石と水、そして木。日本庭園はこれらを美しく組み合わせ、その地の自然と歴史と文化を一体として表現した。方寸のなかに宇宙を展望しようとしたのである。その構成はどのようなものか、魅力はどこから生じるのか。神仏の庭、貴族の庭、大名庭園、庶民の庭を訪ねて考察する。また、植栽、石組、水工などの作庭技術を詳細に解説する。名庭名園三十六景の見方、味わい方も具体的に紹介する、本格的日本庭園入門書。
定番ハーブ90種とハーブガーデン、ハーバル、ハーバリストを古典植物誌や文学作品、神話伝説、迷信などと写真を交えて紹介する読むハーブ事典。
落語は人間の業を描くものというが、新作でそれをやってのけたのだから凄い。寄席やテレビでは時間の制約からショート・ヴァージョンだが、本作は65分超の掛け値なしの完全版。古き良き東京弁の歯切れの良さ、間の見事さ、これが本物の東京落語です。★
日テレの長寿番組『笑点』の司会で国民的人気を得た“五代目”圓楽の独演会シリーズ。昭和52年から55年にかけて上野鈴本演芸場で行なわれた演目で、実力者ならではの軽快な語りで聴く者を惹きつける。
ニュージャージーの私立高校生アリスは、自分の暮らす世界になんの疑いもなく毎日を送っていた-ある夏、幼なじみで運命の人だと信じていたマシューがメキシコで行方不明になるまでは。深い悲しみに打ちのめされるアリスだが、卒業へと向かう日々をマシューを愛したひとたちと過ごすうちに、ほんの少しずつ変化がおとずれる。大切なひとのために生きつづけること、喪失感の果てにきざす光があるということ、罪をゆるすということ…アリスは死と愛についてひとつひとつ学んでゆく。繊細に、そして驚くほどのリアリズムで著者が描くのは、悼みと勇気、愛と超越、誠実さと記憶が織りなす青春の物語、時におかしみを漂わせ、時に胸を突き刺すそのみずみずしい語り口は、読む者の心を深く震わせる。
アメリカ各地に点在する日本建築と日本庭園。だれが、いつ、なんのために?知られざる“アメリカン・ジャパニズム”発掘。
80年代を代表するアイドル、河合奈保子の音楽活動を網羅したボックス・セット。80〜94年にリリースされた18枚のオリジナル・アルバムに特典CDとDVDを加えた内容だ。自ら作曲やピアノ演奏などを手がけたアーティスト的な姿も楽しめる。
創造、破壊、革新、回帰、反復、引用、主観、客観ー言葉では言い表せない森羅万象を包みこむ、新しい形の画文集。「見えないもの」と「見えるもの」をつなぎ、読むもの、観るものを揺さぶる105の世界。横尾忠則の日常と創作の秘密がいま、明らかになる。幼少5歳児の驚くべき模写から、Y字路まで、計105点を収録。全頁オールカラー&全作品自己解説付き。
最新実例と簡単にできるノウハウを大公開。
結びの基本から飾り結び、そして現場での応用まで幅広く対応しています。豊富なイラストと写真を見ながら複雑な結び方までマスターできます。雪吊りとワラボッチのつくり方もさらにわかりやすく解説しています。庭づくり以外にも役立つロープワークも満載。
世界遺産として登録されていることも多い京都の禅寺の中から21の名庭を厳選し、禅僧ならではの視点から庭に込められた禅的な悟りを紹介し、世界的庭園デザイナーならではの視点から遥か先達の作庭意図を読み解く、今までにない「京の禅の庭」解説書、決定版。