて、性役割分業、労働、セクシュアリティ、ケア、社会政策などのトピックを幅広く採り上げ、「ジェンダーの社会学」の理論と実践を、第一人者が平明に解説。
ムスリムの家族は近代以降に起きた社会や政治、法律の変動によって大きな影響を受けてきた。では個々の文脈のなかで、それはいかに経験され、議論され、改変され、つくりかえられてきたのか。身近に存在するが捉えがたい「家族」という課題に挑む画期的論集。
「イスラーム・ジェンダー・スタディーズ」シリーズ刊行にあたってーー6『うつりゆく家族』
はじめに
第1部 家族に含まれるもの
第1章 つねに「他人」が家にいるーーオマーン移民の家族と「ハーディマ(奴隷/メイド)」[大川真由子]
コラム1 妻の居ぬ間にもう一家族[鳥山純子]
第2章 団欒と社交のある暮らしーーイエメン・サナアの事例から[大坪玲子]
コラム2 「母乳の父親」--インドネシアにおける男性の育児参加をめぐる言説[西川慧]
第3章 家族に絡めとられるーーモロッコのベルベル人母子にみる家族の捉え方[齋藤剛]
第2部 家族に死が訪れるとき
第4章 母という家庭の中心ーーあるエジプト人母の姿から[鳥山純子]
第5章 上エジプト出身者の葬儀告示から考える家族のつながり[岡戸真幸]
コラム3 家族を喪った悲しみを分かち合うーーウズベキスタンの葬儀と泣き女[今堀恵美]
第6章 妻に家の半分を遺すーーエジプトの地方の町に生きたある男性の一生[竹村和朗]
コラム4 ひとりで頑張るーーイランの「家族経営」企業[岩崎葉子]
第3部 家族をめぐる法の論理
第7章 ムスリム家族法の近代化と宗教コミュニティ間の対立[伊藤弘子]
コラム5 家族と国籍[伊藤弘子]
第8章 変わりゆく家族のかたちーー現代イランの場合[森田豊子]
第9章 名誉殺人と二つの家族像ーートルコの刑法改正が映しだすもの[村上薫]
第4部 家族に入り込む政治
第10章 議会を牛耳った家族[鈴木恵美]
第11章 出生率低下があらわす家族のかたちーーチュニジア南部タタウィーン地域の事例[岩崎えり奈]
第12章 国境を越えるパレスチナ難民の家族ーー市民権が意味すること[錦田愛子]
コラム6 SNSが大好きなアラブ人と家族のつながり[錦田愛子]
編者あとがき
参考文献
琉球大学国際沖縄研究所が主体となって5年計画で進めてきたプロジェクトの成果を集成する全3巻シリーズ。最終巻となる第3巻では、沖縄から広がる境域の文化とアイデンティティの混淆に焦点をあてる。
21世紀に入りわが国において、格差拡大などの貧困の拡大が叫ばれ、雇用の分野におけるジェンダー平等戦略の立ち遅れが顕著になっている現在、女性の雇用問題をとりまく環境は大きく変化している。フェミニズム/ジェンダー問題をふまえて、ジェンダーと正義/平等と雇用の関わりを論じ、フェミニズム/ジェンダーに関する「基礎知識」を提供するとともに、目指すべき方向性を検討・研究する。