思春期・青年期の教育に焦点をあて、この時期特有の課題ー学校や家庭での暴言・暴力が出てくる、学校の欠席が目立つ、インターネットやゲームに執着するなどに対する理解と対応ーを取り上げた。進学・就労などの進路選択、異性との接し方、金銭管理なども学ばせたいことがらとして盛り込んでいる。応用行動分析学の考え方をもとに、専門用語を使わずに、高機能自閉症・アスペルガー症候群の子どもを担任する先生と保護者が協力・連携しながら共通理解・対応できるようになるためのガイドとして、Q&Aと事例、コラム、トピックスで具体的な解決のための支援方法を解説している。
社会への適応は,思春期青年期における重要な成長課題であり,社会は若者を大人へと成長させるために重要な役割を担っている。しかし,現代の日本社会では,その役割は必ずしも十分担われているとはいえず,それどころか,社会によって適応のあり方が歪められ,大人への成長を困難にしている側面がある。しかし,現代の日本社会に如何に成長阻害的な側面があるとしても,その中で大人への成長に取り組んでいる若者がいる。思春期青年期の支援を担う専門家には,彼らの取り組みを適切に支援する方法を模索し実践する責任がある。前号シンポジウムでの総論に続き,今号ワークショップでは具体的な取り組みを議論する。
●第32回大会 ワークショップ「安全で支持的な環境の提供」
思春期青年期精神医学は子どもたちの安全で支持的な環境の提供にどう寄与できるか(武田信子)
ユニバーサルデザインを援用した修学・就労支援──不登校生徒の事例から(川俣智路)
コミュニケーションに課題を持つ子どもたちにとっての支持的な環境──フリースペースと親子キャンプでの実践を通して(平野直己)
●討論記録(白波瀬丈一郎・守屋直樹)
●総説
Crittendenの「アタッチメントと適応の動的ー成熟モデル(DMM)」による成人アタッチメント
研究の展望2──実証研究,事例研究,および司法場面への応用について(三上謙一)
●短報
「不登校」と「引きこもり」(小倉清)
●合同委員会・編集委員会・子どものこころ専門医関連委員会報告
●会計報告
●日本思春期青年期精神医学会規約
●編集方針・投稿規定
●英文目次
認知行動療法、弁証法的行動療法、家族療法…ティーンエイジャーのうつ病患者に対する有効かつ最先端の治療的アプローチを解説。
女子に比べ、これまであまり語られてこなかった思春期男子の心理療法に正面から取り組んだ意欲作。アトピーや喘息などの身体症状をきっかけに来談した思春期男子との面接の中で現れた箱庭・夢・描画などのイメージを手がかりに、子どもと大人の狭間で彼らが主体を確立していくプロセスを丁寧に描き、思春期男子の心理療法の特徴とポイントを探る。日本箱庭療法学会の会員による優れた論考を公刊していくシリーズの第1弾。
恋する乙女・花南の思春期ドキ☆ワク物語♪
私、秋島花南の憧れの人は、学校一のイケメン・雨宮悠太くん!
今年初めて同じクラスになって、しかも席が隣なんて、恋の神様が舞いおりてきたとしか思えない!
でも学校一の美少女で、悠太くんの彼女とウワサの彩夏も同じクラスになっちゃって…。
彩夏のこと、悠太くんとのウワサもあってヤキモキするし、美少女すぎて近寄りがたいと思っていたけど、体の変化に悩む私に、ブラのこととか生理のことを教えてくれて…。
いつもズバズバ物事を言って、“女子に嫌われる女子”を自覚してるって言う彩夏だけど、すごく大人で純粋にスゴイって思えるようになって…?
思春期の体と心の変化に戸惑いながら、恋や友情を育む、思春期ドキ☆ワク物語♪
【編集担当からのおすすめ情報】
十代前半の小・中学生は、思春期真っ只中!
女子は胸が成長したり、月経が訪れたり、男子は体がガッチリしてきて、声がわりをしたり。そんな思春期におこる体と心の変化を、恋や友情で悩みながら、大人へと近づいていく日常とともにまとめました。
テーマごとの解説ページもあるので、悩みをひとつひとつ解決しながら読み進められます。
監修・解説は、“人間と性”教育研究協議会代表幹事であり、日本思春期学会理事など、性教育や子ども支援などで活躍中の金子由美子先生。長年勤めあげた中学校の養護教諭の経験をもとに、思春期の心と体の変化について解説してくださいます。
■親なんて、いつも子どもにはかなわない
「友だちが持ってるからゲーム買って!」という思春期の息子。
面倒が増えるからと取り合わない母。どこの家でもくり広げられる親子のいさかい。
そんな繁延家で、長男が「ゲームの代わりにほしい」と言ったのは、なんとニワトリだった。
実現に向けて奔走する息子と、著者である母の葛藤。
親子が迎えた成長の季節に、ニワトリのいる新しい風景が加わったーー。
高校生の白坂は最近、親友の黒田が急に大人っぽくなり胸のあたりがざわざわしている。そんなある日、黒田に突然キスされて…!?
心理支援のアクセシビリティを高めるために。知的障害のある人のメンタルヘルスの不調は、一般の人に比べて高いと言われている。本書では、知的障害のある人たちに向けた心理支援に関する知識や考え方をまとめ、具体的なサポート方法を提示する。
強迫性障害との関連が指摘されているチック障害を対象として、実態調査および介入を実施。我が国の強迫スペクトラム障害への支援の発展に寄与する知見を提示する。
現代社会はあまりに大きく変化しており,その中で我々は大人も若者も戸惑いながら生活している。本特集は,現代日本社会の在り方とそこでの思春期青年期の心理的成長について考えるものである。社会への適応は思春期青年期における重要な成長課題であり,言い換えれば,社会は若者を大人へと成長させるために重要な役割を担っている。しかし現代の日本社会においてその役割は必ずしも十分に担われているとは言えず,それどころか大人は余裕がなくなり,若者を育てるという役目が疎かになっているとさえ言える。あるいは,適応の在り方そのものが歪められて大人への成長を困難にしている面もある。この問題意識のもと,シンポジウムでは,現代に溢れる情報と若者というものをどんなふうに考えるか,私たちが一体どんな状況の中で生きているかということを議論して共有したい。
思春期から自立期における特別支援教育の実状を紹介するとともに、学校生活や進路選択、就労に関する28もの支援の具体例を紹介。
ひきこもり問題にどう対処すればよいのか。本書では、犯罪行動との関わり、不登校の問題、訪問活動、全国調査のデータなどを取り上げ、現在考えられる限りの対応法を探る。編者らによる座談会では、ヴァレリーのひきこもり体験や、ひきこもりとPTSDとの関連など、ひきこもり問題に一石を投じるたいへんユニークな論を展開。
「病は治る」「病だから治せる」の基本に立ち、まずは「身体の病」を治療することで正体不明の「こころの病」に挑もうとする1冊。本書では、内科・外科・精神科等の医療に通じた小児科医たちが、身体にあらわれた症状別に思春期の子どもたちのこころの病をどう診ていくのかをQ&A形式でわかりやすく解説する。
●水瀬るるう『大家さんは思春期!』第7巻
ぐうかわ大家さんが
2年生になりました!
中学2年生になって後輩もできたチエちゃん。
アパートの住人のお世話や、料理部の仕事に忙しい日々をおくりつつ、
そろそろ将来のことも考え始めたり?
それぞれのGWを描いた描き下ろしエピソードも収録!
ひきこもり・不登校支援の現場から、アスペルガー障害を理解し、「生きにくさ」を支える具体的な提案。