一途な大学生の由帆は、親友に片想い。しかし失恋が決定したその日、気鋭の若手経済学者で助教授の北里に声をかけられる。美貌と財力ある遊び人で、色恋の噂が絶えない北里を、由帆は警戒する。けれど、苦しい恋ごと抱いてあげたい、と口説かれ体を開かされて…!?「…言ってごらん、もっと気持ちよくなれるから」。教え込まれたのは、眩暈がするほど淫靡な快感。残酷な優しさで、壊れるほどに、愛される…。快感と純情の狭間で惑う、ドラマティックラブ。
高校時代ひそかに憧れていた人物との偶然の再会ー。会社員の森中匡邇は、思わず彼ー江崎圭輔を呼び止めていた。江崎が自分を覚えていてくれたことを意外に思いつつも、森中は彼と友人として付き合うようになる。端正な容姿で、男女問わずもてる江崎に強く惹かれていく森中。今の関係を壊したくなくて彼への想いを抑えようとしていたが、ある日、江崎が綺麗な青年にキスしているところを目撃してしまいー。
本書のタイトル「はるかなる視線」とは、世阿弥の“離見の見”に触発されたタイトルである。文化人類学とは、観察者のネイティブな文化とは異なった文化の研究であるが、同時に、みずからの文化への反省である。著者にとっては、カルテジアン文化の深化の試みでもあるのだ。そして著者は、多様な題材をとおしてそれを提示してみせる。『神話論理』以後の新しい視座と可能性を示した本書は、たえず前進しつづける著者の学問への態度によって、われわれに新鮮な感銘をあたえる。
写真部の森羽(しんわ)に恥ずかしい写真を撮られちゃった巴(ともえ)。返してほしければフォトコンテストのモデルになれ? しかも衣装はコスプレで?? こうなったら、モデルのフリしてネガを奪ってやる! だけど、森羽ってふだんはアホっぽいのにカメラに関しては大マジメ…って巴、何をドキドキしているのーー!?
●収録作品 桃色視線/君色Poison/バージンRevolution/純情♥PINKライン/溺愛Destiny
高校生のとき、小さな事務所にカカウトされてモデルの仕事を始めた北詰俊輝は、27歳になり自分自身ピークを過ぎたと感じ、そろそろ仕事を辞めたいと考えていた。が、契約が切れる四週間前に気鋭の大物写真家・澤井京一による写真集の撮影が組まれた。澤井は「現代エロティシズムの鬼才」と呼ばれ、被写体のすべてを引きずり出し、容赦をしないという噂だった。そして、カメラテスト初日から、体と心に忌まわしい記憶を刻みつけられ…。
夫婦とは、夫婦の愛と絆とは?平和な夫婦に突如降りかかった夫の心の病。妻の心に生じた愛の亀裂と孤独を静謐な筆致で見事に描く衝撃の作品。
「着ることは暮らすこと、そして生きることそのもの」。仕事を辞めてミラノへ。そこで出合った女たちは、年齢にかかわらず自分のスタイルを持って輝いていたー。まず、自分を知ること。そこからすべてが始まる。「おしゃれ」の本質を探る、初期の代表作二作品を一冊に。世代を超えて読み継がれるファッション・エッセイの古典。
日常のなかで、ふと感じる誰かの“まなざし”。もしも、それが悪意に満ちたものであったなら、あなたはどうしますかー?ストーカーの監視に怯える女、人形の眼を作る男、犯罪の目撃者、身代わり受験をする男、予知夢を見る元人気女優…さまざまな“まなざし”が八つの悲劇を呼ぶ。単行本未収録の六作品を含む、豪華オリジナル短篇集。