泉鏡花を囲み、酒肴を楽しむ鏡花会。割烹旅館「湖畔亭」で第八回鏡花会が催されることに。鏡花の愛読者である女将が会場を提供したいと申込んできたというのだ。強度の潔癖症の鏡花にとって見知らぬ土地で、出される食べ物を食べ、宿泊するなどとはもってのほかだが、編集者碓井鯛之介に引っぱり出されてしまう。折しも八月、実際に蝋燭を立てて「百物語」をすることに。百の怪談が語られ、百本の蝋燭が消されたとき、第一の殺人が!しかも、被害者は右腕を切り落とされていた。執拗に女将を疑う地元の出席者たちだが、彼女はただ、「龍神の祟り」と繰り返すのみ…文豪ミステリシリーズ、第二弾。
コラリーを気にいった王太后は、彼女をテランスと結婚させようと企んでいた。それを察したテランスはフェリックスに彼女を連れ、ローランスを早々に離れるよう命ずる。そんな中、ボナバンが行方不明だという話がコラリーに伝わる。彼女は、ボナバンの行方を調べるため、フェリックスとともに彼の事務所へと向かった。しかし、そこで見たものは無残に荒らされた事務所の姿だった…。
私たちの身体と心をつくる「体内時計」の秘密!ものを感じ、意識し、覚えるー脳の研究が進むにつれ、これらの活動のメカニズムが明らかになってきた。そこで大きな役割を果たしているのが、たくさんの「体内時計」。さまざまなリズムで時を刻むこれらの時計の起源は、生命が誕生した数十億年前にまでさかのぼることができる。すでに死滅した種のために設計された時計に動かされる私たちの脳は、何を考え、何を目指すのか?世界的に著名な分子生物学者が、最新の研究成果を紹介しながら、鋭くも温かい洞察で現代科学の進むべき道を照らしだす記念碑的傑作。
四季追い、生態を分かりやすく。第一人者の30年の成果。写真、イラスト、データも充実。
幾多のハートを狩りまくってきた柳生流一郎は、優秀な数学教師にして自称「愛の狩人(ハンター)」だ。彼の新たな狩り場は聖アーサー学園・山の上校。さっそく純情な純くんをゲットした流一郎だが…!?泣く子もタラす愛のハンター様のご活躍を描いた人気シリーズが、文庫で登場。
死の衝撃をどう乗りこえたか。結婚生活はどうだったのか。家族の問題、経済問題を、いかにクリアしたか。どうやって立ち直ったのか。…心に迫るリアル・ドキュメント。
「IT革命」を主導するアメリカは、そのソフトのほとんどを押さえることで世界の情報覇権を握った。日本のeビジネスも、アメリカに牛耳られているに等しい。さらに、弱体化した日本企業の買収・合併を企てるアメリカ企業が目白押しであり、低金利の日本市場からは日本円・年間10兆円がアメリカに還流している。次世代コンピュータ、超電導、ロボット、代替エネルギーなど日本の先端技術は巧妙に盗み取られ、目を転じればODAやIMFへの出資は大盤振る舞いのままである。この状態を放置すれば、「たかられる日本」は「乗っ取られる日本」になってしまう-。
本書は全部で12章からなっており、一日にひとつずつやっていくと、たった12日間で「気」のエキスパートになれる。また、それぞれが独立した「気」の体系なので、気に入ったところから始めたり、必要に応じて使うこともできる。組み合わせて楽しむことも自由だし、「気」の修行法の相関関係などもわかるようになっている。使い方はあなた次第!自分に合った方法で「気」を使いこなしてほしい。
本論では、中世ネーデルラントの女性の生活史に、重要な役割を演じたベギンホフ成立の契機と、中世においてベギンホフが果たした多面的な機能についてこれまでの研究および史料をてがかりに考察している。それを通じて、何故ベギンの生活が中世の女性にアピールしたか、という問題に答えた。
著者は、糖尿病・肥満専門医として名高い岡部クリニックで、多くの人々の食事指導にあたっている。本書では、その経験を生かして、上手に体脂肪を落とすために、少しでもラクに食生活を変えられるようなヒントをまとめた。改訂された食品成分表をもとにした、まったく新しいタイプのカロリーブックとも言える。ダイエットのみならず食事制限を必要とする人たち必携の一冊である。
普遍的で重要な疾患を取り上げ、第一線の専門医の指導により、内容の充実をはかった。理解を深めるために図解を豊富に用い、病気の本質を示す特徴はイラストで表現し、必要に応じ検査写真を掲載し、平易に説く。
いま、あらためて語り継ぎたい「無私」と「慈愛」の人。明治、大正、昭和を生き抜いた感動の生涯。