ボニーは小さなねずみの女の子。おとうさんとおかあさん、それに、たくさんのおねえさん、おにいさんといっしょに、地下室にある、うえきばちに、すんでいました。でも、かぞくがあんまりおおすぎて、家は、いつもぎゅうぎゅう。だから、ボニーは、いつも、うえきばちから、おしだされてしまうのです。「あたし、どこにねたらいいの?」ボニーは、しょんぼりと地下室をでて、人間のすむ世界にあがっていきました。そして、その家の女の子、メアリーの部屋でボニーが見つけたのは…?!さし絵がたくさんはいった、たのしいものがたり。小学校低・中学年〜。
小さいってどんなこと?みじかなことからものの本質にせまります。やさしくユーモラスな「科学絵本」。
大正年間、大財閥と並び称された鈴木商店は、米価急騰の黒幕とされ米騒動の焼打ちにあった。だが本当に鈴木は買占めを行ったのか?丁寧な取材を経て浮かび上がる、一代で成長を遂げつつも、近代的ビジネスとの間で揺れながら世界恐慌の荒波に消えた企業の姿。そして大番頭・金子直吉の生涯。城山文学の最高傑作。
動物のサイズが違うと機敏さが違い、寿命が違い、総じて時間の流れる速さが違ってくる。行動圏も生息密度も、サイズと一定の関係がある。ところが一生の間に心臓が打つ総数や体重あたりの総エネルギー使用量は、サイズによらず同じなのである。本書はサイズからの発想によって動物のデザインを発見し、その動物のよって立つ論理を人間に理解可能なものにする新しい生物学入門書であり、かつ人類の将来に貴重なヒントを提供する。
ある日、のねずみくんが家に帰ると、床下から「ずんだだ…ずん…ずん…」と音がします。のねずみくんは、床を「とんこととん」とノックしてみます。音の原因は、床下に引っ越してきたもぐらさんだったのです。
20言語で翻訳出版、世界中で話題の絵本がついに日本上陸!ハンブルグからニューヨークへ小さなネズミが、大西洋を飛んだ!!
1927年、リンドバーグが初の大西洋横断飛行に成功。本書はその15年前、1912年のハンブルクが舞台。知りたがりやの小ネズミは、人間の図書館で何日も本を読みふけっていた。ある日、仲間のところに戻ってみると、ネズミは1匹もいない。「ばね式ネズミとり」が発明されて犠牲になり、仲間たちは住みにくい町を捨てて、自由の町NYへ旅立っていったにちがいない。しかし、仲間を追って港に向かった小ネズミはネコたちに阻まれ、乗船もままならない。追いつめられたあげく、ふと前をよぎるコウモリを見て、ひらめく。
「そうだ! 大西洋を飛んでいこう!」
小ネズミの試行錯誤が始まった。本を読み、材料を集め、飛行機をつくる日々。1回目の飛行、ハンブルク駅舎から飛んで落下したとき、目の前を走る蒸気機関車を見て、蒸気の動力を利用することに思いつく。
2回目の飛行、ハンブルク港では機体が重すぎて失敗。しかし、その飛行が新聞記者にスクープされて街中の話題になり、人間ばかりかフクロウやネコの追跡を受けることになる。
そして、ある霧の濃い日、子ネズミは意を決して、町で一番高い教会から飛び立つ。追いかけるフクロウたち、かろうじて逃げ切った小ネズミは、西を、NYを目指して飛行を続ける。朝、摩天楼のそびえ立つNYに到着。空を見上げて驚いた人間たち、そしてネズミたち….やっと仲間に会えた。
「ときとして、最も小さきものが、壮大なことをやってのける」
ヒーローとなった小ネズミは、アメリカの町から町を巡って、航空ショーを披露した。街角でそのポスターをくいいるように見つめていた少年….彼の名前は、チャールズ・リンドバーグ。
女医の千草の手伝いで、一人でお使いに出かけたお国。帰り道に耳にしたのは、お囃子の音色。フラフラと音が鳴る方へ覗きに行ったはいいが、人っ子一人、見当たらない。次郎吉も話半分に聞いていたが……。
毎年大好評の木版画年賀状シリーズ、待望の「2020年ねずみ年版」登場!
