1977年4月発表。吉田拓郎が他のアーティストに提供した曲や、石原裕次郎「夜霧よ今夜もありがとう」など、自身が日頃親しんでいる歌のカヴァーを収録した“プライベート”な内容。
J-POP史上最強のヴォーカリストであることを再確認できる、憂歌団時代に劣らぬ傑作。わずか1ヵ月前に出た前作同様、こちらもキャリア30周年を記念した作品で、縦横無尽の日本(浪速)のブルースが炸裂する。新たな解釈による越路吹雪の(13)も絶品だ。★
永遠のアジアの歌姫、テレサ・テンの魅力を存分に味わえる、母国語歌唱ばかりを集めたベスト・アルバム。中国語によるベストは約10年ぶりの発売で、オリジナルからカヴァー曲まで幅広く収録。
沖縄在住のヴォーカリスト、これが5作目のアルバム。ギタリストの笹子重治とのライヴ録音が11曲に、スタジオ録音が3曲の全14曲。沖縄民謡のカヴァーも2曲含まれ、特にライヴに関しては超シンプルな音ながら、聴きごたえのあるアルバム。
“ジャパニーズ・シャンソン”と“フォーク”とがもっとも幸福な形で、ひとりの歌い手のなかに融合を遂げたのが加藤登紀子だ。このカヴァー・アルバムからは、しっかりとした魂や生命が間違いなく歌のなかに存在することを、聴き手に確実に届けてくれるだけの“力”が伝わってくる。★
最高の音で楽しむために!
劇場版『新世紀エヴァンゲリオン〜シト新生』の主題歌の(1)と劇場版『同〜THE END OF EVANGELION』主題歌の(2)をまとめた。(4)はマキシ・プリーストやMISIAのセッション・シンガーとして活躍するローレンとイギリス人プロデューサーのマッシュが組んだジャジィなアレンジ。
70年代〜2000年初めまでのヒット曲をピアノ演奏で聴かせてくれる、ピアノ・ベスト・アルバム6枚組。誰もが耳にした青春の音楽が、心地良いピアノの音色で楽しめる、温かな作品集だ。また6枚で3000円と破格の価格が嬉しい。
よなは徹プロデュースの沖縄民謡アルバム第3弾。本作は先祖の霊を送り出す際に歌・三線・太鼓に合わせて青年らが踊る旧盆の行事“エイサー”の特集で、2つの青年会による演奏を2枚に収録。重鎮・松田弘一がゲスト参加。
アニメ『きまぐれオレンジロード』のエンディング曲(1と3)でブレイクした実力派シンガーのベスト盤。活動期間が短いため過小評価される傾向があるが、彼女の歌手としての才能は極めて高い。当時のCM曲も多数収録。
数え切れないほどのアニメ・ソングなどのコーラスでその歌声を聴いてきたこおろぎ'73。縁の下の力持ちではなくメインの楽曲を集めた待望の一枚。アニメ・ソングは今でも比較的入手しやすいが、CMソングは貴重。なかでも(22)は泣ける名曲。また聴けてよかった!
ウクレレを携えた女性シンガー・ソングライター、つじあやのの2枚組初ベスト盤。こうして聴いてみると、いかにCF曲やタイアップ曲が多いかに気づかされるが、これもやはり彼女が生み出すキャッチーで親しみやすいメロディと感性のなせる業と納得!
ハワイのトップ・アーティスト、ケアリイ・レイシェルのベスト・アルバム。Disc1にはメレ(歌)、Disc2にはオリ(詠唱、チャント)という構成で、ケアリイのヒストリーが辿れるようになっている。
三線による島の唄インストゥルメンタル集『珊瑚抄』シリーズ3作からのベスト選曲盤。三線が奏でる音楽は心地良く、聴く人のココロを穏やかにしてくれる。夏に聴く至高の1枚としてオススメ。
昭和歌謡史を彩った楽曲を3枚組にまとめた全集の上巻。当時を知る世代には懐かしく、若い世代には新鮮に響くであろう名曲がぎっしり。「青い山脈」「リンゴ追分」ほか、全50曲を収録している。
⇒昭和の大ヒット大全集(下)はこちら
昭和歌謡史を彩った楽曲を3枚組にまとめた全集の下巻。当時を知る世代には懐かしく、若い世代には新鮮に響くであろう名曲がぎっしり。「川の流れのように」「高校三年生」ほか、全50曲を収録している。
くるり、初のベスト・アルバム。シングル全17曲を完全収録したうえ、初CD化となる映画『リアリズムの宿』テーマ・ソング「家出娘」や、アルバム未収録曲なども聴ける豪華絢爛な2枚組。⇒♪くるり特集♪をチェック!
好評を得たカヴァー・アルバム『VOCALIST』の続編。前作に引き続き、女性シンガーが歌った名曲を生ピアノやアコギといったシンプルな編成でカヴァー。バラードの名手ならではの染み入るような歌声を堪能できる。
ビクター以下、各社混在型のフォーク〜ニューミュージック・コレクション。タイトルと裏腹に実は“まざあ・こんぷれっくす”“ばっくすばにい”といったバンド名が象徴するニューミュージック黎明期の“いい感じ”を収集することがテーマと見た。侮れません。