故郷のため、女であることを隠して従軍していたノアは、精鋭ぞろいの護衛班に抜擢される。王子ヨハン警護の命を受けるが、当の彼は軽薄で人たらしな主君だった…!?しかし仕えるにつれ、ヨハンの聡明さや国への想いを知り心惹かれていくノア。彼を襲う謀略に立ち向かいながらも、自分への好意を正面からぶつけてくる彼と、騎士である己の間で揺れー。
“暁の国ゾンネ”の王太子ヨシカは、古びた日記帳を開いた瞬間、前世の記憶が甦る。ここは自分がプレイしていたシミュレーションゲーム『パラダイス・エデン』の世界だった。
そんなヨシカの眼の前にサポートキャラである精霊ハムリンが現れる。
『どうかこの世界をループから断ち切って、ハッピーエンドを迎えてほしいんだ』
待ち受ける処刑ルートを避けるべく奔走するが、実はヨシカは男として育てられた女性なので、“宵の国アーベント”の姫君と結ばれるハッピーエンドは不可能。
こうなったら姫君の方から婚約破棄してもらって国を出るしかない。
「よし。ならば、目指せ追放! 目指せ生存ルートを目標に頑張ろう」
生き残るため、そして世界を救うため、男装の王太子ヨシカが望むは追放エンド!
「偽りのわたしは、偽りの言葉しか言えない」
ラウルの婚約者として、プリヤ殿下の妹・ミーティー姫がやってきた!
誰もが羨む大国との縁談ーーラウルの未来のため、感情を押し殺し”執事”に徹するジュノンに、ラウルは何を語る?
そして、婚約者問題で揺らぐ王族寮には、プリヤの王座を狙う第二王子・ラーガの魔の手が迫り……!?
2024年10月刊
没落令嬢のオリヴィアはワケあって男装し、第三王子かつ騎士団長ギルバートのマナー講師をすることに。でもすぐに女とバレて「男としてのふるまいを教えてやる。お前は俺で男の体を知るんだ」と秘蜜のレッスンが始まって!?普段は意地悪なギルバートに、予想外に甘く優しく触れられ快感を覚えさせられていくうち、彼への想いが高まっていき…。
両親を相次いで亡くし、17歳で路頭に迷ったポリーはうち捨てられた城に住み着き、男物の古着を身につけて、畑仕事や家畜の世話をしながら幼い弟たちを懸命に育てていた。だがある日突然、見るからに高貴で美しい男性が目の前に現れる。この人が、英国有数の富と権力を持つというマンテーニュ侯爵?悪名高い放蕩者が、ついに自分の城を顧みる気になったというの?ふたたび住む場所を失う恐怖にさいなまれながらも、ポリーは勇気をかき集めて古城の当主に向き合った。「まずはそのすばらしい脚を大事にしまって、ドレス姿に戻ることだ」侯爵の熱い瞳に見据えられ、甘い衝撃がポリーの全身を貫いた。
ついに王の座に就いたシェプストは、念願の平和外交を実現すべく交易事業の拡大を指揮する。しかし、類稀なる審美眼を持つ商人パネヘシを外交官として抜擢したことが、忠臣・センムトや王宮の役人たちとの関係に、新たな火種を呼ぶことに……!
3500年前に実在した、史上初の女王・ハトシェプスト。王としての真価が問われる第6巻!
新王国時代・第18王朝、エジプトを統べているのは男装の女王ハトシェプスト。交易改革、遺跡の修復、そして王の証オベリスクの建造といった激務の中、彼女はエジプトの未来について危惧してもいた。自身亡き後、この国を導くのは誰なのか? 史上最強の帝国を築こうと野心に燃えるトトメス3世ーー後に「エジプトのナポレオン」と称される勇猛な息子か。あるいは、王家の血をひく聡明で怜悧な娘ネフェルウラーか。エジプトの未来を託すのにふさわしい人物とは……!? 史上初の女帝ハトシェプストの物語、最終章の幕明けとなる第7巻!
日中のはざまで妖しく乱舞し、無器用にもがき、遂には刑場の露と消えた「男装の王女」川島芳子。「武士道精神が消えたから、日本は滅びた」という最後の指摘は何を意味する。
男子寮で相部屋になった歩への想いが止まらない!BL展開覚悟で告白したところ、答えはさらに斜め上、「オレ、実は女なの」ってそれホント!?ルームメイトとして危険な場面をサポートしながらの密着生活。男の格好してたって、キュートな笑顔の歩は可愛すぎ。
“女の子の大事なもの”を捧げれば、願いを叶えてくれる魔物がいるー。救貧院で暮らすヨシュアは、貴族のメイドになる夢のため、その魔物に会いに行くことに。だけど出会ったのは魔物どころか仮面の男。思わず彼にお願い事をしてしまうヨシュアだが、目覚めたらなぜか自分のベッドにいた。あれ?願い事は?そんな彼女の前に「男装しろ」と命じる牧師らしからぬ美形の男が現われ…。