本書は「なぜ」を解きつつ日本民族の始源にまで遡る。
まるで「さよなら」をするために恋をするような…ちょっとせつなくて、心に痛い五つのラブ・ストーリー。-約束の時間から一時間。彼はきっと来ない、来るわけがない。恋はいつしか壊れていくものー終わった恋にエンド・マークを打つために勇気をふるって、一歩を踏みだした女の子たち。そして、それは新しい恋の始まり…五つの恋が壊れていくありさまを描く恋愛小説集。
天台の秘法『三大財運天祈願法』を伝授。財運を高めことで、不況を乗り越え人生を好転させる法。地震やテロ事件から身を守る法をくわしく解説。
子どもたちの飾らないことばとやさしいまなざしがいっぱいの、豊かな感受性にあふれた詩集。
城代家老の“御意討ち”を命じられた新八郎は、直に不正を糺すが、逆に率直な説明を受け、初めて真実を知る。世間の風聞などは信を置くに足らぬと説いた著者の人間観が現れる「宗近新八郎」。藩の“家宝”が象徴する武家の権威を否定して“人間第一主義”を強調する「浪人走馬灯」。生命を賭けるに値する真の“堪忍”とは何かを問う「ならぬ堪忍」など戦前の短編全13作を収める。
“きのこがまいごです。さがしにいってきます”こぶたのスパゲッティやさんがゆでたてのスパゲッティでおてがみをかいてでかけたすきに、だれかが2ほんつまんでたべてしまいました。なんてかいてあったのかしら。「あのこがまいご?」あのこってだれでしょう。5、6歳から。
水銀は、その歴史も古く、エジプトの古墳や中国の遺跡からも水銀利用の出土品が見つかっています。生活のなかに見近に溶け込んでいる水銀。ちょっと意外なその周辺の話を探ってみます。
詩人の「わたし」と恋人の「S・B」と猫の「ヘンリー4世」が営む超現実的な愛の生活を独創的な文体で描く。発表時、吉本隆明が「現在までのところポップ文学の最高の作品だと思う。村上春樹があり糸井重里があり、村上龍があり、それ以前には筒井康隆があり栗本薫がありというような優れた達成が無意識に踏まえられてはじめて出てきたものだ」と絶賛した高橋源一郎のデビュー作。
武士道の光り輝く最高の支柱である「義」、人の上に立つための「仁」、試練に耐えるための「名誉」-本書は、強靱な精神力を生んだ武士道の本質を見事に解き明かしている。武士は何を学び、どう己を磨いたか、これを知ることはすべての現代人にとって重要である。英文で書かれ、欧米人に大反響を巻き起こした最高の名著を、奈良本辰也が、平易な文体で新訳。
半年がかりで書き上げた長編が、やっと見本になった!推理作家・有栖川有栖は、この一瞬を味わう為にわざわざ大阪から東京へやってきたのだ。珀友社の会議室で見本を手に喜びに浸っていると、同業者の赤星学が大きなバックを肩に現れた。久しぶりの再会で雑談に花を咲かせた後、赤星は会議室を後にした。「行ってくる。『海のある奈良』へ」と言い残して…。翌日、福井の古都・小浜で赤星が死体で発見された。赤星と最後に話した関係者として、有栖は友人・火村英生と共に調査を開始するがー!?複雑に絡まった糸を、大胆にロジカルに解きほぐす本格推理。
本書で教材に取り上げた古文書は、主として東京都多摩地方の名主文書でありますが、教習内容に応じ適宜抜粋して図版に掲げました。また、版本は著者の蔵本です。
今までのテクニカルライティングは、教育者や企業内文書専門家の指導で成長してきました。これらに学びつつ本書は、企業内で報告書作成を実践してきた技術者の立場から、あくまで現場に即してまとめたものです。この中には、読み手の気持ちになって書くというテクニカルライティングの思想と、業務の一環として実務との相互作用のなかでテクニカルライティング技術を活かす方法を述べています。また、わかりやすく・まぎれなく書く技術を、豊富な解説と例題によって説明します。