収賄容疑で逮捕された第6代宝塚市長が激白。2006年2月5日、読売新聞に「不明朗金300万円」の記事が、霹靂のように響きわたった。翌々日の逮捕で市長職を辞さざるをえなかった著者が、権力行使の恐ろしさを満腔の憤りをこめて綴る。
フェリースは義父が新たに造った別荘の様子を見るため、都会を離れて郊外にやってきた。別荘の工事を仕切る建築家サー・レオンは傲慢な人物だというが、私は、一人でここでの夏を存分に楽しみたいだけだ。その夜、不審な男を見つけて追いかけたフェリースは、逆に相手に組み敷かれ、もみ合ううちに思わずキスをかわしてしまう。見ず知らずの人だけれど、こんなすてきなキスは生まれて初めて…。うっとりしたものの、正気に返ってその場を逃げ出した彼女は、翌朝、部屋に現れたサー・レオンを見て思わず息をのんだ。もう二度と会うことはないと思っていた昨夜の男性だわ。
貴方には人を動かす才がある。ぜひ役員に。うーむ、これはうまい話か、それとも…第二の人生を開こうとする団塊の世代に贈るショートストーリー。
悪夢に勝つ方法。みんな同じ“もの”を探していたんだ。日本語・英語・中国語・ポルトガル語・台湾語・フィリピン語・韓国語の同時多言語入り絵本シリーズ。
他人の夢に入ることができる“悪夢探偵”こと影沼京一。彼のもとに、新たな依頼者が訪ねてきた。異常な怖がりの同級生、菊川をいじめた女子中学生の雪絵が、菊川が現れる悪夢を取り除いてほしいというのだ。京一は一度は拒絶するが、菊川と亡き母・逸子の「怖がる姿」に共通点を感じ、母の孤独、死の真相を探ろうと雪絵の夢に飛び込んだー。“悪夢探偵”誕生の秘密に迫る、映画『悪夢探偵2』の原作。
度重なる悪夢に悩まされ、眠りにつくことを嫌悪していたケイリンはある日、映画館で魅力的な男性シェーンに出会う。悪夢を見て叫び声をあげていたところを運び出してくれたのだ。今までにない安心感を覚えて、四年前に妹が誘拐されたこと、予知夢を見ることを打ち明ける。あまりに理解ある態度を不信に思って問いただすと妹を見つけるために父から雇われたという。「君の助けになりたい」燃えるようなシェーンの熱い目に見つめられたケイリンの心は揺れた。彼を信じたいけれど、本当に妹を見つけられるだろうか。
不世出のスーパースター・アントニオ猪木がリングを降りて10年。人気の凋落、有力選手の相次ぐ離脱、「リアル」の時代を標榜する総合格闘技の台頭…。プロレスは、時代の流れに取り残されてしまったかのように見える。闘いを通じ男の生きざまを魅せる格闘ロマン「プロレス」は、なぜ終わってしまったのか-。かつてあの熱狂の渦の中にいた人間たちの証言を得て、世紀の“大沈没劇”とその行方を検証する。
アリソンが恐れていた日がついに来た。二年半、必死に忘れ去ろうとしていたルークが現れたのだ。彼女が経営する傾きかけたホテルへの投資者として。ルークは、女性なら誰でもひれ伏すほどにすてきな男性。そしてアリソンを無惨なかたちで捨てていった人…。アリソンはルークと別れてから子どもを生んだが、もうすぐ二歳になる息子の存在を、彼には告げていなかった。だがルークはどこからかそれを知り、息子に会いたいと言う。金と権力と危険な魅力で、すべて思いどおりにするつもりなのね。それにしても、彼はずっと前にほかの女性と結婚したのに、どうしてわたしの息子を必要とするの?今度だけは、けっして彼に屈するわけにはいかない。
米国で過去30年、日本でも小泉政権以降“構造改革”という名で推進された新自由主義的改革。しかしその帰結は超格差社会、そして“リーマン・ショック”に始まる世界同時不況だった。本書は今日の状況を恐ろしいまでに言い当て、また未来への指針を明確に示している。
未曾有の不況の中で、苦しくなる一方の国民生活。しかし強欲な役人は、この期に及んでも自分たちの利権を主張するだけ。まさに「官僚栄えて国滅ぶ」。こんな状況を、いったい誰が救えるのか?気鋭のジャーナリストが霞が関を斬る。
豊かさと平等を標榜する「理想の国」アメリカ。建国時からオバマ大統領の「Yes, We Can.」に至るまで、その理想は高々と掲げられ、人々を導いてきた。しかしその一方でこの国は、その理念・理想を裏切るような、複雑かつ困難な問題をいくつも抱え込んできた。人種問題、貧困問題、暴力・リンチ、家庭の崩壊……そうした現実に、アメリカ文学はどう立ち向かってきたのか。19世紀から現代に至るまでの、代表的なアメリカ文学作家(ホーソーン、メルヴィル、ジェイムズ、ヘミングウェイ、フォークナー、バース、パワーズなど)のテキストを通して、理想と現実のはざまで苦しむ「アメリカ」を、作家の想像力がいかに描いてきたかをたどる。
第一章 「家庭」なき「家」の「日常」 ─『七破風の家』随想
第二章 『大理石の牧神』の「幸運な堕落」をめぐる二重のプロット ─十九世紀アメリカのデモクラシーとプロヴィデンス
第三章 メルヴィルと貧困テーマ ─声を上げる貧者たち
第四章 『大使たち』とジェイムズのアメリカ ─ニューサム夫人「殺し」を読み直す
第五章 「新しいニグロ」と「白人なりすまし小説」 ─ハーレム・ルネッサンスの理想とパラドックス
第六章 記憶のまなざし ─「リンチの時代」のアメリカとフォークナーにおける暴力の表象
第七章 禁酒法時代から読む「ドライ・セプテンバー」
第八章 原罪から逃避するニック・アダムズ ─「最後のすばらしい場所」と楽園の悪夢
第九章 作家の作家の声 ─二つの「音声計画」に見る創作科の声の政治学
第十章 際限のない可能性 ─リチャード・パワーズと『ガラテイア2.2』
山津波で宿を追われた旅人たちが辿り着いた丘の上の村は、かつて貴族と外宇宙生命体とが死闘を繰り広げた古戦場であり、“神祖”が作った実験場に隣接していた。過去を留めたまま眠りについていた村と貴族の城塞は、旅人を迎えて突如目覚め、村にOSBを素材にした合成生命体が徘徊しはじめる。一行のパニックが頂点に達した時、Dが現われた。圧倒的な人気を誇る“吸血鬼ハンター”シリーズ、書き下ろし最新刊。
心臓移植を受けた雅之はやがて奇怪な現象に悩まされる。嗜好の急激な変化、左足を引きずる癖、手首の異常な痒み、そして何者かに殺される悪夢。折しも世間では有名人を殺害し心臓を奪う事件が頻発していた。