「サーキュラー・エコノミー(循環型経済)」とは、環境への負荷を最小限に抑え、同時に最大限の経済効果を得るための新しい経済・産業システム。企業におけるSDGsの実践方法としても注目を集めている。本書では、先端企業による業界別の取り組みを通して、新しい発想や仕組みづくりを提案する。
連続殺人鬼ヤマダの息子に殺された被害者の共通点は「珍名」。大学生・不倫純(ふりんじゅん)の叔父が殺された。殺害状況と珍名があいまって、不倫純の一家は世間からいわれのないバッシングを受ける。そんな折、純は珍名専門の判子職人・一(まぶた)と出会い、店に集う珍名の常連客との交流を通して、自分のアイデンティティを見つめはじめる。しかし犯人から新たな殺人予告がありー。純は叔父の死の真相にたどり着けるのか!?
本書は、「なぜ貧困はなくならないのか」という開発経済学における一大テーマを、著者の世銀時代の経験をフルに生かしてわかりやすくひも解く。第1部、第2部では、エコノミストが過去50年間、いかに途上国経済の運営に失敗してきたかをみていく。第3部では、著者の新しい処方箋が語られる。すなわち、「貧しい人々には貧しさから抜け出すインセンティブがないことが多く、政府は貧困の罠から抜け出すインセンティブを提供してあげなくてはならない」のである。「…そして、多くの貧しい国が豊かになりますように」。本書を締めくくるこの著者の言葉と同じ思いを持つ読者に手にとっていただきたい一冊。
「何かを手に取る時。大きなものからささやかなものまで、いつでもちゃんと向き合って、きちんと見つめることにしています」。かわいい生活。の連載エッセイで人気の柳沢小実さんの書き下ろし!大人かわいい物との暮らしが一冊の本になりました。
1993〜95年、アメリカ・ケンブリッジに住み、ボストン・マラソンを走り、愛車を盗まれ、通販で猫の時計を買い、小説を書く日々。村上春樹のロード・エッセイ。カラー写真と絵満載。
「ちゃお」で大人気企画、小説版「ココロあみ→ご」から第2弾が誕生したよ!1匹の犬がわが家にやってきた。彼の名前はコタロー。コタローとの出会いから、別れまでをつづった4つの物語。犬を飼ったことのない人も楽しく読める企画ページもいっぱいだよ。
手のかけどころと抜きどころ。生活を楽しむ著者ならではの工夫が盛りだくさん。家事への苦手意識が少し薄れて、わくわくしてくる暮らしエッセイ。
真に努力を重ねるとはどういうことか。トラブルに動じない磐石な不動心をどう身につけたのか。六〇〇〇人以上の命を救ったカリスマ医師がはじめて明かす。決してエリートではなかった著者が、医学界の権威・東大医学部の手術室に、天皇の執刀医として招かれるまでの道のりを記しながら、多くの患者を死の淵から救う奇跡のドラマをとおして、高齢化社会の医療のあり方をも問いかける。
うちのネコに長生きしてほしい!最後まで幸せでいてほしい!ご長寿ネコとの「暮らし」と「お別れ」がこの1冊でわかる。終末期における、食事、排泄、運動など、日常のお世話から、病気のこと、そして臨終前後のことなどについて最期の3ヶ月を迎えた愛猫に何をしてあげたらいいのか、そして、「看取り」に関することを分かりやすく図解しています。
経済ヤクザとして世界を股にかけ暗躍、巨額のアングラマネーを稼ぎだした猫組長による問題作、ついに出来!
IoT、ビッグデータ、AIがつながり、真のデジタル革命がビジネスの常識を塗り替える!あらゆるモノがデータ化される時代に何が起こるか?企業と個人はどう対処すればよいのか?IoTの第一人者が事例をまじえながら未来を見通す。
社会の分断やヘイト運動が世界中で大きな問題となっている。なぜ、人の心は「よそ者」を作り出し、排除や差別をしてしまうのだろうか?本書は、アフリカ系アメリカ人初のノーベル文学賞作家トニ・モリスンが、そんな「他者化」のからくりについて考察した画期的論考。過去の白人作家たちが作品に隠蔽した人種差別を暴き、その欺瞞を鋭く突きながら、一方で自著の解説と作品の仕掛けも大胆に明かしていく。
昨日と同じ光景が繰り返される学校で、俺は時間がループしていることに気づく。しかし、俺にはループを引き起こすような出来事に心当たりがない。きっと俺は、この“物語”の主人公ではなく、“モブキャラ”として誰かのループに巻き込まれているのだ。そう考えた俺は、このループの原因となっている人物を探しはじめた。すると、他にもこのループに気づいた生徒たちが俺の前に現れてー。