デジタルの時代だからこそ、心のこもった手作り年賀状が見直されています。
「版画は彫ってみたいけど、でも絵が描けない・・」そんな人にぜひ使ってほしいの が本書です。
簡単に彫れる1版刷りから、本格的な4版刷りまで、ねずみ年の下絵を刷り見本付きで26点収録しました。
下絵を切り取って版木に貼り、そのまま(薄紙の下絵ごと)彫れるので、版画が初めてという方でも手軽に木版画を楽しめます。
令和の年もやっぱり、作って楽しい、送ってうれしい、もらってうれしい手作りの年賀状!
さあ、木版画の年賀状を送りましょう。
1版刷り:14点
2版刷り:7点
3版刷り:2点
4版刷り:3点
嶋本好花(しまもとコノカ)19才。コノカが大阪にうまく適応できなかった原因は、おばあちゃんの代から続く芸人一家だということ。その上五つ上の兄が人気漫才師になったことでさらに面倒に。すっかり誰も寄せ付けない精神的引きこもり高校生になったコノカの夢は、東京に出て匿名生活をおくることだった。けれどドジで世間知らずのコノカは、居酒屋のバイトをクビになり、通りかかったペットショップで一匹の白いハリネズミに運命の出会をする。超可愛い上になんとそのハリネズミは大阪弁をしゃべるのだ! ところがハリくんとの切実な会話を目撃され、さらにTwitterに動画をあげられ、「ハリ乙女」というあだ名で一躍、時の人になってしまった。しかし夢は長くは続かず、ハリくんに異変が……。累計300万部突破の大人気シリーズ『若おかみは小学生!』の著者が手掛けた、自分らしく生きることが難しいあなたに届けたい、”自分だけの幸せを見つける物語”。 解説:橘もも
〈鼠〉こと次郎吉の家に大工の辰吉が怒鳴り込んできた。自分の留守中に女房のお里が身ごもり、その父親は次郎吉だというのだ! 失踪したお里を捜すうち、意外な裏が見え始めてきたーー。シリーズ第4弾!
江戸の宵闇、屋根から屋根へ風のように跳ぶ、その名も盗賊・鼠小僧。しかし昼の顔は〈甘酒屋の次郎吉〉と呼ばれる遊び人。小太刀の達人・妹の小袖とともに、江戸の正義を守って大活躍する熱血時代小説。
日が暮れると、はりねずみは、友だちのこぐまの家へ出かける。一緒に星を数えて夜を過ごすのだ。途中、白い馬を見つけて、はりねずみは、霧の中へ入って行く。深い霧の中で、道に迷ってしまったはりねずみは、こわい思いをしながら、あちこちさまよって、とうとう川に落ちてしまい…。 世界的に評価の高いロシアのアニメーション作家の初めての絵本。詩情あふれる美しい世界が展開する。
ねずみくんはおおきくなったらなにになるの?ねみちゃんのしつもんに、ねずみくんはかんがえこみます。そこへ、なかまたちがつぎつぎやってきて…。
人間の姫に恋をして、ハツカネズミ社会を追放された小さなネズミ、デスペロー。地下牢の暗やみでくらし、光にあこがれとにくしみをいだくドブネズミ。いつか自分がお姫さまになると信じているめし使いの女の子。それぞれの冒険は、どうなるのでしょうか。愛とゆるし、そして勇気と希望に満たされた、あたたかい物語。2004年ニューベリー賞受賞作。
ネズミ類研究の最前線ーー多様性や進化研究のモデル動物として注目されるアカネズミをはじめ,琉球列島のケナガネズミやトゲネズミ,人間とのかかわりが深いハツカネズミ,ネズミ類が媒介する人獣共通感染症など,気鋭の研究者たちが多様で興味深い研究内容を紹介する.
はじめに(本川雅治)
序 章 日本のネズミ(本川雅治)
I 進化
第1章 日本のネズミの起源(佐藤 淳)
第2章 日本のネズミ化石(西岡佑一郎)
第3章 アカネズミの形態変異(新宅勇太)
第4章 アカネズミの集団史と進化(友澤森彦)
II 生態・生活史
第5章 アカネズミの採餌行動(島田卓哉)
第6章 アカネズミの社会行動(坂本信介)
第7章 実験動物としてのアカネズミ(越本知大)
第8章 琉球列島のネズミ類(城ヶ原貴通)
III ヒトとネズミ
第9章 ハツカネズミの歴史(鈴木 仁)
第10章 ネズミ類が媒介する感染症(新井 智)
終 章 これからのネズミ研究(本川雅治)
あらいぐまの家から、じゃがいもが盗まれました。ねずみの仕業です。でも、取り返したらねずみたちが困ります。そこで……。助け合いの喜びを伝える絵本。