愛としあわせのひとつぶをどうぞ、バレンタイン・チョコレートブック。
大江健三郎から吉本ばななまで、名著・話題作に迫った“文学を気軽に聴く”エッセー。10作品の一番面白い部分をディスクジョッキー風に紹介。
主人公は17歳のアレックス。ボローニャに住み、同世代の友人たちとロックにのめり込み、初めて真剣な恋をする。彼女の名はアイーディ。あと半年足らずでアメリカに留学してしまう。深まってゆくふたりの関係は、同時に別れの時を目前にして足踏みする-大人たちの欺瞞への反発、社会規範への抵抗。イタリアで旋風を巻き起こした若手作家のデヴュー作。
真田哲彦はK化成工業の総務部長。若いころ熱中していた競馬熱がまた再燃した。というのも、同じ社のOL沢野好子と車中であったのがきっかけで、日曜ごとの競馬場でのデートがはじまったからだ。競馬の帰りには、好子にねだられるままブランド品を買い与え、ホテルへ直行。セックスは奔放きわまりない。これが、楽しくないはずはない。でも、競馬は常勝というわけにはいかず…。
わが家のカレーライスには、思い出がいっぱい! 真紅のアカネ、母のオムライス、縁日のかき氷などなど、食の記憶でつづる父母への想い、つらかったあの頃、そして息子との日々…。北海道新聞夕刊おふたいむに連載の好評エッセイ「たべもの歳時記」が一冊に。
若い男女のちゃらちゃらした表札に鼻白み、流行のヘアスタイルに戸惑い、母に似てきた自分を顧みる。『もう29歳、まだ29歳』で圧倒的な人気を博した著者のその後の日常は-。小さなメリハリに富んだ、ひとり暮らしの気ままとゆれる想いをおとぼけ混じりに描いて、思わずほくそ笑む好エッセイ。
ひさびさに家族全員揃った日曜日の夕方、ちょっと照れくさくなったお父さんが、日曜日には夕刊がないことを知りつつ「えーと、夕刊は…」なんてつぶやいてしまう、そんな気持ちにささやかなエールを贈らせてもらいます。現実の夕刊が哀しいニュースで埋め尽くされているからこそ、小さな小さなおとぎ話を、12編。微笑んでいただくための短編集です。
ゴルフ、マージャン、酒。会社に於ける人脈づくりと情報集めの手段を全部捨てたら何が起こる!?。一流企業中枢にあって、広報マンとキリスト教伝道の二足のわらじを履き続けた男。その25年にわたる諧謔と感動の人生記録。人の目は上へ上へと向かうが、神の視線は下へ下へと下りてくる。人は何とかして上にのしあがろうとするが、神は一番低いところに潜り込もうとするーシニカルでしかも、温かい愛に満ちた新企業論でもある。
モンスタームスコたちがかっていたカブト虫とクワガタがしんでいる。いったいどうして?「これは殺人事件だ。カブト虫もクワガタもころされたんだ」さあ、名探偵モンスターパパの出番だ!めい推理が冴え渡る。
「竜ーなのか」親友の死の真相をさぐる羽井貴士。「-やっぱり、変」なぜか1日が2度繰り返すという時間のループに陥った藤谷瑞海。竜が支配する世界に違和感を覚えているのは、池橋高校に通うこの2人だけ。竜を崇拝しない異端者として謎の校内組織に追い詰められるなか、貴士と瑞海は世界に対する反撃を決意する。だが、生徒を竜の餌として捧げる“捕食の儀式”は目前に迫っていた!第四回角川学園小説大賞優秀賞受賞作品。
障害は個性なんかじゃあない。誰にも書けなかった障害者の内面世界を綴る表題作…他一編。濃厚なエッセンスたっぷりの作品甘いか辛いかお試し下さい。